茨城県かすみがうら市のトミンモーターランドで開催されているジムカーナのシリーズ戦「関東事務茶屋杯」。その2022年最終戦で、二輪ジムカーナでは珍しい「ツインコースでの対決」によるトーナメント形式を採用。隣のコースの対戦相手が見えるいつものジムカーナとは一味違う感覚で、盛り上がりを見せたのはちょっと前にレポートした通り。ところでこの大会、実はwebオートバイにも月刊『オートバイ』にも関係の深い2人がエントリーしていたのでした。

画像1: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

1人は『ゴーグル』とかムック『アドベンチャーズ』などを担当してる、本人の希望で特に名を秘しますが、ハンドルネームを使う事務茶屋杯での名は「ドギン」選手です。長年ありとあらゆるバイクに乗ってて、いろんなレースも走って来たんですがジムカーナの経験はゼロ。しかし以前から興味津々で、仕事抜きで個人的にオートバイ杯を見に来ることもありました。そしてついに、ジムカーナデビュー! マシンは、「ドギン」選手が日常の足にしてるスズキGSR250。アイドリングを上げたくらいでほぼノーマル。ゼッケン34番です。

画像2: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

そしてもう1人は、オートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんです。前から二輪ジムカーナをやってて、ノービスとはいえオートバイ杯にだって何度も出てる経験者。しかし今シーズンは練習会には参加できても、スケジュールの都合で1回も大会に出られないでいたそうで。でも「ドギン」選手が茶屋杯を走ると聞きつけて「その日は空いてるし、私も出よっかなー」という軽いノリで参戦決定! 事務茶屋ハンドルネームは「くま子」選手。マシンはいつも通り完全ジムカーナ仕様のホンダVTR250。ゼッケンは33番。

画像3: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

全くのジムカーナビギナーの「ドギン」選手も、オートバイ杯などのJAGE戦ではノービス・レディスクラスを走る「くま子」選手も、事務茶屋杯では同じNクラスへのエントリーで、Nクラスを中心とした36人が参加する「Cトーナメント」を走ることに。当然興味は「一体どっちが速いの?」「2人の直接対決は?」となりますが、発表されたトーナメント表によると、準決勝まで勝ち進まないと2人はぶつからない…なーんだ。

画像4: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

走行前にコースが開放されると、他の選手と一緒に「くま子」選手もコース図を片手に真剣に何周も何周もコースウォーク。頭にコースを刻みつけます。今回初参加するにあたって「コースを覚えられるのか?」が一番の問題と本人も言ってて、当日もそのことで頭がいっぱいの「ドギン」選手も、もちろん必死の形相で歩いてました。

画像5: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

「ドギン」選手は、初参加者に向けたスタート・ゴール手順説明も神妙に見入ってます。スタート・ゴールのことなんて、もうすっかり分かってる「くま子」選手の姿も見えますが、こちらは余裕たっぷりでスマホで動画撮ってますね。

画像6: <ジムカーナ>「ドギン」と「くま子」、果たしてどっちが速いのか? 関東事務茶屋杯ジムカーナで密かに繰り広げられていた〝オートバイ関係者ジムカーナ対決〟【前編】

そしてウォーミングアップコースを走ってるうちに、「ドギン」選手、だんだんペースが上がってジムカーナらしい走りになっていきましたよ。次に本番コースを走るしタイムは計測されるけど、トーナメントの結果とは関係のないプラクティスセッションへ。その後、ついに本番の「Cトーナメント」スタート! 果たして「ドギン」選手と「くま子」選手の直接対決は実現するのか?
続きは後編へ!

レポート:小松信夫

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