文:黒田健一/写真:関野 温
ホイール交換時の注意点
ホイール交換にはバイクスタンドが必要
ホイールを脱着するにはスタンドが必要。前後別々のスタンドでもいいが、オフ車用のリフトスタンドでもOK。ただリフトスタンドは不安定なので強い力を加えると倒れる危険性があるので注意。
ブレーキホースの取り回しが異なるので注意
オフ車(左)のブレーキホースは草むらを走行してもブレーキホースに枝などが引っかからないように、ブレーキホースはフォークの内側を通してある。対してモタード(右)は外側の取り回しになっている。
スピードメーターギアも交換
フロントホイールに装着されているスピードメーターギアも交換する必要がある。新品だとかなり高かったので中古品を購入した。今は純正部品が出ないかも。交換方法はプラスネジを外して付け替えるだけ。
スタンドも随時交換がベター
オフ車から小径ホイールのモタードに変更する場合、サイドスタンドも交換した方がいい。オフ車用でもいいのだが、車体が立ちすぎてしまうので短いモタード用に変更するのがベスト。
フォークブーツの内側を削る
フロント21インチと17インチではタイヤの大きさが異なるので、モタードホイールを装着するときはフォークブーツの内側を削らないとタイヤと接触してしまう。簡単に削ることができる。
【おまけ】ときにはこんなことも。ベアリング交換
ホイールの交換作業をしているときにフロントのオフ用ホイールのベアリングに指を突っ込んで回してみると、ゴリゴリしていてイヤ〜な感じだったので急遽ベアリング交換を行った。ベアリング交換用のプーラーを持っていないので、いつもどおり工業用の1個48円のアンカーボルトを使用。これはあくまでも緊急時の交換方法なので推奨しません。
交換作業は至って簡単。アンカーボルトが広がる部分にベアリングが来るようにセットしたら、あとは金属の棒でガンガンアンカーボルト叩いてベアリングに食い込ませる。ガッチリと食い込んだら、金属の棒でベアリングを叩き出すだけ。食い込みが甘いとアンカーボルトだけが抜けてしまう。
新しいベアリングを圧入する時もコツが必要なので、バイク屋さんに頼むのが賢明だろう。ホイールの構造を知りたい人は自分でやってみるのもいいかもね。
文:黒田健一/写真:関野 温