文・写真:山口銀次郎
2017年に日本上陸した中国のライディングウエアメーカーSCOYCO(スコイコ)
まずSCOYCOについて、日本総販売代理を務める埼玉県を中心にオートバイ販売を始めとしたオートバイ関連事業を展開するHATOYAのEC事業部:椚 敏一氏にお話を伺った。
──SCOYCOというのは、どういったブランドなんですか?
「SCOYCOは、中国は広州のライディングウエアメーカーで、2017年よりHATOYAが日本総代理となり国内販売を行っています。ヘルメットこそ開発中ですが、バイクに乗るために必要な身に着けるもの全般を取り揃えています」
──こだわりを教えてください。
「特徴的なのは、従来の黒一色のバイク乗りのイメージとは真逆の、カラフルでありポップでカジュアルな路線の商品ラインアップです。デザイン面から他ブランドとの差別化を図っています。街着としても違和感のないデザインは、とくに若いライダーや女性に好評でして、黒一色という商品はなく、必ず差し色があしらわれています」
日本人の足に合わせた「JAPAN FITモデル」を2023年夏ごろ発売予定
今回、おススメ商品として紹介いただいたのは、MT016-2JP fitという2023年夏ごろ販売開始予定のハイカットタイプのライディングシューズだ。最大の特徴は、日本人特有の足に合わせるために、浅草の職人によるJIS規格の全く新しい日本人向けの木型を採用したことだという。
さらに新しい木型を採用することで、サイズ展開も5mm刻みで用意できたとのこと。SCOYCOでは、そんな日本人の足に合わせた木型にて製作されたシューズを「JAPAN FITモデル」として展開していくという。
一見カジュアルだが、しっかりバイク用!
最後に注目したいのは、カジュアルなデザインだがしっかりライディングウエアとしての安全性や機能性を考慮した造りになっているということ! 今回イチ推しの商品、MT016-2JP fitをはじめハイカットタイプのシューズには、くるぶし部や踵、そして爪先に樹脂製カップを内蔵し安全性を高めている。
また、ライディングをする上で確かなステップワークを支える、アウトソールのスチール製シャンク&樹脂製カップを採用するなど、街着として違和感のないカジュアルさの中にライダー向けの技術がしっかり注ぎ込まれている。