文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ホンダ「レブル1100T DCT」ライディングポジション・足つき性
シート高:700mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

高さ700mm+前部を絞り込んだシート形状で足着き性は抜群。跨がったままの前後移動も楽に行える。対してハンドルは身長176cmの僕でもやや遠い。30mmくらい手前なら小柄なライダーでも腕が伸びきらずに済むのだが。
ホンダ「レブル1100T DCT」各部装備・ディテール解説

1082ccという大排気量を感じさせないコンパクトな車体。ボディカラーはガンメタルブラックメタリックの1色のみをラインアップ。

シンプルでモダンなデザインで人馬一体感を演出する、レブルシリーズ共通の個性的スタイル。カウルとサドルバッグもよく似合う。

「ヤッコカウル」風のハーフカウルはグリップまですっぽり覆う形状。コンパクトなバイザーと合わせて優れた防風効果を発揮。

カウルにすっぽり収まるハンドルバーはスタンダードのレブル1100のものよりわずかにワイドなタイプのものが装着されている。

丸型ケースに視認性の高い反転液晶を埋め込んだ多機能メーター。ライディングモードは3種類が用意されている。

スタンダード同様、トランスミッションは6速マニュアルとDCTを設定。ETC車載器とスポーツグリップヒーターも標準装備だ。

1082cc水冷並列2気筒エンジンは270度クランクを採用、ユニカム機構やドライサンプなどを採用した、コンパクトなユニットだ。

ブレーキはΦ330mmローターとモノブロック・ラジアルマウントキャリパー。フォークはΦ43mmのプリロードアジャスター付き。

マフラーはスタンダードモデルと同様。リアのツインショックは分離加圧式ビギーバックタイプで、プリロードアジャスター付き。

ホールド性に優れたピリオンシートと着脱可能なタンデムシートの形状はスタンダードのレブル1100と共通のもの。

イグニッションキーでロックできるワンキーシステムのサドルバッグはハードタイプ。容量は左右合計で35Lを確保。
ホンダ「レブル1100T」「レブル1100T DCT」主なスペック・価格
※《 》内はDCT仕様車
全長×全幅×全高 | 2240×850《845》×1180mm |
ホイールベース | 1520mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 700mm |
車両重量 | 238《248》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC(ユニカム)4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 1082cc |
ボア×ストローク | 92×81.4mm |
圧縮比 | 10.1 |
最高出力 | 64kW(87PS)/7000rpm |
最大トルク | 98N・m(10.0kgf・m)/4750rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 6速リターン《6速DCT》 |
キャスター角 | 28゜ |
トレール量 | 110mm |
タイヤサイズ(前・後) | 130/70B 18M/C 63H・180/65B 16M/C 81H |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
燃料消費率 WMTCモード値 | 19.4km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 131万4500円《142万4500円》(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸