第50回を数える東京モーターサイクルショーが2023年3月24日〜26日に開催されます。そのイベントに向けて、月刊オートバイとミリタリーブランド『ALPHA』がコラボ企画を展開中。現在、展示車両を鋭意製作中です。ここではそのカスタム企画に合わせて、春のバイクシーズンに使えるオススメの最新ミリタリーアイテムを紹介します。
3月に入ると一気に、春のバイクシーズンを感じやすくなってきますが、そうなるとウエアも春物が欲しくなってきませんか？ 今回、紹介しているアルファのアイテムはこの春のラインアップですから、温度調節の難しい春には活躍すること間違いなしです。
ここで紹介しているL-2Bは50年代に、CWU-36Pは70年代に誕生しているアイテムなので長年愛されてきた定番ラインと言えます。ただし、現代のアレンジがされていることで、年令問わず、カジュアルに楽しむことができるので日常的に重宝しますよ。
機能性だけでなくストリートアイテムとしても進化
年令性別問わず使いやすいミリタリーウエア
CWU-36P VX-31 CORE SPEC（左）・リバーシブル スーベニアジャケット（右）
左）CWU-36P VX-31 CORE SPEC
¥27,500 サイズ：S、M、L、XL（モデル：163cm／ Lサイズ着用） カラー：Vグレー、ブラック
『トップガン マーヴェリック』が大ヒットしたことで再注目されたミリタリーアイテム。CWU-36P のVX-31ワッペンを使用したこのアイテムは、まさに劇中で登場したフライトジャケットと同タイプのもの。ライトゾーン（10°C 〜30℃）エリアでの着用を想定した中わたのないタイプなので、季節の変わり目に大活躍するアイテムのひとつ。
右）リバーシブル スーベニアジャケット
¥29,700 サイズ ：S、M、L 、XL（モデル：164cm／Mサイズ着用） カラー：ベージュ、ブラック
表面はスカジャン、裏面はベーシックな無地のL-2B として着ることができる2WAY タイプのブルゾン。スカジャン面はしっとりとした肌触りのサテン生地で、L-2B 面の素材はALPHA オリジナルの「FLIGHT NYLON」を使用している。ベージュの裏面はグリーン、ブラックの裏面はブラックを採用している。
リバーシブルスーベニアジャケットはスカジャンとして着用した場合、背面に描かれた富士と鷹が存在感を主張する。ユニセックスで使えるアイテムだ。
リバーシブル スーベニアジャケット（左）・L-2B APOLLO GEN II JAPAN SPEC（右）
右）リバーシブル スーベニアジャケット
¥29,700 サイズ：S、M、L、XL（モデル：164cm／Mサイズ着用） カラー：ベージュ、ブラック
右ページで紹介しているリバーシブルスーベニアジャケットを裏面で着用するとグリーンのL-2B となる。サイズ感はアメリカ企画のUSスペックなので、アームホールが大きく、本場のシルエットを楽しむことが出来る。
左）L-2B APOLLO GEN II JAPAN SPEC
¥27,940 サイズ：S、M、L、XL（モデル :163cm／Mサイズ着用） カラー：ガンメタ、ブラック
アポロ計画で月面着陸に成功した6回のミッションパッチを胸と右腕の配したモデル。L-2Bは春の定番アウターで、MA-1と同素材の「FLIGHT NYLON」を使用しているが、中わたがないので少しゆったりした着心地。サイズ感は日本人の体型に合わせたジャパンスペックなので、ミリタリーウエアに慣れていない人でも選びやすいアイテムだ。
ジャパンスペックであっても女性（モデル163cm）であればMサイズでもゆったりとした着こなしを楽しめる。背面の大きなワッペンが印象的だ。
NASAのアポロ計画６回のミッションを胸と右腕にあしらう。プリントではなくワッペンというところに、こだわりを感じる。
月刊オートバイとのコラボ企画
ニンジャを『ALPHA』仕様にカスタム中！
コラボ企画ではミリタリーブランドALPHA仕様のGPZ900Rカスタム制作中。シートのオーダーで老舗の『丸直』さんにお邪魔してきました。
外装にマッチするシートが欲しかったので、外装ペイント担当のヒロキックスにも名古屋に同行してもらい、ペイントの完成イメージから伝えていきます。今回担当してくれたのは丸直の専務、加藤さんと、バイク事業部の菊池さん。
黒いシートに仕上げてもらうことは確定していたものの、表皮だけでも何種類もあって悩むけど楽しいです。座面はエンボスで決定。
ステッチの糸も色を選ぶことができる。正直、オーダーに行くまで表皮のことは考えていたけど糸の色までは頭になかったです。これまた楽しい。
座面はタックロールにすることに。縫製で模様を入れるのですが、横向き、縦向き、デザインタック、ダイヤモンドと色々あって面白いのです。
タンデム部分は座りやすいというよりも外装にマッチする形状だったので、この見た目も活かせるように表皮をかえて違いが分かるようにオーダー。
打ち合わせた内容はぎっしり。通常のオーダーの場合は、このオーダーフォームに自分で希望を記入してシートと一緒に送付して申込をします。
ベースとなるシートが古かったこともあり、気になる点がひとつ。留める部分の劣化です。こういう部品はプロでないと、気づかなかったりするところです。丸直さんではバッチリ対応していただきました。
やりたいことを全部伝えてオーダー完了！ 納期は繁忙期などで変わるので確認しましょう。今回の場合、制作内容が確定してから到着まで16 日ほど。そして到着したのがこのシートです!!
今回の取材に協力してくれたのは丸直バイク事業部さん
今回お邪魔した丸直さんはカスタムシートの老舗。カスタムシートにトライしてみようという人は、ホームページに加工例が多く載っているので参考になりますよ。
愛知県名古屋市中川区牛立町1-63
TEL052-361-4889
営業時間／ 10：00 〜17：00
定休日／土曜日・日曜日
モデル担当のカワサキ乗りhabiちゃん
GPZ900Rと一緒に東京MCSに参加します
今回の企画でモデルを担当するバイク女子habi ちゃんはインスタグラマー。GPZ900Rの完成はこれからですが、是非、東京モーターサイクルショーのモーターマガジン社ブースで御覧くださ〜い！
写真：井上 演（ウエア）
