首位奪還への追い上げが光る、ファースト50クラス

画像: 川北翔選手(#93)

川北翔選手(#93)

ファースト50クラスでは、川北翔選手(#93)と瑛都選手(#58)のトップ争いが見られました。ヒート1はトップの川北選手を瑛都選手が追いかける展開。レース序盤での差は12秒とかなり離れていましたが、瑛都選手が追い上げを見せ、最終周で6秒差まで詰めていきます。しかし、川北選手も自分のペースを崩すことなく走り切りゴールを果たします。

画像: 瑛都選手(#58)

瑛都選手(#58)

続くヒート2では、川北選手がスタートで少し出遅れる展開。好スタートを決めた瑛都選手がそのまま引き離しにかかります。周回を重ねるごとにスピードを上げ、レース中盤で26秒ほどのリードをマークする独走状態に持ち込みます。しかし、川北選手も負けじとペースを上げ、最終周での差はなんと8秒。そこでタイムアップとなり、結果瑛都選手がトップを守り切りました。お互いプレッシャーを感じながらも、ペースを乱さず走り切った2人の成長に今後も期待が高まります。

画像2: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

瑛都選手はスムーズに走っていた印象です。転倒やミスのない安定感が今回の結果に繋がったのではないかと思います。今回は参加台数が少なめで、間隔が空いた状態でレースが進みましたが、入門クラスということでまずは参加する楽しさを掴み、レベルアップしていってもらえたらと思います。

拮抗する2位争いが熱い、スーパー50クラス

画像: 松井嶺央将選手(#66)

松井嶺央将選手(#66)

スーパー50クラスでは松井嶺央将選手(#66)がヒート1とヒート2ともに優勝を飾り、総合優勝を獲得しました。松井選手は2023年からスーパー50クラスにステップアップ。毎回上位に入る速さを持っていましたが、これまで総合優勝をした経験はありませんでした。しかし、今大会は両ヒートともに2番手と20秒差をつけてゴール。大坂などを含むフルコースを使用したレイアウトで、上り坂で失速してしまうライダーもいる中、スピードを落とすことなく走行。着実に実力が高まってきていることを感じます。

画像: 片山太郎選手(#86)

片山太郎選手(#86)

画像: 森陽平選手(#99)

森陽平選手(#99)

一方、2番手と3番手は混戦状態にもつれこみます。ヒート1は齋藤稀選手(#23)が序盤から2番手を走り、片山太郎選手(#86)、森陽平選手(#99)、松井昴頼選手(#94)、レンゴ選手(#33)と続きます。接戦が行われる中、3周目で齋藤選手が転倒し惜しくもリタイヤ。そこで片山選手が2番手に上がると、徐々に後方との差を広げ独走状態に持ち込みました。一方、3番手を走る森選手には、松井昴頼選手を抜いたレンゴ選手が迫り、僅差の状態でレースが進行。結果、森選手が3番手を守り切りました。

画像: 松井昴頼選手(#94)

松井昴頼選手(#94)

また、ヒート2でも2番手争いが激しく展開されます。松井昴頼選手にレンゴ選手が迫る展開。攻防戦が続く中、レース後半でレンゴ選手が松井昴頼選手をパス。しかし、翌周で松井昴頼選手がすぐに抜き返し、そのまま攻防戦を繰り返します。結果、バトルを制した松井昴頼選手が2位を獲得しました。各ライダーがラインを見極めてライバルを抜いていく姿が見られ、バトルを通してさらにレベルアップしている様子が伺えました。次戦は誰が前へ出るのでしょうか。

画像3: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

優勝した松井嶺央将選手は、着実にスピードが速くなっていて、スムーズに走れてきていますね。各所のバトルも熱かったですね。アップダウンのあるフルコースでの走行でしたが、みんなスピードに乗って、ジャンプもしっかり飛んで、走り切る姿にレベルの高さを感じました。

初の単独開催。勢い溢れる走りを見せるリミテッド50クラス

外国メーカー製のマシンで競うリミテッド50クラスは、これまで参加人数が少なかったためスーパー50と混合で行われていました。しかし、今大会は規定人数に達し、初めて混合ではなく1レース単体として開催。毎戦独走状態でトップを走行する小磯銀士選手(#10)の存在が大きい中、周りのライダーたちが彼に迫ります。

画像1: 小磯銀士選手(#10)

小磯銀士選手(#10)

スタートで小磯選手を抑える反応の良さを見せたのは、2022年ファースト50クラスチャンピオンの井口藍暉選手(#22)です。ホールショットを決めてレースをリードしていきますが、後方から小磯選手が井口選手をパス。マシンの扱いに慣れた小磯選手は、そこからさらに差を広げ、独走状態に持ち込みます。結果、両ヒートともに優勝を獲得。ホールショットは奪われたものの、今大会も安定感のある走りでトップを譲ることはありませんでした。

画像1: 瀧本瑛介選手(#91)

瀧本瑛介選手(#91)

また、今大会2位を獲得した瀧本瑛介選手(#91)は、リミテッド50クラス初参戦ながら、レース序盤でトップの小磯選手に食らいつく速さを見せます。惜しくも差が開いてしまったものの、独走状態の小磯選手にバトルを仕掛ける存在になるのではと、期待が高まります。

画像4: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

今回初めてレースとして成立したので嬉しかったですね。小磯選手は2022年開幕戦から参戦してくれていて、走りの安定感が大きいです。ストレートやジャンプでの勢いが増していて、さらに成長を感じます。

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