大変だ。スーパーカブとSEIKOのコラボだぞ
スーパーカブがセイコーとコロボなんですよ。しかも5スポーツなんですよ。
まずは見てみて、これですよ。
発売時期、価格などはこんな感じ。
SBSA181
5スポーツ SKX Sense Style
スーパーカブ コラボレーション限定モデル
価格/4万7300円(税込)
発売時期/2022年11月発売予定
限定数/世界限定6000本(うち国内300本)
SEIKO 5スポーツとは
ひとことでいうと、機械式時計の裾野を広げた超名機の系譜。セイコー5って言ったほうが人によっては伝わりやすいかも。
ちなみに機械式ってのはぜんまいを動力とした電池を使わない腕時計。なんせ機械的な構造だけで作り上げられてるわけで、腕時計メーカーの高い技術を象徴するムーブメントなのよ。
そのご先祖というかルーツは、1963年に登場したスポーツマチックファイブ。SEIKO公式に年表あったのでこちらも参照してね。
当時をリアルタイムで知ってるわけじゃないけど、1960年にグランドセイコー登場。さらに年表にはないけど翌1961年にはキングセイコーいう流れなので、当時の期待度も相当なものだったはず。
そこから現在に至るまで、価格のアドバンテージとデザイン性、そして技術などの根底は変わらず、愛され続けてきたブランドなわけですよ。
くわしくはこちらを読んでね。
で、その5(ファイブ)の名を冠する現在のラインが5スポーツってわけ。
いうなれば、バイクの名車と腕時計の名機による夢のコラボですよ。
ディテールが本当に最高すぎる
さて細かいところを見ていくよ。なんで5スポーツの解説を挟んだかというと、5スポーツの歴史とスーパーカブのアイコンが絶妙にリスペクトされたデザインなんですよ。まずは正面。
11時と1時はウィンカーで12時はヘッドライト
これについては見たまんま。12時のヘッドランプに横溝があって、LEDヘッドランプの形状を表現してるのが芸が細かい。
ベゼルに30まで刻みがあるのは原付の最高速度っぽい
注目はベゼル(枠)部分。ダイバーズウオッチ的なデザインなんだけど、他のスポーツ5の場合は20まで目盛りが切ってあるのよ。でもこいつは30まで。おそらくだけど、スーパーカブ50の最高速度である30km/hをフィーチャーしてるんじゃないかな。書体もそんな感じだし。
過去の5ワッペン風のカブエンブレム
文字盤6時のちょい上にSuperCubのエンブレムがあるよね。で、エンブレムの外枠に注目したい。スーパーカブのエンブレムっぽいだけじゃなく、往年の5ワッペンっぽい雰囲気もあるのよ。微妙に違いはあるけど。
スーパーカブと5スポーツのコラボをデザインでも表現してるんじゃないかな。
背面は赤のシースルーバック
シースルーのスクリューバック。機械式時計ならムーブメントの動きが見えると嬉しい。さらに、この赤さがホンダ心をくすぐるよね。で、中央部にホンダロゴとカブエンブレム。あと限定生産なのでシリアルナンバーも付くはず。
リューズにはフューエルメーター
リューズの上部に別パーツっぽく見えるフューエルメーターデザインがあしらわれてる。光沢もあるし、クリアパーツでおおわれてるのかな。これ、実物みたらめっちゃ細かそう。たまらん。
ベルトはカブへの装着を配慮?
ベルトはG10ストラップ、いわゆるNATOストラップぽい形状。あとスーパーカブロゴとウイングマークがあしらわれてる。
NATOストラップだと背面のシースルーバックが見えなくなっちゃうのよ。でもあえてこれを採用した理由は、車体に装着した時に、カブに傷がつかないためだと予想。
上の公式画像もそうだし。カブのハンドルカバーってちょうど腕時計つけれるもんね。
あとはバックのプリントを保護する意味合いもあるのかも。
箱はもちろん専用箱
限定モデルだしそりゃ専用箱ですよね。箱の裏側には、ウイングマークとスーパーカブのロゴ。
まとめ
いや、これはほんとうに素晴らしいウオッチですよ。めっちゃ欲しい。
レポート:若林浩志