トライアンフ「スピードトリプル1200RR ボンド・エディション」とは?
トライアンフ ×「007」のコラボレーションモデルが再び登場
トライアンフと「007」シリーズという、ある意味でイギリスを象徴している二者。2021年に公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で公式モーターサイクルパートナーとしてタッグを組み、トライアンフのタイガー900やスクランブラー1200がアクションシーンに登場したのも記憶に新しい。
そして今回、「007」映画公開60周年を記念し、再びのコラボレーション。主人公のジェームズ・ボンドの名を冠した限定モデル「スピードトリプル1200RR ボンド・エディション」が発表された。
車名の通り、ベースとなったのは「スピードトリプル1200RR」。同車は、「スピードトリプル1200RS」に、ロケットカウルやセパレートハンドルを装着、さらに前後サスペンションも電子制御タイプのオーリンズ製とした最高峰モデルとして注目を集めている。
強力な3気筒エンジンや贅沢な造りの車体、最新の電子制御デバイスなど、スーパースポーツに匹敵する高いポテンシャルはそのまま。ブラックとグラナイトグレーとダークグレーを組み合わせ、ゴールドのラインを配した美しくも個性的なボディカラーを採用。
英国的なシックさと、その名に恥じない精悍でスタイリッシュなイメージも表現。ロケットカウルには、「007」シリーズの冒頭シーンでおなじみの「ガンバレル」をモチーフにしたデザインも入っている。
燃料タンクにはユニークなカスタムペイントが施されている。「007」シリーズの全25作品のタイトルがオリジナルのフォントもそのままにあしらわれた。公式ロゴとゴールドで手描きされたコーチラインもプラス。
シュラウドに入る「SPEED TRIPLE 1200RR」の車名ロゴや、タンクに入るTRIUMPHロゴも、ボンド・エディション専用にデザインされたものだ。
トップブリッジには「007」60周年記念プレートが埋め込まれていて、シリアルナンバーも刻印。これとは別にトライアンフのニック・ブロアCEOの直筆署名入り証明書も付いている。
さらに、このプレミアムモデルのために用意された、「007」60周年ロゴとトライアンフのエンブレム入りの屋内用バイクカバーも付属する。
「スピードトリプル1200RR ボンド・エディション」は、日本では税込価格289万5000円で販売される。日本への割り当て台数は限定60台の中の5台で、購入希望が多かった場合は抽選が行われる予定。
トライアンフ「スピードトリプル1200RR ボンド・エディション」の主なスペック
全長×全幅×全高 | NA×NA×1120mm |
ホイールベース | 1439mm |
シート高 | 830mm |
車両重量 | 200kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 1158cc |
ボア×ストローク | 90×60.7mm |
圧縮比 | 13.2 |
最高出力 | 180PS (132kW)/10750rpm |
最大トルク | 125Nm/9000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23.9° |
トレール | 104.7mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ220mmディスク |