政府が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル(CN)を目指すことを宣言したのが2020年10月。電動モデルや、バイオ燃料、水素エンジンなど、CNのための情報を目にする機会も多くなり、バイク愛好家にとってもCNという言葉が身近になってきているのは間違いない。
画像: 2023年5月20日(土)・21日(日)に開催されるFIMトライアル世界選手権第3戦日本グランプリにも参戦が決まっている電動トライアルバイク『TY-E2.1』。

2023年5月20日(土)・21日(日)に開催されるFIMトライアル世界選手権第3戦日本グランプリにも参戦が決まっている電動トライアルバイク『TY-E2.1』。

国によって考え方も、手法も違うCN達成に向けた取り組み。自工会はかねてより「カーボンニュートラルへの山の登り方は1つではなく、CO2削減はみんなで協力して今すぐできることから取り組む必要がある、という考えのもと「多様な選択肢」の重要性を継続的に発信してきた。

画像: カワサキの二輪水素エンジンを搭載した研究用ビークルも展示。電動モデルと違い、モーターではなくエンジンを使うことができる水素はCNエネルギーとしての研究が高まっており、国内二輪4メーカーが合同で基礎研究をすることも発表されたばかり。

カワサキの二輪水素エンジンを搭載した研究用ビークルも展示。電動モデルと違い、モーターではなくエンジンを使うことができる水素はCNエネルギーとしての研究が高まっており、国内二輪4メーカーが合同で基礎研究をすることも発表されたばかり。

画像: 新型プリウスのe-fuel版。e-fuelは再生可能エネルギーによる水の電解から得られたH2を用いた合成燃料のこと。

新型プリウスのe-fuel版。e-fuelは再生可能エネルギーによる水の電解から得られたH2を用いた合成燃料のこと。

今回、G7広島サミットに際し、日本らしいCNに向けた具体的な社会実装の取り組み、CNへの多様な選択肢を表現する展示イベント『Diversity in Carbon Neutralityー カーボンニュートラルにも、多様性を。ー』を開催。

画像: 国内の二輪・四輪メーカーがG7広島サミットに合わせて電動モデルなどの最新モビリティ約35台を展示するイベントを開催

会場はG7広島サミットの取材拠点である国際メディアセンターに隣接する「ひろしまゲートパークプラザ」で、展示ゾーンごとに「物流」「水素」「カーボンニュートラル燃料」「電気自動車」「走る楽しさ」「軽自動車」の6つのカテゴリーで紹介されている。

画像: 左の車体がホンダのEM1 e:、右の車体がスズキのeバーグマン。

左の車体がホンダのEM1 e:、右の車体がスズキのeバーグマン。

TV番組でもお馴染みのヤマハE-Vino。

二輪分野では、ホンダが8月24日に一般発売する電動スクーターの「EM1 e:」やスズキが実証実験をスタートさせた『eバーグマン』、カワサキのネイキッド版の電動バイクZ BEV(プロトタイプ)、ヤマハの電動トライアル車の『TY-E 2.1』などが展示されており、会場全体では、約35台、オールジャパン・フルラインアップの多様なモビリティが展示されている。イベント展示は2023年5月21日 (日)18時までとなる。入場無料。

画像: カワサキZ BEVは電動バイクのZ。市販化濃厚のモデルとして期待が高まっている。

カワサキZ BEVは電動バイクのZ。市販化濃厚のモデルとして期待が高まっている。

Diversity in Carbon Neutrality
ー カーボンニュートラルにも、多様性を。ー
会場:ひろしまゲートパークプラザ
広島県広島市中区基町5
日時:(プレスデイ)2023年5月18日14:00〜18:00
   (一般公開)2023年5月19日〜21日 10:00〜18:00

レポート:松下尚司

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