デイトナ「モトスマートモニター」とは? 何ができる?
スマホを守って、運転をサポートする便利なモニター
2022年のモーターサイクルショーで試作機を公開してから1年、最新版「モトスマートモニター」が大阪モーターサイクルショー2023でお披露目されました。
ハンドルまわりやメーターのそばに装着することで、運転をサポート。スマホの画面をアプリを介して、このモニターへ表示することができます。
つまりあくまでもモニターなので、具体的には「Apple CarPlay」や「Android Auto」を使います。近年の新型車はメーターが初めから両アプリに対応したものもありますが、そういった一部の高級モデルでなくても、モトスマートモニターを装着することでナビをはじめとするさまざまなアプリ情報を表示できるわけです。
「でもそれってスマホホルダーでスマホを直接付ければいいんじゃないの?」と思った方もいるでしょう。いまやツーリングに欠かせないと考える人も多いスマホホルダーですが、やっぱり大切なスマホを直付けするのには不安があるというのも事実。
そこでスマホを確実に守るために、この製品は生まれたともいえます。スマホはポケットやボディバッグなどに入れておけばOK!
一般的なスマホより大きな7インチサイズなので、表示も見やすい。普段はコンパクトなスマホが好きで使っているという人にもうってつけですね。
さらにこの「モトスマートモニター」には、バックモニターも同梱されます!
後方視界をリアルタイムで表示することができ、走行中はもちろんのこと取り回しのときにも役立つでしょう。サービスエリアの駐輪場に頭から突っ込んでしまったときとか活躍しそうですね。ちなみに録画機能はないため、ドライブレコーダーにはなりません。
近年のクルマでは当たり前になったApple CarPlayやAndroid Auto。「モトスマートモニター」によって、バイクでもグッと身近な存在になるかもしれません。Bluetoothインカムやバイク用ドラレコは、加速度的に広まりました。次なるムーブメントになるか注目です。
デイトナは2023年夏頃の発売を目指して開発を進めています。いまのところの予定価格は取付ステーやバックモニターもセットで税込6万円とのこと。
今後の東京モーターサイクルショーや名古屋モーターサイクルショーでも展示される予定です。
文・写真:西野鉄兵