文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海
デイトナ「リメット」の特徴
ヘルメットの内装は皮脂やホコリが付着し、高温多湿な夏場は汗も染み込んで雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因にもなる。根本的な解決方法は内装を洗濯して天日干しすることだが、頻繁に洗濯するのは面倒。そこで人気商品となっているのがデイトナの「リメット」。
ドライヤーのように送風するだけではなく、内蔵ユニットから発生するプラズマイオンがアンモニア臭と硫化水素臭を消し、カビも抑制。アンモニアと硫化水素は2時間ほどで激減するデータがあるから、タイマーを3時間または6時間にセットしてヘルメットを載せておけばいい。モバイルバッテリーで稼働させられるが、スマホ用充電アダプターなどを使って100Vコンセントに繋ぐ方法が現実的だ。
デイトナ「リメット」使用レビュー
来店客用のサービスとして、オートバイ販売店や用品量販店、ライダースカフェなどにも置かれているヒット商品。静かな室内環境だとモーターの作動音とファンの風切り音が聞こえるので、僕は玄関横のシューズラック上に置いて使っている。
乾燥能力は見た目以上に高い。汗だくのヘルメットでも30分程度で乾くから、夏場の帰宅後は毎回活用中。ヘルメットが乾いた後はホルダーを使ってグローブの乾燥にも使っている。
正直なところプラズマイオンの効果は判らないが、特に臭いが気になったことはないので効いているのだろう。AC電源アダプターは付属しないので、家庭にあるUSB充電器を使うのがいいだろう。
【より清潔にするなら】ヘルメットの内装を洗濯してみよう!
内装生地は暗い色が多いので汚れが目立たないが、被るたびに間違いなく皮脂、汗、ホコリ、排気ガスで汚れていく。現在は内装の脱着が簡単に行える製品が多いから、外して洗うことがベスト。僕も最初は面倒に感じたが、慣れれば内装の着脱所要時間はどちらも2〜3分。
洗濯機の水流を「弱」にセットし、衣料用洗剤は薄めにしている。洗濯終了後に乾いたタオルを押しつけて水分を抜くと早く乾いて生乾き臭も防げる。汗だくになる夏場は4〜5回被るごとに外して洗っている。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海