SHOEIギャラリー横浜に15人の幸せもの!

先に発表されたSHOEIフルフェイスの最高峰モデルX-15<https://www.autoby.jp/_ct/17587412>。発売は23年1月が予定されていますが、それに先立って、オープンしたばかりのSHOEIギャラリー横浜に、なんと!SHOEI契約ライダー、マルク・マルケスがやってきました!
そこでSHOEIは、マルケスとファンのみんなとのふれあいの場を作ろうと、SHOEIギャラリー大阪と横浜でプレミアムイベントを開催。これは発売中の「SHOEI X-14 MARQUEZ6」特別仕様セットを購入するファンを招待してくれて行なうもので、大阪開催に20人、そして横浜開催に15人という超狭き門! この横浜開催の会場にお邪魔してきました!

画像: 抽選で当たった15人のお客さんとのプレミアムイベントでした

抽選で当たった15人のお客さんとのプレミアムイベントでした

会場はみなと横浜・山下公園すぐそばのSHOEIギャラリー横浜。マルケスの熱烈ファンに違いない15人が、マルケスのミニトークショーに、スペシャルサイン会、ツーショット撮影会と、たっぷり2時間、濃密な時間を過ごしていました。

マルケスはトークショーでひとこと。
「いつものレースウィークみたいに短い時間じゃなくて、たっぷり時間がとれるイベントが出来てよかった。まだ新型コロナウィルスが心配で、なかなか大々的にできないけど、今日の少人数イベントに来てくれて嬉しいです」

画像: 手前ボケしているのが2022年バージョンの日本GPスペシャルヘルメットです!

手前ボケしているのが2022年バージョンの日本GPスペシャルヘルメットです!

その後は、元グランプリライダーの上田昇さんの司会でレース以外のこと、サーキット外の生活やトレーニングのことを。それから近日登場予定の新X-15について。
――マルクはいつからX-15をトライしてたの?
「X-15はプロトタイプを、まず弟(アレックス)が21年のヘレスからかぶり始めたんだ。僕はその頃レースをお休みしていたから。僕がかぶり始めたのは22年のプレシーズンテストからかな」
――開発にはかかわっていたの?
「僕だけじゃなくて、SHOEIはたくさんの契約ライダーを意見を聞いてくれる。僕のところに届いた時には、もうかなり完成していて、僕は内装の構造とか、フィット感をあげるアイディアを言ったかな。僕はかなり顔と内装のフィットを気にするからね」
――プロトタイプはどうだった?
「まずね、エアロダイナミクスがすごい。僕らは300km/hで走る世界だから、トップスピードの時に頭がシェイクされるんだよね。ゆらゆら揺れるというのかな、新型はそれがなかった」
――ベンチレーションも良くなってる、って。
「そう! ヘルメットの中のエアの流れがいいんだよ! 特にヘルメットの中にエアがこもらないで、すごく上手に排出してくれるところね。暑い時には汗をかくでしょ? それがシールドの曇りにつながるんだけど、ぜんぜん心配しなくてもよかったんだ」
――もてぎの時にも言ってたもんね。
「そう! 日本GPの土曜はすごい雨だったでしょ? よく見てみればわかるんだけど、他のブランドのヘルメットを使っているライダーは、吐いた息がシールドにかからないように口の周りを覆うマスクをつけてたでしょ? 僕はぜんぜん平気だった! マレーシアでも同じことがあったね」
――マルクのヘルメットのグラフィックデザインはどうやって決めてるの?
「デザイナーが僕の自宅のそばに住んでいるから、彼とやりとりして、それをSHOEIがデザインしてくれてメールでやり取りしたりね。日本GPでかぶるスペシャルはSHOEIがいろいろアイディアをくれるんだよ」
――Xシリーズじゃなくて、タウンユースモデルもデザインしたんでしょ?
「そう、みんなトラックを走るわけじゃないから、タウンユースに合うような、タウンウエアも似合うようなデザインにしたんだ。どんなバイクにも似合うようにデザインしたから、クルーザーでもシティバイクでも、これをかぶってシティランしてほしいね」

画像: これが発売中のマルケスコラボの「MM93コレクション」。左がGT-air2 MM93、右はZ-8 MM93。マルケスもコレおすすめしてました

これが発売中のマルケスコラボの「MM93コレクション」。左がGT-air2 MM93、右はZ-8 MM93。マルケスもコレおすすめしてました

画像: こちらX-15=エックスフィフティーン、と呼びます

こちらX-15=エックスフィフティーン、と呼びます

サイン会は、15人全員が、購入したヘルメットやフォトカード、この日のために自分で持って来た私物にもサインしてくれる大サービス。ひとり最大6点までだったかな、この日に買ったヘルメットとは別に、すでに持っていたマルケスレプリカをふたつも持ち込んでいたファンもいました。あの人、3つ持って帰ったんだろうなぁ。

画像: すでにご自分で持っていたヘルメットも持ち込みでサインしてもらえていました!

すでにご自分で持っていたヘルメットも持ち込みでサインしてもらえていました!

会の最後には全員とツーショット写真を撮って終了。こんなにファンサービスしてもらえるファンも幸せだろうし、ファンのみんなと触れ合うマルケスも楽しそうでした。

「やっとレースシーズンも終わったけど、変わらずトレーニングやリハビリは欠かしてないよ。いろんなイベントにも出席できるし、やっぱりシーズンオフは気分が変わっていいよね。でもこれからクリスマスもニューイヤーもやってくるから、少し休暇を取って、また2月からのテストに万全の状態で臨まないとね。また来年も応援してね!」

マルク「ザ・スーパースター」マルケス。これまでは、やっぱり別世界というか、地球上でいちばん速いライダーなんだから、って別格扱いしていたけど、レースウィーク以外に、こうやって近距離で一緒の時間を過ごすと、その人柄にいっぺんにファンになってしまいますね。

今回、Tシャツにサインしていて、白Tシャツには黒ペンで、黒Tシャツには白ペンを使い分けるんだけど、何度か使い分けるうちに、キャップしたままサインするようにペンを走らせちゃって(笑)。だーめだマルク、それじゃ書けないよ、って言ったら、アゼンとした顔してこっち見てふくれたふりしたりしてね。かわいいやつめ。

その後は、少し僕らメディアの人間にインタビュー時間を取ってくれて、来年の話も少し聞き出せました。その内容は、またオートバイ本誌で! 

画像: SHOEIギャラリー横浜はこんなかんじです。ラインアップを実際に見られて、試着もできるんだそうです。左上はグラムスター見てるマルク。貴重なショットです(笑

SHOEIギャラリー横浜はこんなかんじです。ラインアップを実際に見られて、試着もできるんだそうです。左上はグラムスター見てるマルク。貴重なショットです(笑

SHOEIショールームは、全モデル試着OKの製品ラインアップはもちろん、契約ライダーの本人用ヘルメットや写真も展示し、オリジナルグッズも販売中。横浜には、マルケスの2016年チャンピオン獲得記念ゴールドヘルメットもありました! SHOEI Gallaeryは11月中旬にオープンした横浜をはじめ、東京、大阪と3か所。この先もオープンしていく用意もあるのだそうです。

詳細はhttp://www.shoeihelmet.co.jpへ。

画像: こちら本人モノ。後ろの213Vが2022モデルですから、コレと同じメットってことは今シーズン着用モデルです

こちら本人モノ。後ろの213Vが2022モデルですから、コレと同じメットってことは今シーズン着用モデルです

写真・文責/中村浩史

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