レースタイヤのイメージを踏襲したミシュランによる最新ハイグリップスポーツタイヤ「Pilot Moto GP」。M&Fカビィ経由で、日本でのテスト販売を開始したレアなモデル。今回は、そんな最新タイヤの詳細、そしてレースでの使用感を紹介していくよ。

モンCUB耐久&スプリント会場で最新タイヤを見つけたよ

妻子がお出かけいって暇だったので、モンCUB耐久&スプリントというイベントいってきたんですよ。そしたらいつもお世話になってるカブ専門店のカビィさんから声かけられまして。

画像1: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

毎度!

コレ見てくださいよ。うちでテスト販売を開始したミシュランの最新ハイグリップスポーツタイヤです。

画像: モンCUB耐久&スプリント会場で最新タイヤを見つけたよ

え、ミシュランって超大手じゃないですか。そんなことあるんですか? すっげ。

画像2: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

ミシュランさんのご好意により、まずはうちでテスト販売できることになったんですよ。将来的なことはわからないですが、少なくとも現状はうちでしか正規の取り扱いはしていないですよ。

じゃあちょっと詳しく教えてください!

ミシュラン Pilot MotoGP

画像1: ミシュラン Pilot MotoGP
画像3: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

パターンはPOWER PERFORMANCE CUPとかなり似てますよね。

ほんとだ、ほぼ同じパターンなんですね。めちゃめちゃイカツイし、速そう。

ちなみにPOWER PERFORMANCE CUPってのは、POWER CUPなどに連なるレース用のタイヤ。つまりすごく凄いタイヤ。日本では未発売なのかな。タイヤウォーマー必須のガチなアレですね。

画像4: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

ちょうど装着してる車両があるので見てください。

良いですね、とてもカッコ良いですね。

画像5: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

POWER PERFORMANCE CUPと違って、公道走行可能なスポーツタイヤだから、レースだけじゃなく一般道でも最新ミシュランのスポーツタイヤを楽しむことができるんですよ。

サイズ展開はどんな案配です?

画像6: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

70/90-1780/90-17の2種類です。スーパーカブやC125が推奨になってますが、もちろんハンターカブやクロスカブにも装着可能です。

画像2: ミシュラン Pilot MotoGP

はじっこにTLってかいあてありますけど、チューブレス専用なんですか?

画像7: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

そうですね、TLはチューブレスという意味であってます。
ただ、チューブレスタイヤをチューブ併用で装着するのは、アリなんですよ。

おっと、そうなんすね。

画像8: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

あと、細かいポイントですが、ココ見てくださいよ。MotoGPロゴ付いてるんですよ。

画像3: ミシュラン Pilot MotoGP

おお、ほんとだ。これは上がりますね。

じゃあ、せっかくのレース会場なので実際に走行した人の感想も聞いてみよう。

レース使用でのレビュー

画像1: レース使用でのレビュー

Pilot Moto GPを履いてレースを戦ってくれたのは、以前も登場していただいたまえ坊さん

モンCUB耐久&スプリントだけじゃなく全日本カブ耐久でも上位で活躍してる、カブレースのスペシャリストですよ。

スプリントレース&耐久レースが終了するまで待機。といっても自分は車で寝てただけだけど。

お疲れ様です、Pilot Moto GPどうでした?

まえ坊さん

スプリントと耐久で走ってきました。

印象としては、全体的に非常に高水準ですね。一部分に特化しているというよりは、総合的にバランスの良いタイヤ。今回は初めての装着なので、空気圧を調整したりしながら、特性を見つつ走行してきました。

Pilot Moto GPに関しては、まずグリップ力がかなり高いですね。タイヤ自体の剛性が高いので「しっかりとつぶして走る」ために乗り方を変える必要がありました。
グリップが限界を超えて破綻した時の挙動が、「振幅は小さく周期が速い」傾向がありますね。
挙動の好みは人によって違いますが、カブレースで使用するのに十二分なポテンシャルを持つタイヤだと感じました。

レースでも良い感じで走ってましたもんね。

画像2: レース使用でのレビュー

まえ坊さん

そうそう、このタイヤの良さを表すエピソードがありました。

今回の耐久レースの中でベストラップ※を出すことができました。初めてレースで使用してベストラップというのは、このタイヤのポテンシャルが伝わりやすいんじゃないかなと思います。

※今回の耐久レースにおける全チームの中での最速タイム

なるほど説得力。

画像: 耐久ではこの日のベストラップをマーク&優勝。スプリント第3ヒートでも1位を獲得。

耐久ではこの日のベストラップをマーク&優勝。スプリント第3ヒートでも1位を獲得。

サーキットでは十分なポテンシャルをもってそうですが、一般道に関してはどうでしょう。

まえ坊さん

サーキットほど極端な負荷がかからないので、性能的には十分以上だと思いますよ。

そりゃそうか。

まえ坊さん

パターンもレーシーですし、カッコ良いですよね。
あと、おそらくですがこのタイヤは結構長持ちしそうな気がします。
スプリント3ヒートと、2時間30分の耐久を走ったのにタイヤの磨耗があまりないのもビックリしました。

耐久とスプリント走行後のPilot Moto GP。ほんとだ、なんならまだヒゲ残ってる。

画像3: レース使用でのレビュー
画像9: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

ミシュランさんに聞いたところ、Pilot Moto GPの14インチ(日本未発売)なんかは、「ストリートでもスポーツでも楽しむことのできるタイヤ」として推してるみたいです。
スポーツタイヤとしてはかなりタイヤ持ちも良いみたいですよ。

なのでPilot Moto GPの17インチも持ちについては、かなり期待できそうです。

なるほど。あとはレイン性能かな。

画像10: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

溝の少ないレーシーなパターンですが、常にどれかの溝が接地するようになっているので、ちゃんと水はけするみたいです。

そもそも、レース専用タイヤってわけでもないので、そのあたりはきっちりとクリアしてるんだと思います。

ミシュランって、レイングリップに関してはかなり高いレベルでのこだわりがありますもんね。

最後に価格を教えてください。

画像11: M&Fカビィ 影山さん

M&Fカビィ
影山さん

70/90-17が1本8800円(税込)で、80/90-17が1本9900円(税込)になります。
※2023年4月現在

購入はM&Fカビィ店頭もしくはオンラインショップにて

画像: 購入はM&Fカビィ店頭もしくはオンラインショップにて

現在、Pilot Moto GPを購入できるのはM&Fカビィさんのみ。ミシュランの最新ハイグリップスポーツタイヤが気になる人はぜひ。あと、人と差をつけるのにもベストチョイスじゃないかな。

まとめ

推奨としてスーパーカブやC125だけど、これハンターカブにつけたらかなり良い走りになりそう。アナキー信者の自分でも気になるくらいの魅力的なタイヤでした。

レポート:若林浩志

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