1200ラリープロを特徴づけるのはその足回りで、フロント21インチ、リア18インチ径のスポークホイール、タイヤはメッツラーのKaroo Street、ストロークの長い電子制御サスペンションなどでオフロード走行向けに仕上げられている。コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールをはじめとする最新の電子制御デバイスも装備し、ライディングモードにはオフロードプロモードを追加。
上級版のエクスプローラーは、1200GTと同じく30Lタンク、大きなタンクを保護するガードバーを装備。安全性を高めるブラインドスポットレーダーも装備されている。
文:山口銀次郎、ゴーグル編集部/写真:柴田直行
トライアンフ「タイガー1200ラリー」インプレ(山口銀次郎)

TRIUMPH TIGER 1200 RALLY EXPLORER
総排気量:1160cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高: 875-895mm
車両重量:245kg
税込価格:251万9000円(RALLY PRO)/269万9000円(RALLY EXPLORER)
※写真はTIGER 1200 RALLY EXPLORER
オフロード走行を視野に入れたパッケージ
「妥協を許さないオフロードへの拘りを具現化」そんなフレーズがピッタリくるかもしれない、タイガー1200ラリーシリーズ。エンジンや車体自体はオンロード設定のGTと共通とするものの、特に足まわりパートの「オフロードを走行するなら!」といった欲求を満たしてくれるパッケージになっている。
道を選ばず突き進むタフなライダーに応えるモデルとして設定されたラリーシリーズだが、当然オンロード走行も見据えているので、極端なオフロード仕様に振っているというわけではないが、良きバランスで、程良い匙加減でグッとオフロードへの道が開かれたといえる設定が絶妙なのだ。

タイガー1200GTではさすがに立ち止まってしまうような状況でも、このタイガー1200ラリーシリーズでは涼しい顔して分け入ることが可能だろう。それはベースこそ同じであっても、キャラクターが全く異なるといえるほど別のモデルとして昇華している。
GTでも触れた軽量化&スリム化の恩恵は、ほんの数センチでもめまぐるしく状況が変化する不安定な路面を走行する上で、俊敏なコントロール性にダイレクトに反映してくるのだ。また、不整地とまではいかない林道などでの未舗装路での走破性や、快適性は格段に向上している。