まとめ:齋藤ハルコ/写真:井上 演
※金櫻神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
今回のゲストはピン芸人のバッドナイス常田さん
芸風は独創的なシュールさ、リアルは真面目な好青年!?
僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願いに合う神社へご案内しているこの連載。今回は、ピン芸人のバッドナイス常田さんをお迎えしました!
シュールな世界観で繰り出される唯一無二のコントで、芸能界にもファンが多い常田さん。2019年にスタートした自身のYouTubeチャンネルでも、〝陽キャすぎるお坊さん〟など常田ワールド全開のキャラが繰り広げるコントが人気を博しています。中でも、映画『ピンポン』を観て以来、常田さんが大ファンだという窪塚洋介さんに憧れすぎた男のシリーズは100万再生超え。その完成度の高さがご本人の耳に届き、ついに窪塚さんとの直接対面&共演まで果たしています。
そんな常田さんですが実際にお会いすると、とても礼儀正しく真面目な好青年。しかも、2022年はドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』にイケメン僧侶役で出演するなど、整った容姿をお持ちです。ですが、ひとたび撮影が始れば、一瞬で芸人の表情になるのがさすが! 気になるバイク歴もじっくりお聞きしたので、お楽しみください。
ゲスト
バッドナイス常田さん&Honda CRF250L
1988年富山県生まれ。ワタナベエンターテインメント所属。別コンビでの活躍を経て、2015年からお笑いコンビ『バッドナイス』として活動開始。
相方の芸人引退に伴い、2019年からバッドナイス常田の名でピン芸人として活動している。現在の愛車はヤマハ・マジェスティC。今回のCRF250Lは「もともとオフロード好き」というご本人のリクエストによるもの。
神社ソムリエ
佐々木優太
参拝した神社は1万数千社、受けた御朱印は4000以上。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。今月のポーズ&表情は常田さんテイストを意識しました!
ツーリングの目的地は山梨県甲府市の金櫻神社
バッドナイス常田さんの目標
お茶の間とライブシーンに風穴をあける面白いピンネタを作りたい!
生きてるうちに強靭なメンタルを手に入れたい!
バカなことしてるなと思ってもらえるYouTubeやTikTokを地道に頑張る!
願いや目標が多ければピッタリの理由はさらに多く!
毎回、ゲストの方には簡単な事前アンケートをお願いするのですが、常田さんの回答はこれまででいちばん細かく書き込まれていました。そのすべての目標や願いにお応えし、常田さんのパーソナルにまでフィットする神社へご案内するのが神社ソムリエの役目!
お連れした金櫻神社は、まず御祭神の柱がスクナヒコナノミコトとオオナムヂノミコトという、ペアで国造りを完成させた後、別々に活躍された神様なので、コンビからピン芸人となった常田さんに通じると考えました。
水晶発祥の神社でもあるので、水晶=鉱物が密になった硬い結晶にあやかれば強いメンタルや集中力アップにご利益が。さらに金運のパワーで知られる御神木「金櫻」が仕事での〝金〟星につながり、本殿の昇龍&降龍の彫刻は常田さんの干支の辰年につながる。もちろん立地も「都心から200km圏内」「行き先に自然が多いと嬉しい」という常田さんのご要望にピッタリです。
それ以外も書ききれないほどおすすめ理由が満載でしたが、常田さんからは見事に「そこまで自分向きの理由があると無理!」なる光栄過ぎる(?)お言葉をいただきました!
ご利益の理由
バッツネさんだから、おすすめの3つの理由
1.2000年以上の歴史を持つ水晶発祥の神社
→鉱物の結晶に精神力&集中力をあやかる!
2.ペアで大仕事の後ソロで活躍した御祭神
→コンビからピン芸人の常田さんに通じる!
3.“金の成る木”と呼ばれる御神木の金桜
→地道に芸に磨きをかけ笑いの“金”を取る
金櫻神社(かなざくらじんじゃ)
山梨県甲府市御岳町2347
その起源は二千年前にさかのぼる古社
山梨の名勝・昇仙峡を登りつめた地に鎮座する神社。バイクで社殿すぐ脇の駐車場まで登ってこれますが、体力に自信がある方は、ぜひ樹齢700~800年と推定される杉の巨木が立ち並ぶ、266段の石段の参道から参拝にお上がりください。ちなみにナビによって中央道・双葉スマートICから県道101号で向かうルートが提示されますが、せっかくなら甲府昭和IC~県道7号(昇仙峡ライン)で向かう方が日本有数の景勝地を楽しめます(今回、昇仙峡の写真がない理由です…笑)。
境内は夏の佇まい
夏の間、境内はたくさんの風鈴が涼し気な音を奏でます。神社の標高は854m。市街地より3~4℃涼しく、道中の気温変化を感じるのもバイクならでは(でも暑い…)。
参拝ではココに注目!
御神木は「金の成る木」
社名の由来となった御神木の「金桜」は、鬱金桜(うこんざくら)とも呼ばれ、黄金色の花を咲かせる“金の成る木”です。開花の季節に桜を拝み、金櫻神社の水晶守りを受けると一生金運に恵まれると全国から参拝者が訪れます。
本殿の柱に刻まれた“昇龍”と“降龍”
昭和30年の大火事で、鎌倉時代に建てられた貴重な本殿を含む13棟の建物が燃えてしまった金櫻神社。現在、本殿の柱に彫刻された昇龍と降龍は、元は名工・左甚五郎の作といわれた当時の姿を再現したものです。柵越しの拝見になりますが、昇龍・降龍どちらも尾に水晶玉を抱える姿にご注目を。
鳥肌の理由は感動でした!
嬉しいことに「こんなにあらゆる方面から自分に合う神社を探してくれるんですか!」と感動してくれた常田さん。芸人さんならではの抜群のリアクションとともに、リアルに鳥肌が立つまで喜んでいただけて、神社ソムリエ冥利に尽きます!
金櫻神社の御朱印
水晶発祥の神社として、古くから医薬禁厭(医者・薬と厄除け)の神様としても信仰を集め、この地で発掘された水晶を丸く研磨した「火の玉・水の玉」が御神宝となっている金櫻神社。じつは神社の御朱印も、水晶の原石(六角形の結晶)から作られた印を押印した珍しいものです。