スライドキャリアとは
以前も紹介したイトーKTのスライドキャリア。伸び縮みすることで、キャリアの使い勝手を大幅に良くしてくれるアイテム。積載量を増やしたいときや、タンデム時にもめっちゃ便利だし、箱を装着して「少し背中が窮屈だなー」って時にも調整が凄く楽なのよ。
スーパーカブやクロスカブ用にはオールカブスライドキャリアというのが適合してて、自分がスーパーカブ90に装着してるのもこのカタチ。
キャリアの上に土台が乗る感じ。黒い部分がスライドしてくれるのね。ちなみにこのタイプはバージョン1とバージョン2があって、前者はスライド量が4段階で、後者はスライド量が無段階。
オールカブスライドキャリアについて、くわしくは過去記事を参考にしてね。
で、CT125の場合はオールカブスライドキャリアも適合してるんだけど、CT125専用スライドキャリアスリムってのもあるのよ。
スリムという名の通り、オールカブスライドキャリアより装着がスマート。
スライドキャリアシリーズは、自分がハンターカブを購入したホンダドリーム名古屋守山で取り扱いがあるので、納車時に同時購入したのよね。
というわけで今回はスライドキャリアスリムの話だよ。
CT125用スライドキャリアスリム
CT125用スライドキャリアスリムを伸ばすとこんな感じ。ただでさえでっかいハンターカブのキャリアがさらに広くなるよ。
天面には穴や長穴が設けられてて、さまざまなものの装着が考慮されてる。
縮めるとこんな感じで、すっきり。
長穴部分を使ってGIVIのモノロックベースがすごく簡単に装着出来た。
ただ、裏側の固定はGIVI付属の波型プレートではなく、ホームセンターで買ってきた大径ワッシャーを使ってる。あとボルトも変えてる。
厚みはこんな感じ。キャリアが赤ということで、見た目はかなりゴツくみえるけど、実際にはほんの少し幅と厚みが増えてるだけ。
スライドは、左右のハンドルを緩めて、任意の位置で締めるだけ。
こんな感じでスライド自由自在。任意のスライド量で固定することができるよ。
もちろん純正ピリオンシートも干渉なく装着可能。
GIVIのE43NTL-ADVを装着するとこんな感じ。タンデムでのスライドキャリアは本当に便利なのよ。
スライドキャリアスリムの装着方法
かなり大型のパーツだけど、取り付けは意外と簡単。必要なのは、10mmのメガネと4mmの六角棒レンチだけ。
純正キャリアの上に、スライド部分を伸ばした状態のスライドキャリアスリムをのっけたら、固定用のブロックをボルト穴部分に合わせて差し込む。
そしたら付属のボルト&ナットを片側3カ所に通して、締結するだけ。
外側のボルト部を六角棒レンチで抑えて、キャリアの隙間からレンチでナイロンナットを締めこんでいくよ。
全体に仮締めをして丁寧に本締めしていこう。
全体の締めこみを確認したら、スライド動作を確認して終了。専用設計だけあって、特にステーとかもないし、取り付けは簡単よ。
まとめ
キャンプで荷物が増えた時や、パッキング時に「あとちょっと載せたい」って時にも超便利。でもなんといってもタンデムで箱が使えるのは最高よ。
レポート:若林浩志