ヤマハ「XSR700レガシー」の特徴
欧州市場で販売されるXSR700のバリエーションモデル
モダンで軽快なミドルネイキッドの「MT-07」をベースに、1960〜70年代のロードスポーツ的なエッセンスを加えたスタイリングを組み合わせたのが「XSR700」。これに対して「XSR700レガシー」は純粋なロードスポーツではなく、現代の系譜に連なる近代的なオフロード車が登場する以前、ロードスポーツをオフロードにアジャストさせたスクランブラー的なイメージの再現を狙っている。
専用設定のボディカラーであるスピードブロックシルバーの採用に加え、コンパクトな丸型LEDヘッドライトの前面にライトガードを追加。正立フロントフォークには、クラシックな雰囲気を感じさせるフォークブーツを装着。
元々スタンダードな「XSR700」もアップライトなバーハンドルだったが、「XSR700レガシー」ではハンドルブレースを備えたオフロード車的なハンドルを装着。グリップもバーエンドの貫通していないオフロードタイプのものにされた。
シートもスタンダードな「XSR700」とは異なる、プレーンな形状でクッションのぶ厚い、古典的なオフロードモデルを想わせるデザインに。
ステップバーもオフロード走行を想定した、大型でブーツをしっかりとグリップできる形状のものを装着された。
ホイールはスタンダードと同じ前後17インチ径のキャストホイールだが、標準装着されるタイヤは純粋な舗装路用ではなく、大きなブロックパターンが目立つ、デュアルパーパスタイプのピレリMT60RSだ。
ヤマハ「XSR700レガシー」の公式動画・写真
ヤマハ「XSR700レガシー」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2075×865×1120mm |
ホイールベース | 1405mm |
シート高 | 855mm |
車両重量 | 190kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 73.4PS/8750rpm |
最大トルク | 6.83kg-m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24°30′ |
トレール | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ298mmダブルディスク・Φ245mmディスク |
まとめ:小松信夫