レイト商会「匠 バージョン2」の特徴
独自二重構造・メイドインジャパンの超高品位モデル
雨、風、ホコリ、紫外線をしっかりブロックするために最適な素材をチョイスし、外側と内側を別々に製作してから縫い合わせるという手間の掛かる製法を採用。日本の職人の手によって丁寧に作られているのが匠(たくみ)シリーズ。
外側は紫外線に強いガンメタコーティングが施され、浸水軽減と接合部の縫製強度アップのため二重縫製を採用。内側は車体の傷付きを防ぐソフトな素材とエンジン/マフラーの熱による溶け、焦げを防ぐ耐熱性素材が部位に応じて使い分け分けられている。サイズは250ccクラス対応から、サイドケース、トップケース付き大型ツアラーモデルに対応、BMWのR1200GS、ホンダGL1800ほかの車種専用まで、全28タイプまでラインアップされている。
レイト商会「匠 バージョン2」テスト&レポート
内側に耐熱素材を使用しているので、エンジン/マフラーが冷えるまで待つ必要がなく、そのまま被せられることが最大の魅力。
試用したLLサイズの重量は約1.8kg。構造的に裾側が重いが、その自重によって自然にカバーが被さっていく。前後のドローコードを引き絞ればしっかりとフィットするが、風の強いときのまくれ上がりが心配ならワンタッチバックル付きのセンターベルトを留めておけばいい。
「匠」の商品名が示すように、どこをとっても高品質で丁寧な作り。それだけに高価だが、一度使えば納得できるはずだ。個人的に前モデルの「MCP」を5年間ほど使っていたが、基本性能は劣化しなかった。この「匠」はさらに頑丈になっているから、より長く使えそうな印象だ。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海