ヤマハの「Rシリーズ」の国内における末弟がこのYZF-R25。抜群の扱いやすさとスタイリッシュな外観、そして使い方を選ばない守備範囲の広さで、若者からベテランまで、幅広い層に支持されている名機である。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ「YZF-R25 ABS」ライディングポジション・足つき性

シート高:780mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ヤマハ「YZF-R25 ABS」ライディングポジション・足つき性

先代よりハンドルが22mm低くなったが前傾はきつくない。上体を伏せたコーナリング姿勢では肘の収まりが良く、手首の負担も減った。サスの沈み込み量は減ったが、身長160cm程度のライダーでも足着きに不安はない。

ヤマハ「YZF-R25 ABS」各部装備・ディテール解説

画像: スポーツ面を強化しても、日常の使い勝手を犠牲にしないのがYZF-R25の魅力。センターカウル中央にはウイングレットを設置。

スポーツ面を強化しても、日常の使い勝手を犠牲にしないのがYZF-R25の魅力。センターカウル中央にはウイングレットを設置。

画像: 全回転域でトルクフルなパワー特性で高く評価されている水冷DOHCツインは継承。パワースペックは35PSとトップレベルにある。

全回転域でトルクフルなパワー特性で高く評価されている水冷DOHCツインは継承。パワースペックは35PSとトップレベルにある。

画像: ブレーキはΦ298mmシングルディスク、ホイールは軽量な10本スポーク。2021年モデルからはABS標準装備モデルのみ。

ブレーキはΦ298mmシングルディスク、ホイールは軽量な10本スポーク。2021年モデルからはABS標準装備モデルのみ。

画像: スイングアームはスチール製。リアブレーキは220mm径、タイヤはIRCのRX-01を装着している。

スイングアームはスチール製。リアブレーキは220mm径、タイヤはIRCのRX-01を装着している。

画像: MotoGPマシン・YZR-M1のようなセンターエアダクトを装備したフロントマスクは非常に新鮮なイメージ。ヘッドライトはLED。

MotoGPマシン・YZR-M1のようなセンターエアダクトを装備したフロントマスクは非常に新鮮なイメージ。ヘッドライトはLED。

画像: メーターは液晶フルデジタル。オド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費やギアポジションが表示される液晶パネルとなった。

メーターは液晶フルデジタル。オド&ツイントリップ、瞬間&平均燃費やギアポジションが表示される液晶パネルとなった。

画像: シートは座面が広く、滑りにくい表皮を採用したセパレートタイプ。シート高は780mmで足つき性も良好。

シートは座面が広く、滑りにくい表皮を採用したセパレートタイプ。シート高は780mmで足つき性も良好。

画像: 小ぶりではあるが、タンデムシート下には小物やETC 車載器などを収納可能なスペースを確保。実用性の高さも魅力。

小ぶりではあるが、タンデムシート下には小物やETC 車載器などを収納可能なスペースを確保。実用性の高さも魅力。

画像: スポーツバイクらしく絞り込まれたテールカウル。テールランプ、ウインカーはオーソドックスな電球タイプ。

スポーツバイクらしく絞り込まれたテールカウル。テールランプ、ウインカーはオーソドックスな電球タイプ。

ヤマハ「YZF-R25 ABS」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2090×730×1140mm
ホイールベース1380mm
シート高780mm
車両重量169kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク60×44.1mm
圧縮比11.6
最高出力26kw(35PS)/12000rpm
最大トルク23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm
変速機形式6速リターン
燃料タンク容量14L
キャスター角25°
トレール95mm
タイヤサイズ(前・後)110/70-17M/C(54S)・140/70-17M/C(66S)
ブレーキ形式(前・後)ディスク・ディスク
メーカー希望小売価格66万8800円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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