メスティンの種類
メスティンといえば長方形の飯盒なんだけど、各メーカーから色んな種類が出てるので、軽く紹介。
まずメスティンの代名詞でもあるトランギアメスティン。
ちなみに取り扱いはカセットコンロで有名なイワタニ。
サイズは170×95×62(mm)で容量750ml。メーカー推奨の炊飯目安は1.8合まで。
同じくトランギアのラージメスティンだと207×135×70(mm)の容量1350ml。炊飯目安は3.5合まで。
で、このほかにも各社から色々出てるんだけど、メーカーによってサイズや材質も様々。
炊飯量を目安に考えるとざっくりと1合炊き、1.5合炊き、2合炊き、3号炊きあたりがラインナップされてる。ただし、炊飯量については、メーカーによってどれくらい余裕を持たせるかが違うので、あくまで目安ね。
1合炊きは種類が少ないけど、DAISOで扱ってるので入手難易度は低いよ。
自分が使ってるダイソーのフッ素加工メスティンは、175×97×73(mm)で容量850ml。炊飯目安は1.5合。トランギアメスティンより微妙に大きいのね。
メスティンへの収納例
参考までに最近のメスティンの中身を。トランギアメスティンも持ってるけど、最近はダイソーのフッ素加工メスティンを愛用してる。やっぱフッ素加工は便利よ。
まずはクリアケース。その中にオリーブオイルと岩塩とスパイス。
網とチタンゴトクは燻製用。
いざという時のメスティン折りも。これがあれば炊飯してもひっつかないからね。最後にホウキ&ちり取りと、ほりにしミニ。
ダイソーのフッ素コートメスティンは1.5合サイズで、トランギアメスティンより10mm位背が高いので、トランギアメスティンの場合はホウキ&ちり取りまでは入らないかも。
メスティンにフィットする各種アイテム
さて、メスティン用アイテム。割と軽い気持ちで調べ始めたら、数が多すぎてどうしたものかと。まだまだ他にもあるんだけど、気になったものを百均を中心にリストアップしていくよ。
百均商品は見つけたショップも併記してるけど、最近ってダイソーでもセリアでもキャンドゥでも同じっぽい商品を扱ってたりするので、ぶっちゃけどこでも売ってるかも。
鉄板(百均/ダイソー)
百均各社で販売してる鉄板。大体似たような感じだけど、キャンドゥだとリフターも付属してる。
鉄板
百均以外だと、厚みや製法にこだわったものも。肉を焼きたくなるね。美味い肉を。
鉄板用ターナー(フライ返し)
鉄板用ということで金属ターナー。メスティンに収まる設計ってのが嬉しいね。
網(百均/ダイソー)
百均でメスティン用網が登場する以前から、「ダイソーの網がメスティンにシンデレラフィット」っていうのは有名だったのよね。それから時は過ぎ、満を持しての専用品ですよ。
つい先日ダイソーにいったら、網のラインナップが拡充していた。今まで使ってたメスティン専用網(110円)に追加して、メスティン1.5合用(220円)、メスティン3合用(330円)。
参考までに、ダイソーの各種網サイズはこんな感じ。
メスティン専用網/141*70*15mm
1.5合用/158*89*15mm
3合用/184*122*17mm
五徳(ゴトク)
網にも足は付いてるけど、燻製をするならチタンゴトクがあると融通が利くよ。めっちゃ軽いしコンパクト。アルコールストーブにも使えるし、良いものですよ。
まな板(百均/セリア)
こんだけ小さいとまな板としてはどうなんだろう、という気もするけど軽い調理なら重宝しそう。ないと困るし。
折りたたみまな板
こちらは折り畳み式。長辺218mmになるので、かなり便利に使うことが出来そう。
しゃもじ
メスティンで自動炊飯する時にはかなり便利そう。
アルコールストーブ(百均/ダイソー)
百均だけど220円。しかし220円で購入できるアルコールストーブは他にないんじゃないかな、さすがダイソー。
エスビットとかの定番アルストよりも背が低い(約25mm)のがコンパクトで実に良い。
ネジコミ式のフタには密封用にシリコンのOリング的なものもついてる。輸送時も安心。
めっちゃ軽いしこんなんで火が付くのかなと思ってエタノールを入れて試してみた。
ついたわ。
カトラリ(百均/セリア)
ユニフレームの折りたたみカトラリにそっくり。登場したときはかなり話題になってて売り切れも続出してたとか。
ちゃんと固定用のスライドもついてる。ただ、個体差かもしれないけど、展開するたびに関節部分が外れる。都度はめ込みなおすのが面倒なので、個人的にはユニフレーム買った方が良い気がする。
同じくセリアで購入した分割式の箸と一緒に入れてみた。収納は余裕だけど、余った部分と高さをどう処理するかが腕の見せ所っぽいね。
メスティン折り(百均/ダイソー)
メスティンの焦げ付きを一気に解消してくれる便利アイテム。こいつがあればフッ素加工も不要だぜ。
クッキングペーパーを折れば作ることはできるけど、110円で完成品が購入できるのは、自分みたいなずぼらにはありがたい。ただ、キャンプしてると使うの忘れるのよね。
メスティン用調味料ボトル(百均/セリア)
液体用と粉末用があるし、サイズはメスティンにばっちり。液体も漏れにくいし最高です。上記のメスティン用クリアケースにもシンデレラフィット。
サイズはSとLで、各々液体用と粉末用がある。
小さいサイズの粉末用容器には、調味料や岩塩を入れてる。
大きいサイズの液体用ボトルには、オリーブオイル。
メスティン用クリアケース(百均/セリア)
これはもう最高ですよ。メスティン用収納。メスティンの中に色々入れてもバラバラにならない。これを買ってメスティンの活用幅が一気にひろがった。
同じくセリアで購入した調味料容器を入れるとこんな感じ。左右にわずかな隙間があるので、そこにもなんか入れられそう。
ダイソーのアルコールストーブと、エタノール入りの大きい収納ボトルがきっちりと収納できた。
ボウル&ザル
キャンプでパスタを茹でると、お湯からパスタを引き上げるのが結構大変なのよね。油断するとつるっとこぼれるし。そこでザル。しかもメスティンに収納できる専用設計。便利に決まってる。
ホウキ&ちり取り(百均/セリア)
これもかなりのお気に入り。撤収するときにテントについた葉っぱとか枯草を払うのが大変なのよね。でもこれがあればサクサクですよ。
キャンプツーリングでホウキとかブラシを持ってくのは敷居が高いけど、これなら余裕っすよ。
やかん
なんとメスティンにヤカンが入るんですよ。バンドックのアルミクッカーBD-907用なんだけどメスティンにも入るらしい。でもちょっと蓋が浮くとか。
参考までにバンドックのアルミクッカーBD907のサイズは170×105×65(mm)。
シングルバーナー
なんとバーナー。さすがにCB缶は入らないけど、バーナー本体がメスティンに収納できる。欲しい。
ウィンドスクリーン
強風時にはぜひ持っておきたいウインドスクリーン。風が強いと全然お湯が沸かないし、火も安定しなくなっちゃうよね。
メスティンに入るサイズだから小ぶりではあるものの、あればきっと役に立つはず。
インナーケース
メスティンはゆうてアルミだから、中に物を入れた時にゴロンゴロン鳴るのが気になる人もいるはず。そこでインナーケース。しかもトランギア製品ですよ。ロゴも良いね。
メスティンケース
メスティン自体を収納するケース。EVA製ハードケースなので、メスティン自体の変形が気になる場面でもちょっと安心。
飯盒箱
帆布製のメスティンケース。なにが良いってカッコ良い。このケースからメスティンだ出すだけで気分があがりそう。メスティン炊飯の蒸らしでも活用できそう。
ラージメスティンならおでんも映える
基本的に通常サイズのメスティン(1.5合から2合くらい)に使えるアイテムを紹介してるんだけど、ラージメスティンのも一個だけ。
ラージメスティンでおでんを煮込む際の仕切り。これ、めちゃくちゃ面白い。サイトの人気者になれるよきっと。
おでん仕切り
買っちゃった。
トランギアのラージメスティンに入れてみたところ、長辺は少し短く、短辺側はかなりタイト。あと、ちょっと背が高い。でも蓋は締まる。
次回のキャンプはおでんで決まり!
メスティンをタクティカルポーチに入れてシートバッグに装着
さて。メスティンを活用するために、中に収納できるアイテムとかを色々紹介してみたけど、お次はメスティンを普通にパッキングするんじゃなく、シートバッグに装着してみようかと。
色々詰め込んでもはやアイテム基地となったメスティンを、ご立派に特等席に置きたいわけですよ。
使うのはこれ。タクティカルポーチ。軍用ポーチのレプリカですね。
こいつはPALS/MOLLE規格のウェビング(帯)がついてるので、PALS/MOLLEサイズのウェビングを装着してるシートバッグに装着できるってわけ。
これで、見せる収納が出来るはず。
取付先に選んだのはデイトナのシートバッグシステムDH-750。これはPALS/MOLLEウェビングを活用したシートバッグで、拡張性に特化したモデル。自分だけのシートバッグを作り上げることのできるぞ。
さて、つけよう、と思ったら上記シートバッグシステムの拡張ポーチにメスティンが良い感じに収まるサイズってのがあった。
最初からこれ選んでおけば良かった。
気を取り直して取り付けてみた。良いですよ、良いですよこれは。シートバッグのポケットに入れるんじゃなく、専用ポーチを取り付ける満足感。
見た目にはマルチポーチが付いてるだけなんだけど、自分的にはもうたまらない。
だってこの中にぎっちりと内容の詰まったメスティンが入ってるんですよ。最高ですね。
まとめ
もはや定番アイテムとなったメスティンだけど、まだまだその可能性は無限大。キャンプでやりたい調理にあわせて内容を考えるのも楽しい。もはやただの飯盒ではないのだ。
レポート:若林浩志