写真:南 孝幸
ハーレーダビッドソン「X350」の特徴

Harley-Davidson X350
総排気量:353cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:777mm
車両重量:195kg
発売日:2023年10月20日(金)
税込価格:69万9800円
普通免許で乗れるスポーティなトラッカー
トラッカーをイメージした、シャープでコンパクトなボディに、353ccのパラレルツインエンジンを搭載するモデルです。

XR750(1972年)
スタイリングのモチーフは、フラットトラックレーサーとして全米で大活躍した往年の名車、XR750。ハーレーダビッドソンが誇るトラッカーのDNAが、X350にも息づいているわけです。
360度クランクのパラツインは独特のサウンド! 足回りも豪華

エンジンは360度クランクを採用するDOHCのパラレルツイン。70.5×45.2mmというショートストローク設定で、パワーは36HP。独特の重みのあるビートを響かせながら、1万回転オーバーまで滑らかに吹け上がる、なかなか楽しいエンジンです。ちなみにX350、500とも、生産はベネリなども手掛ける、中国のQJモーターサイクルが担当しています。


タイヤは前後17インチで、MAXXISのスポーツタイヤを標準装着。ブレーキディスクは前後ともウェーブタイプで、ディスク径は前260mm、後240mm。フォークはリバウンド調整機構つきの倒立、リアショックはプリロードとリバウンドの調整が可能なモノショックを採用しています。
装備も充実で、価格はなんと70万円切り!

ヘッドライトはオーソドックスな丸形。独特の形状を持つDRL(デイタイム・ランニング・ライト)が印象的です。ちなみにヘッドライトはLEDで、上がロー、下がハイ。

メーターは奇をてらわない、オーソドックスなもの。中央の液晶モニターは、オド、トリップのほか、時刻、タコメーター表示も可能な多機能タイプです。

トラッカーらしいスタイルのテールカウル。テールランプ、ウインカーもLEDで、シートは777mmという低さを確保。足つきもなかなかよさそうです。

ちなみに女性がまたがるとこんな感じ。しっかり両足つま先が接地してくれるので、小柄なライダーでも不安に感じることはなさそうだと思われます。

なかなか豪華な内容が光るX350ですが、大注目なのがその価格! なんと、税込69万9800円と、70万円を切る大胆な価格設定! あこがれのハーレーダビッドソンの最新モデルが、しかもスポーティなトラッカーが、こんな価格で手に入るのは正直驚きです!
すでにオーダーは受付が始まっていて、店頭でのデリバリーは2023年11月からの予定、ファーストロットはX500も合わせてだいたい500台ほどの予定で、すでに予約が150台近く入っているとか…。女性ライダーやビギナーでも楽しめるモデルだけに、気になる人はすぐに問い合わせた方が良さそうです!
2023年11月1日発売の月刊『オートバイ』12月号では、試乗インプレッション記事を掲載予定です。
ハーレーダビッドソン「X350」のカラーバリエーション
ボディカラーは全4色のラインアップ。

ダイナミックオレンジ

ドラマティックブラック

パールホワイト

スーパーソニックシルバー
【アンケート】 あなたはどのカラーが好きですか?
お好きなカラーをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。
ハーレーダビッドソン「X350」の写真・動画
新しいハーレーの世界が広がる|Harley-Davidson X 350
www.youtube.comハーレーダビッドソン「X350」の主なスペック・価格
全長 | 2110mm |
ホイールベース | 1410mm |
最低地上高 | 143mm |
シート高 | 777mm |
車両重量 | 195kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 353cc |
ボア×ストローク | 70.5×45.2mm |
圧縮比 | 11.9 |
最高出力 | 27kW(36HP)/9500rpm |
最大トルク | 31N・m/7000rpm |
燃料タンク容量 | 13.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.8° |
トレール量 | 100mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-ZR17 58W・160/60-ZR17 69W |
メーカー希望小売価格 | 69万9800円(消費税10%込) |