この週末は鈴鹿サーキットで全日本ロードレース最終戦「第54回MFJグランプリ」が行なわれます。最高峰クラスのJSB1000クラスこそ、前戦・岡山大会で中須賀克行が2年連続11回目のチャンピオンを決めましたが、残り3クラス――J-GP3/ST600/ST1000クラスは、この最終戦でチャンピオンが決まりますね。
きれいに晴れ渡った鈴鹿サーキットは、気温が低めで(=つまり空気が密→エンジンの吸気量が増える)路面温度もそうあがらない、という1年でいちばんタイムが出るレースといわれています。
最終戦を前にしての、チャンピオン獲得の可能性があるポイントテーブルは以下のとおり。ちなみにMFJグランプリということで、獲得ポイントが3ポイントクラスされますが、これは15位までのポイント獲得者すべてに3ポイントが加算されるので、ポイント争いには影響がありません。
J-GP3
1:尾野弘樹 115P 2:上原大輝 97P
ここは18ポイント差なので、たとえ上原が優勝しても、尾野は9位に入ればチャンピオン決定です。
ST600
1:荒川晃大 97P 2:小山知良 81p
荒川、小山とも1勝ずつを上げて16p差。小山が優勝でも、荒川は6位に入ればチャンピオン決定。
ST1000
1:渡辺一馬 98p 2:國峰啄磨 98p 3:高橋裕紀 86p
ST1000はチャンピオン対象が3人で、渡辺と國峰は先着した方がチャンピオン。高橋がチャンピオンになるには、高橋が優勝して、渡辺と國峰が5位以下、という条件となります。
決勝レースは10:05~J-GP3が始まります。サーキットにお越しいただいていないファンのみなさんは、MFJ公式Youtubeチャンネルで見られますよ~
写真・文責/中村浩史