2023年4月7日、愛知スカイエキスポ(愛知県国際展示場)で「第2回 名古屋モーターサイクルショー」が開幕した。この記事では、アサダモーターサイクルのブースに展示されていた豪華な絶版車を紹介する。
文・写真:松下尚司

Z1やZ1-R、GT750など憧れの名車が並ぶ

画像: Z1やZ1-R、GT750など憧れの名車が並ぶ

国内外のバイクメーカーブースに出展されている新型車が充実しているモーターサイクルショーだが、名古屋モーターサイクルショー会場で旧車・絶版車が展示されていたブースを見つけたのでご紹介。地元名古屋にあるショップ、アサダモーターサイクルのブースにはRwoks「再生新車」と銘打って、美しく仕上げた名車を数多く展示。

画像: 4スト4気筒エンジンを搭載したCB750FOURに対抗して開発され、1971年にデビューしたスズキ初の750ccマシンであるGT750は738cc2スト水冷3気筒エンジンを搭載。安定感の高さと力強い走りを両立させた大排気量2ストGTスポーツとして高く評価され、1977年まで販売された。

4スト4気筒エンジンを搭載したCB750FOURに対抗して開発され、1971年にデビューしたスズキ初の750ccマシンであるGT750は738cc2スト水冷3気筒エンジンを搭載。安定感の高さと力強い走りを両立させた大排気量2ストGTスポーツとして高く評価され、1977年まで販売された。

国産名車の代名詞であるZ1はもちろんのこと、Z1000MKⅡやZ1-R、750SSや500SSマッハⅢ、GT750など、思わず声が出てしまう名車・絶版車ばかりだ。

画像: Z1-Rに続いて登場したZ1000MK.II(マーク2)は、精悍な「角」スタイルでそれまでのZに対するイメージを一新しただけでなく、エンジン、車体も大幅強化。当時の強力なライバルに対抗すべく、大きな進化を果たした、エポックメイキングな1台。

Z1-Rに続いて登場したZ1000MK.II(マーク2)は、精悍な「角」スタイルでそれまでのZに対するイメージを一新しただけでなく、エンジン、車体も大幅強化。当時の強力なライバルに対抗すべく、大きな進化を果たした、エポックメイキングな1台。

画像: 900SUPER4(Z1)が切り開いたZシリーズの歴史に新風を吹き込んだモデルがこのZ1-R。強力な性能を持ったライバルたちに追い上げられていたカワサキが放った「次の一手」だ。Z1000Aと基本的に共通となる1016cc空冷直4エンジンを搭載。4in1の集合管とVM28SSキャブレターを装着し、最高出力は83HPから90HPに向上した。

900SUPER4(Z1)が切り開いたZシリーズの歴史に新風を吹き込んだモデルがこのZ1-R。強力な性能を持ったライバルたちに追い上げられていたカワサキが放った「次の一手」だ。Z1000Aと基本的に共通となる1016cc空冷直4エンジンを搭載。4in1の集合管とVM28SSキャブレターを装着し、最高出力は83HPから90HPに向上した。

画像: 1966年に登場した250ccのA1(サムライ)、1967年の350ccA7(アベンジャー)の北米市場における成功を収めたカワサキは、絶対的な加速を誇る高出力車の開発に着手。量産車初のCDI点火方式を採用した最初期型の空冷ピストンバルブ3気筒エンジンを搭載して登場したのが500SSマッハIIIだ。長い冷却フィンは独特の金属音を発する一因となっている。

1966年に登場した250ccのA1(サムライ)、1967年の350ccA7(アベンジャー)の北米市場における成功を収めたカワサキは、絶対的な加速を誇る高出力車の開発に着手。量産車初のCDI点火方式を採用した最初期型の空冷ピストンバルブ3気筒エンジンを搭載して登場したのが500SSマッハIIIだ。長い冷却フィンは独特の金属音を発する一因となっている。

CBXはまたいでOK! 一緒に写真が撮れちゃうぞ

展示されていた名車・絶版車は全て購入することができる車両ばかりだそうだが、購入するとなるとなかなかのマネーと覚悟が必要なのは言わずもがな。しかし、今回、展示車にあったCBXだけはまたがって写真撮影がOK。新車も楽しみなモーターサイクルショーですが、もしかすると二度とお目にかかれないかもしれない絶版車に触れる機会ということで、多くのお客さんが記念撮影を楽しんでいた。

画像: 1978年に登場した1000ccマシンは量産市販車初の6気筒エンジンを専用設計の車体に搭載した完全新設計モデルのCBX。究極を表す「X」を付け加えた新ブランドとして、これまでのCBとの違いを強調した。

1978年に登場した1000ccマシンは量産市販車初の6気筒エンジンを専用設計の車体に搭載した完全新設計モデルのCBX。究極を表す「X」を付け加えた新ブランドとして、これまでのCBとの違いを強調した。

画像: CBXはまたいでOK! 一緒に写真が撮れちゃうぞ

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