ホンダ新型「ホーネット」に採用される新設計エンジン
2気筒エンジンは、軽量コンパクト・ショートストローク設定・270度クランク・ユニカムOHC
2021年秋にイタリア・ミラノで開催されたEICMA 2021において、ホンダが「ホーネット・コンセプト」を公開して大きなニュースとなったのは記憶に新しい。
2022年6月になるとホンダUKのWebサイトに「ホーネット・コンセプト」のページが設けられ、市販車を想わせる完成度で、ダイナミックなイメージのデザインスケッチも公開。
さらに、デザイナーや開発者のコメントと共にティザー動画も用意されていた。こうして新たなミドルネイキッド「ホーネット」の姿は次第に具体的になってきたが。そして2022年9月9日、今度は「ホーネット」に搭載されるために新開発されたというエンジンが公式に姿を現した。
このエンジンは排気量755cc、軽量・コンパクトな水冷並列2気筒で、数値は未公表だがショートストローク設定。クランクは90度Vツインと同じ爆発間隔となる位相角270度を採用し、ツインらしい歯切れ良い鼓動感を強調。バルブトレインはアフリカツインのエンジンにも採用されていた4バルブのユニカムOHC機構で、最高出力67.5kW(≒92PS)/9500rpm、最大トルク75Nm/7250rpmを発揮。「ホーネット」らしい、力強くシャープな走りを期待させる。
またこのエンジンは「ホーネット」だけではなく、ミドルサイズのアドベンチャーとして復活が噂されている、新型「トランザルプ」にも搭載されることになりそうだ。
公式動画
まとめ:小松信夫