これまで巡った神社の数は1万数千社を超える神社ソムリエの佐々木優太が、バイク好きのゲストにぴったりの神社へとご案内するこの連載。今回は俳優の飯島寛騎さんをお迎えして、千葉県の神社へと向かいました!
まとめ:齋藤ハルコ/写真:井上 演
※この記事は月刊『オートバイ』2023年4月号に掲載したものを再編集しております。
※人見神社での撮影は、特別な許可を得ています。

今回のゲストは俳優の飯島寛騎さん

画像: 今回のゲストは俳優の飯島寛騎さん

愛車Z500FXを開運ツーリングで初公開! 不動のスター“北極星”にあやかる神社へ

僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願いに合った神社へご案内しているこの連載。今回のゲストは、俳優の飯島寛騎さんをお迎えしました!

2016年に『仮面ライダーエグゼイド』でテレビドラマ初出演&初主演の俳優デビューを果たした飯島さんは、以来、数々の映画やドラマに出演されています。僕の息子が仮面ライダーにハマったのは2019年の『仮面ライダーゼロワン』からですが、いまはサブスクリプションでいくらでもシリーズを遡れる時代。ここ数年、毎年クリスマスプレゼントにライダーベルトをねだられている僕は、当然、飯島さんのことも存じ上げていました。

なので今回ご登場いただけたことが大変嬉しく、前日の仕事先でも「明日は仮面ライダー演じた俳優さんとツーリングなんです」と自慢しまくったほど(笑)。しかも飯島さんの愛車カワサキZ500FXは、これまでご自身のSNSでも披露していなかったそうで、この開運ツーリングが初出し! 飯島さんのバイク話も、今回たっぷりお届けしますのでお楽しみください!

今回のゲスト
飯島寛騎(いいじま ひろき)さん
愛車:Kawasaki Z500FX

画像1: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

1996年北海道生まれ。2015年「第28回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリを受賞。2016年~17年「仮面ライダーエグゼイド」主演。直近の出演作はメ~テレ60周年ドラマ『最終列車で始まる恋』(主演)、HTB開局55周年ドラマ『弁当屋さんのおもてなし』、映画『生きててごめんなさい』など。2023年4月からBS-TBSでW主演ドラマ『僕らの食卓』が放送開始。18歳で普通二輪免許を取得し、現在はカワサキ・Z500FXとマットモーターサイクルズ・ヒルツ250を所有している。

画像2: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

飯島さんの今回の願い

知名度を上げたい!
数多くの仕事に出会いたい!

神社ソムリエ
佐々木優太

画像3: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

参拝した神社は1万数千社、受けた御朱印は4000以上。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍、神社にまつわる執筆や講演もしています。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。

ツーリングの目的地は千葉県君津市の人見神社

北極星の神様を祀る神社でスターのあやかりを受ける

飯島さんの願いは「知名度を高めたい」「たくさんの仕事に出会いたい」という2つ。仕事へのまっすぐな意欲を感じる願いに、真っ先に思い浮かんだのが千葉県の人見神社でした。

人見神社は地域の方々の信仰厚い、知る人ぞ知る神社。御祭神は「妙見さま」の名でも呼ばれるアメノミナカヌシで、北極星の神様です。もともと千葉県を収めていた千葉氏が星を信仰する一族だったため、千葉県内には星を祀る神社が多数あり、星に近い山の上に建っていることが多いのですが、人見神社はその中でも最も標高の高い、獅子山の頂きに鎮座しています。

北の夜空に輝く動かない星の北極星は、不動の星=スターに通じますし、「人見」という社名も、俳優という人に見られるお仕事の飯島さんにピッタリ。さらに年に一回、320段を超える石段の急坂を神馬が駆け上がる神事が行われていることにあやかり、鉄馬=バイクに乗る飯島さんの仕事運もさらに駆け上がる! というのがご案内した理由だったのですが、飯島さんは「これだけ理由が重なっているってすごい!」と笑顔。神社ソムリエ冥利に尽きる嬉しい反応をいただきました!

人見神社(ひとみじんじゃ)
千葉県君津市人見892
受付時間:9時〜16時

画像4: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像5: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

東京湾を臨む、獅子山の頂きに鎮まる神社

獅子山(人見山)の頂きに建つ神社で、東京湾や遠く富士山を臨む境内の眺めは「千葉県展望百景」に選ばれています。旧社殿は名工“波の伊八”による彫刻が有名でしたが、昭和45年に火災で消失し、現在の社殿は翌年に再建されたもの。御祭神のアメノミナカヌシは宇宙の中心で万物を司る神様であることから、北の天空で軸となる北極星や北斗七星を象徴する「妙見(みょうけん)さま」の名で信仰を集めています。

画像6: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像7: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

御利益の理由 
飯島寛騎さんだから、おすすめの3つの理由

1.夜空で唯一不動の「北極星」の神様を祀る
→不動の星=揺るぎないスター運に結びつく

2.「人に見られる」と書く人見神社の社名
→多くの人達に見られる運につながる

3.神馬が参道の石段を駆け上がる神事がある
→馬=鉄馬のライダーとして運気を上げる

2つの社紋が並んでいる意味

社紋の月星紋と九曜紋は北極星にゆかりがある紋。古くから海を渡る人々の目印となった北極星にあやかり、人見神社は迷わず突き進みたい時にもぴったりな神社と言えます。また、賽銭箱の彫刻にも注目。旧社殿に100点以上の作品が奉納されていた名工“波の伊八”が得意とし、かの葛飾北斎も参考にしたと伝わる「横波」が描かれています。

画像1: ツーリングの目的地は千葉県君津市の人見神社
画像9: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像10: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

コンパクトな境内に見どころ満載!

画像: 政治家の“ハマコー”こと浜田幸一さんの筆による神額。

政治家の“ハマコー”こと浜田幸一さんの筆による神額。

画像: 社殿の左右に狛犬ではなくおそらく関東で最古の随臣象。

社殿の左右に狛犬ではなくおそらく関東で最古の随臣象。

画像11: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像: 手水舎には北方を守護する霊獣「玄武」の彫刻が。

手水舎には北方を守護する霊獣「玄武」の彫刻が。

猛牛倒しの達人が修行した境内!?

じつは人見神社は極真会館の創始者・大山倍達さんが修行した場所で、境内には記念碑が。せっかく伝説の空手家の修行場所に来たので、飯島さんとそれぞれ構えを取った記念写真を撮りました

画像2: ツーリングの目的地は千葉県君津市の人見神社

人見神社の御朱印&絵馬

神職不在の場合は御朱印をお受けできないので、確実に欲しいという人は参拝前に神社の公式Twitterで休務日の確認を。波の伊八の象徴とも言われる波模様が描かれた「開運波乗り御朱印帳」も好評です。僕たちは絵馬の奉納もさせていただきました。

画像12: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像13: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像14: 俳優・飯島寛騎さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

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