トミカCT125ハンターカブ
こないだ発売されたトミカのハンターカブ。CT125ハンターカブのモデルとしては今のところ、これとフジミの1/24NEXTシリーズくらいじゃないかな。
トミカハンターカブについては、前の記事を参考にしてね。
今回は、こいつを小改造してビネット、いわゆるミニジオラマ的なものにして遊んでみるよ。
ライダーをスタンディングにしてペイント
シッティングからスタンディングに加工
まずは付属のライダー。シッティングフォームからスタンディングフォームにしたらオフ感が出るんじゃないかな、と思ったのよ。
透明ライダーをスタンディングさせるために用意したのが、トミカの「消防活動二輪車 クイックアタッカー」。
トミカ ハンターカブが登場する前月に出たモデルで、モデルはセローっぽい。んで付属の透明ライダーがスタンディング状態なのよ。
2つのライダーを組み合わせて、スタンディングにしてみるよ。
まずはクイックアタッカー付属のライダーをハンターカブに乗せてみよう。
そのままだと位置が合わないので、まずはお湯であっためる。
で、ハンターカブに乗せて、手足の調整。
ハンドル位置が低くて手が届かない。下半身だけはなんとなくニーグリップを効かせておくよ。
この透明ライダー。上半身パーツと下半身パーツに分かれた構造なのよ。なので、上半身はハンターカブ付属のライダー、下半身はクイックアタッカー付属ライダーにしようという皮算用。
ただ上下の接着はけっこうガッチリしてるので、外すのはかなり大変。
クイックアタッカー付属のライダーはなんとか外せたけど、ハンターカブ付属のライダーは力任せで千切った。
正直かなりきついので、カッターとかで切った方が楽かも。
で、再びお湯であっためて上下を合わせてみるよ。
良い感じ。ただ、腰の後側に隙間が出ちゃった。
足がやけに長いけど、これは自分の実力では修正不能なので気にしないことにする。
お次は、上下を接続ね。
2mmの銅線で繋いでみるよ。ほんとは真鍮線が良かったけど、売り切れてた。
上半身と下半身にドリルで穴開け。
そしたら刺すだけ。
刺したらこんな感じ。
2mmのドリル開口に2mmの銅線だとちょい緩い。1.9mmあたりのドリル刃のが良かったかも。
お次は腰の隙間埋め。ダイソーで樹脂粘土を買ってきたよ。
んで、樹脂粘土を腰に適当に詰めてみる。
良い感じ。
せっかくハンドルが動くので、ハンドル切った姿勢にしようかと思って腰パーツを作り直したりお湯で腕の位置を変えたりでこうなった。
目線が下がってるけど、フロントアップさせればちょうど良いはず。
調整を繰り返して好みの姿勢になったら上下を瞬間接着剤で固定。
そしたらあとは塗るだけ。
ライダーはPVC製なので専用塗料を使うよ
ライダーの塗装なんだけど、素材がPVCなのよ。つまりポリ塩化ビニル。何が困るって、普通の塗料だと食いつかないのよね。可塑剤とやらが邪魔をするらしい。
そこで用意したのがこれ。PVC対応塗料のVカラー。amazonでも取り扱いが少ないレアものなんだけど、近所のドンキホーテで普通に売ってた。
まずはVカラーをサフ&プライマー代わりに塗装。
グレーベースってあるけど、結構白い。
Vカラーは上塗り可能らしいので、この上から水性塗料のシタデルカラーで塗装。
ホンダのPVに出てるライダーみたいにしたかったけど、色が足りなかったので断念。
シタデルはすごく楽しいんだけど、値段が高くて色が気軽に増やせないのよね。
CT125もちょっとだけ部分塗装
お次はハンターカブ本体。
トミカのバイクは分解が大変なので部分塗装するだけにしておくよ。頑張れば分解できないこともないけど、自分の腕前だとかなり傷つくし、なんといってもフレームやサイドカバーのロゴを残したいからね。
さて、塗るポイント。参考にしたのはJA55。現行のJA65だと、キャリアが黒になったりの違いアリ。
塗る前のトミカはこんな感じ。
塗り分けされてない部分と隙間部分を黒にして、あとは反射板とかウィンカー。
フレームカバーのウィングマークも描けると良いけど、うまくいく自信ナシ。
右側クランクケースカバー、色が違うところは軟質樹脂になってるのよ。カシメ部を隠すパーツなのね。ここも塗っておきたい。
フロントフェンダーなんかはドリルで抜けば良い感じになりそうだけど、自分の力では失敗する予感しかしなかったのでやめといた。
シタデルカラーでちまちま塗装していくよ。
マフラー本体を黒にしたいんだけど、外し方がわからない。
引っ張ってみたらなんとなく外れそう。精密マイナスドライバーを車体とマフラーの隙間に差し込んで頑張ってみたけど、最終的にはマフラー接続軸が千切れた。
なんとなく完成。
塗装の上から塗ってるから、失敗しても爪楊枝とかで削ればすぐ取れるよ。
ウイングマークは小さすぎるので適当に「つ」の字を書いてみた。
あとは軽くクリアで仕上げたら出来上がり。塗装脳絵から塗ってるので、めっちゃ塗膜弱いからね。
塗膜を侵さないよう薄く丁寧に、と思ったらクリアがガス欠気味で思いっきり出て右側のホンダロゴがちょっと溶けた。悲しい。
ライダーをCT125に乗せよう
台座を作る前にせっかくなのでライダーをハンターカブに乗せてみた。
出来映えはともかく、改造してると凄く楽しい。
もう少し大胆にハンドル切れるようにしたかったな。
ディスプレイ台座も作っちゃおう
最後はビネットにするためのディスプレイ台座。
台座は以前C125を改造したときのと同じもの。これ、すごく良いんだけどamazonだと入荷がない。ディスコンなのかな。
オフロードっぽくするためにダイソーで買ってきた木粉粘土で地面づくり。
せっかくフロントアップさせるので、そのへんに落ちてた小枝を倒木代わりにするよ。台座に合うサイズになるよう、ボキボキ折ってのせるだけ。
倒木を越えるためにフロントアップするってイメージね。
なんか白っぽいので、ダイソーで買ってきたアクリル絵の具と、セリアで買ってきた化粧用筆でドライブラシっぽくバサバサと塗るよ。
粘土が硬化で収縮しちゃったので、追い粘土。
追い粘土ではみ出した部分をカッターで切って塗り足して出来上がり。
ハンターカブとライダーと台座を合体
リアホイールを固定しておくと飾りやすくなるのよ。
リアアクスルのカシメに瞬間接着剤を塗るんだけど、なんせ小さくて細かいのでセリアの瞬間接着剤用ハケがあると便利。
あとは台座に直接瞬間接着剤で固定して完成。一応、木にスタンドベース部分がはまるように削ってあるので、乗せるだけでも自立はする。でも、動かすたびに落ちるので固定した方が楽だった。
まとめ
小さいおもちゃを塗るのは楽しいね。多少失敗しても、ちょっと離れて見ればそうそうわかんないし。最近のトミカはライダーが付属してるので、遊ぶには最高ですよ。
レポート:若林浩志