スズキの『Vストローム800DE』ってどんなバイク? 気になる燃費や足つき性を実際に触れてみてレポートします。 その他にもスペックや装備など基本情報を詳しくお届け!

Vストローム800DEの足つき性とライディングポジションは?

画像1: ライダー身長/172cm

ライダー身長/172cm

未舗装路を走れることも走行も視野に入れたVストローム800DEのライディングポジションは、上半身のチカラが抜きやすい背筋の起きたオフロードスタンスに近い乗車姿勢になります。

アドベンチャーバイクらしい、スタンディングでの走行も視野に入れたスタイルで、ワイドでアップライトなハンドルは、手の届きやすい位置にあり、常にリラックスできる自然なポジションをとることができます。

画像2: ライダー身長/172cm

ライダー身長/172cm

フロント21インチの大径ホイールに、Vストロームシリーズ最長となる220mmのストローク量を誇ることもあり、Vストローム800DEのシート高は855mmに設定されています。

数値的にも結構高そうなイメージでしたが、跨る部分の車体の幅が異様にスリムなので、足を自然に下ろすことができ、不安感を覚えることはありませんでした。

身長172cmのライダーが両足で跨ると、踵は浮きますがつま先は両足とも接地させることができました。

Vストローム800DEで実際に走ってみた燃費は?

画像: Vストローム800DEで実際に走ってみた燃費は?

Vストローム800DEの燃料タンク容量は、たっぷり入る20Lの容量を確保。

使用燃料はハイオクガソリンです。

今回、街乗りや市街地クルージングを中心に325.9kmを走った場合の合計ガソリン給油量は13.8L。

(下に続きます)

満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり23.6159…kmでした。

今回はワインディングでスポーツ走行もしつつ、高速道路では時速100km/hでクルージング、更に未舗装路でのダート走行も含めた様々なシチュエーションでの計測となりましたが、それでもリッター23km/Lを超える燃費性能になりました。

ちなみに、スペックシートに記載されているWMTCモード値は22.6km/Lで発表されていますから、メーカーが一定条件で計測している燃料消費率(WMTCモード値)を、リッターあたり1km/Lも上回る燃費が出ました。

Vストローム800DEのエンジンはついついアクセルを開けてしまうほど楽しいキャラクターですが、ゆっくりクルージングするようなツーリングをするならもっと高燃費になると思います。

Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

画像1: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

LED仕様のヘッドライトはコンパクトな縦2灯のレイアウトになっていて、見た目のデザインがスッキリとした印象。

標準装備されているフロントスクリーンは、これまでのVストロームシリーズでもっとも小ぶりなものです。6角レンチで3段階に高さ調整が可能。

ダート走行では視界が広く感じられ、高速道路を使った長距離移動では小ぶりながらも走行風を綺麗に受け流してくれる形状になっていました。

画像2: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

完全新設計となる775ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒エンジンをスリムなスチールフレームに搭載。

エンジン最高出力は82馬力となっていますが、これはスズキらしくピークパワーの数値を求めすぎない『ライダーが扱いやすい出力特性』を重視した結果。実際に乗ってみると、体感では82馬力以上のパワー感を感じることができます。

画像3: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

ベースとなるメインフレームはオンロードモデルのGSX-8Sと共通のものですが、Vストローム800DEはダウンチューブのサブフレームで補強され、さらに樹脂製のアンダーガードも標準装備されています。

画像4: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

アップダウンの双方に対応してくれるクイックシフトシステムも標準装備され、クラッチ操作をすることなく、スピーディなシフトチェンジが可能になっています。

フットペグがワイドになっており、未舗装路や長時間走行の際の快適性をアップさせています。

画像5: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

純正で装着されているタイヤは、ダンロップ製のTRAILMAX MIXTOURをベースとしながら、トレッドパターンや内部構造に手を加えた専用設計のものとなっています。

800DEは未舗装路での走りやすさを高めるために、開発段階からフロント21インチで設計されていますが、一見オンロード寄りのタイヤでも軽いダート程度なら臆せず走れてしまうほどの走破性を発揮。同時にオンロードでも十分以上の安定感を感じさせてくれます。

画像6: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

視認性に優れた5インチのフルカラーTFT液晶ディスプレイには、各種インジケーターやライディングモード表示などが配置され、走行中はチラッと見ただけでも全ての情報が分かりやすくレイアウトされています。

スズキのインテリジェントライドシステム「S.I.R.S.」を搭載し、エンジンの出力特性などを変更できる「スズキドライブモードセレクター(SDMS)」、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を制御する「スズキトラクションコントロールシステム(STCS)」、ABSの介入レベルを選べる「2モードABS」を簡単に操作することができます。

画像7: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

また、800DEは未舗装路で威力を発揮する「Gモード」を搭載。大型アドベンチャーバイクとは思えないレベルのアグレッシブな走りを楽しむことができます。

この他、ODO&トリップメーター、燃料計や時計&外気温計、ギアポジションインジケーターやクイックシフターなど、必要な情報表示もひと通り揃っています。

画像8: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

ハンドルバー左側にはメインキーで施錠できるヘルメットホルダーが標準で備わっています。

写真のようにヘルメットのDリングを引っ掛けてるだけで簡単に施錠できるので、バイクからちょっと離れる時にとても便利です。パニアケースを装着してもヘルメットホルダーが使用できるように……という狙いからこの位置に設置されています。

足つき性やスタンディングでの走行も視野に入れたVストローム800DEのシートは、ライダーシートとタンデムシート一体型になっていて、シート前方にかけて非常にスリムな形状なので足を降ろしやすくなっているのが特徴。

メインキーで開閉できるシート下は、バッテリーや車載工具にアクセルしやすく、ETC車載器をセットできるスペースがしっかり確保されているのも嬉しいポイントです。

画像9: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

フロント同様にリアサスペンションも未舗装路ありきで設計されており、212mmのリヤホイールトラベルを確保。こちらもVストロームシリーズでは最長となっています。

また、工具を使わずにプリロード調整が可能なプリロードアジャスターを装備。大きな荷物の積載時やタンデムなどにも柔軟に対応することが可能です。

画像10: Vストローム800DEの装備/ディテールを解説!

マフラーからのサウンドは常用回転域では比較的ジェントルな印象。ロングツーリングの際に「音でライダーが疲れる」ことがない範囲に抑えられています。

ただし、高回転域では十分に存在感のある2気筒サウンドを奏でます。

Vストローム800DEで走ってみた感想はこちら!

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