文:太田安治、オートバイ編集部/写真:柴田直行
ブリクストン「フェルスベルク 125XC」ライディングポジション・足つき性
シート高:820mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

スクランブラーらしくハンドルは幅広で、捻れを防ぐブリッジ付き。フラットなシートは着座位置自由度が高く、タックロール形状の表皮で腰の落ち着きが良くて疲れない。足着き性は同クラスのストリートモデルと同等。
ブリクストン「フェルスベルク 125XC」各部装備・ディテール解説

1970年代のスクランブラーを思わせるレトロスタイルは、日本メーカーのモデルにはない個性と魅力にあふれたもの。ボディカラーはメッキタンクを採用する「クイックシルバー」1色の設定となっている。

エンジンは粘り強い空冷のOHC2バルブシングル。約11PSのパワーはフルサイズボディであっても不足はなく、存分に走りを楽しめる。

後端を絞り込んだテーパー状のサイレンサーが往年の2スト車を思わせる。リアブレーキは220mm径のローターを採用。

フロントは276mm径のディスクブレーキ。前後連動のCBSも標準装備。前後タイヤはKENDA製のブロックパターンタイヤが標準となる。

リアサスはコンベンショナルな2本ショックタイプで、プリロード調整が可能。ショックユニットはつや消しのブラック仕上げだ。

ブリクストンのシンボルマークである「X」の文字をかたどったLEDポジションランプが印象的。ヘッドライトガードも装備。

クラシカルな車体デザインに似合う、小型のメーター。下部には燃料計やギアポジションも表示可能な液晶モニターも備わる。

メッキ仕上げのタンクが非常に上質で美しい。撮影車は試乗用の個体だったが、キズもなく、メッキの耐候性も十分そうだ。

タックロール調のワディングを施したロングシートは肉厚で座り心地も上々。後部にはメッキ仕上げのグラブバーも備わる。
ブリクストン「フェルスベルク 125XC」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2070×850×1120mm |
ホイールベース | NA |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 130kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
ボア×ストローク | NA |
圧縮比 | NA |
最高出力 | 8.2kW(11.15PS)/9000rpm |
最大トルク | 9.7N・m(0.99kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 11.5L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-18・120/80-17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ276mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 49万5000円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:柴田直行