今ではJNCCやJEC、G-NETなど、様々なエンデューロレースに参加できる電動バイク、サーロン。そんなサーロンだけのレースイベント「サーロンカップ」が楽しいと聞いたので、実際に参加してその楽しさを味わってきちゃいました

年々その勢いを増している中国産電動バイク、sur-ron(サーロン)。多くのオフロードライダーが気になっているのではないでしょうか? もちろん僕もめちゃくちゃ気になっている一人。というわけで、今回は3年目となるサーロンカップに参加させてもらっちゃいました。

僕はサーロンを所有していないのですが、サーロンの輸入元であるKOHAKU JAPAN様と、主催の内嶋亮選手にご協力いただき、Ultra Bee(ウルトラビー)のデモ車をお借りできることに。さらにウルトラビーだけだと1レースしか出られないので、お世話になっているサーロン・ディーラーのナグモータース様の仲間に入れていただき、Light Bee(ライトビー)のチーム対抗戦にも出場させてもらえるというスペシャルな待遇をゲット。イベントを丸ごと味わうことができたのでした。

画像: JNCCのCOMP-AAクラスで活躍する内嶋亮選手がイベントを取り仕切りつつMCもこなしていました。

JNCCのCOMP-AAクラスで活躍する内嶋亮選手がイベントを取り仕切りつつMCもこなしていました。

画像: 今年は3年目にしてレッドブルジャパンが協賛ということでレッドブルアーチが登場。なんと冷たいレッドブルが無料で振る舞われました!

今年は3年目にしてレッドブルジャパンが協賛ということでレッドブルアーチが登場。なんと冷たいレッドブルが無料で振る舞われました!

画像: サーロンは純正でも十分楽しいのですが、さらに楽しく乗るためのカスタムパーツがたくさん発売されています。ステップ、サスペンション、ブレーキパッドなどなど。

サーロンは純正でも十分楽しいのですが、さらに楽しく乗るためのカスタムパーツがたくさん発売されています。ステップ、サスペンション、ブレーキパッドなどなど。

画像: さらにホイールを変えてモタードカスタムしている車両も展示されていましたよ。

さらにホイールを変えてモタードカスタムしている車両も展示されていましたよ。

画像: 参加されている方々のサーロンはどれもデカールカスタムされていて、色とりどり。市販のデカールキットからオリジナルのものまで様々でした。

参加されている方々のサーロンはどれもデカールカスタムされていて、色とりどり。市販のデカールキットからオリジナルのものまで様々でした。

画像: 今年からタイム計測用トランスポンダーを使ってデジタルな集計に。リアルタイムでライブリザルトも見られます。お昼ご飯もついてきました!

今年からタイム計測用トランスポンダーを使ってデジタルな集計に。リアルタイムでライブリザルトも見られます。お昼ご飯もついてきました!

画像: バッテリー残量が不安なサーロンですが、予備バッテリーがあれば会場で充電することもできちゃいます。

バッテリー残量が不安なサーロンですが、予備バッテリーがあれば会場で充電することもできちゃいます。

サーロンカップの会場となったのは例年通りの埼玉県モトクロスヴィレッジ。3年目となる今年はモトクロスコースだけでなく、ウッズやヒルクライムも組み合わされて、エンデューロ要素も追加。参加者たちにも大変好評でした。

30分耐久クロスカントリー!
sur-ron XC

画像1: 30分耐久クロスカントリー! sur-ron XC

サーロンカップ最初の種目はsur-ron XC。その名の通り、クロスカントリーレースです。車種はLight Bee限定。初心者から上級者まで混走レースになるのですが、男子・女子・年代別などでのクラス分けはあり、それぞれ表彰式も行われます。

まずはCLUB TechnixのHIDE選手がレースをリード!

画像: モトクロスヴィレッジのテーブルトップもしっかり飛び切れちゃいます。

モトクロスヴィレッジのテーブルトップもしっかり飛び切れちゃいます。

画像: サーロンジャパンのリー社長も参戦!

サーロンジャパンのリー社長も参戦!

画像: フープスもマシンが暴れることなく、安定して走れます。

フープスもマシンが暴れることなく、安定して走れます。

画像: こんなヒルクライムだってちゃんと登れちゃいます!

こんなヒルクライムだってちゃんと登れちゃいます!

画像2: 30分耐久クロスカントリー! sur-ron XC
画像3: 30分耐久クロスカントリー! sur-ron XC

レースのはずなのにモーター音だけしか聞こえないのは面白い経験でした。観客の声もよく聞こえますし、バトルしているライダー同士でも会話できちゃうのはすごいですね!

レース終盤、先頭集団4番手を走っていたナグモ選手がHIDE選手をパスしてトップに出るも、最後の一周でバッテリー残量が少なくなり、セーフモードに入ってしまってパワーダウン。優勝はHIDE選手の手に。こんなトラブルがあるのも電動バイクレースならでは?

sur-ron XCの写真を以下のリンクから見ることができます。個人アカウントのSNSなど、商用以外でしたらご自由にお使いください。

お楽しみの当日発表コンテンツ
ウイリーコンテスト!

sur-ron XCが終わったあとはタイムスケジュールに「当日発表コンテンツ」とだけ記されていました。幕が開けてみると……ウイリーコンテスト! サーロンで一番ウイリーが上手いヤツ決定戦というわけです。

画像1: お楽しみの当日発表コンテンツ ウイリーコンテスト!

ここで強さを見せたのは千葉県木更津市のサーロンディーラーjon it.のハララ選手。自身の出した記録を次々と塗り替えて距離を伸ばしていきます。

画像2: お楽しみの当日発表コンテンツ ウイリーコンテスト!

10人近い参加者を寄せ付けず、最後にはレッドブルアーチから1コーナーまで続くウイリー走行を披露し、圧勝!

ウイリーコンテストの写真も以下のリンクからご覧いただけます!

初開催、Ultra TT!

今年発売になったウルトラビーのための種目が初開催。その名も「Ultra TT」。そう、タイムアタックです。

競技時間の間、参加者は自由にコースインし、タイムアタックを行い、一番速いタイムを出した人が勝ち、というルールです。こちらには僕も参加させてもらいました!

誰か写真撮ってくれないかなぁ〜と思っていたら、JNCC公式カメラマンのアベタカミツさんが撮影に来てくれていたのでお願いして写真を分けてもらっちゃいました。ありがとうございます!

画像: おニューのピンクなアルパインスターズ。めっちゃジェット・ローレンスの気分になれます。 Photo:アベタカミツ

おニューのピンクなアルパインスターズ。めっちゃジェット・ローレンスの気分になれます。

Photo:アベタカミツ
画像: ジャンプもちゃんと飛べまっせ! 自分のBETA RR2T200と比べ、全く違和感なく飛べました。着地でもフルボトムしません。 Photo:アベタカミツ

ジャンプもちゃんと飛べまっせ! 自分のBETA RR2T200と比べ、全く違和感なく飛べました。着地でもフルボトムしません。

Photo:アベタカミツ

公道で軽く1回、アサマファンライドで2周くらい乗らせてもらったことはあるのですが、ほぼ初乗りのウルトラビー。全くクセがなく、ミニモトとフルサイズの中間くらいのサイズ感で楽しく乗れました。リアブレーキが左手レバー操作なので、少し戸惑うかな? と思いましたが、1〜2周もすれば慣れてしまいました。

僕が乗らせてもらったデモ車はノーマル仕様でしたが、前後ホイールを19-16インチや21-18インチに換装することもできるようです。

11台出走した中で7番タイム。頑張った方なのではないでしょうか! 多分自分のバイクで走るよりも良いタイムが出てました……。

ちなみに優勝はナグモ選手。僕の半分もアタックしていないのに20秒以上も速いタイムでした。

「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」
サーロン日本一決定戦

画像1: 「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」 サーロン日本一決定戦

お次のコンテンツはサーロン日本一決定戦。ちょっとショートになったコースを3〜4台が一斉に走り、上位2名が勝ち抜けしていくトーナメント戦です。マシンはLight Bee。

画像2: 「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」 サーロン日本一決定戦

ヒート1では優勝候補のモトクロス・エンデューロIA、Rise&RideのIAワタライ選手、ナグモ選手、くまのすけ選手の激戦。

画像: アキ選手/Enjoy with jon it.

アキ選手/Enjoy with jon it.

画像: シュウヘイ選手/CHOP TRACK RACING

シュウヘイ選手/CHOP TRACK RACING

画像: 和田選手/Gun・Bike

和田選手/Gun・Bike

画像: 392よーすけ選手/392

392よーすけ選手/392

画像: ビックモンキー選手/ビックモンキー

ビックモンキー選手/ビックモンキー

画像: 平田さん選手

平田さん選手

画像: チーム392同士の対決。終始笑顔で笑い合いながら接近戦を繰り広げたタップー選手と392ひろし選手。

チーム392同士の対決。終始笑顔で笑い合いながら接近戦を繰り広げたタップー選手と392ひろし選手。

画像: 稲葉翔選手/CLUB Technix

稲葉翔選手/CLUB Technix

IAワタライ選手、そしてやはりモトクロスIAの稲葉翔選手が順当に勝ち上がり、決勝戦はこの2人とシュウヘイ選手、ビックモンキー選手の4名で争われることに。

画像3: 「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」 サーロン日本一決定戦

決勝戦だけ2周で争われます。スタートでホールショットを取ったのは稲葉選手。IAワタライ選手は1コーナーで最後尾についてしまい、追い上げの展開に。

画像4: 「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」 サーロン日本一決定戦

最後は稲葉選手が逃げ切って優勝、今年のサーロン日本一に輝きました!

画像5: 「僕が一番サーロンを上手く使えるんだ!」 サーロン日本一決定戦

モトクロスで速い人たちはサーロンでもやっぱり速いですね〜。とはいえエンジンバイクよりかは差がつきにくいように感じました。来年のサーロン日本一、あなたも狙ってみてはいかがでしょうか?

サーロン日本一決定戦の全写真はこちら

仲間と力を合わせて勝利を目指せ
チーム耐久レース

最後の種目となったのは、チーム耐久。45分間のクロスカントリーレースですが、2〜4名1組のチーム対抗戦。リレー感覚でワイワイ楽しめるコンテンツです。

1台のLight BeeもしくはUltra Beeを使用するため、バッテリー交換の時間なども大きくリザルトに影響してきます。

画像1: 仲間と力を合わせて勝利を目指せ チーム耐久レース

スタートグリッドにマシンを並べて、さぁスタート、と思ったらここでまさかの「ル・マン式ですよー」のドッキリ。レッドブルゲートからマシンまでダッシュ! ル・マン式と分かってからウケ狙いで一台だけ遥か前方に……。

画像: コースを一周してくるとピンポンボタンを押して、「左」が出たらフラット、「右」が出たら丸太を越えなくてはいけないルール。

コースを一周してくるとピンポンボタンを押して、「左」が出たらフラット、「右」が出たら丸太を越えなくてはいけないルール。

画像: 僕はUltra TTで優勝したナグモ選手とチームを組んで出場。前半をナグモ選手に走ってもらい、2番手でバトンタッチ。コバヤシ選手にバッテリー交換を手伝ってもらいました。 PHOTO:アベタカミツ

僕はUltra TTで優勝したナグモ選手とチームを組んで出場。前半をナグモ選手に走ってもらい、2番手でバトンタッチ。コバヤシ選手にバッテリー交換を手伝ってもらいました。

PHOTO:アベタカミツ
画像: 最近僕と一緒によくSUPをやっているショウ選手に後ろから突かれています。でも実はナグモ選手が築いてくれたリードがたっぷりあって、一周リードしているんです。 PHOTO:アベタカミツ

最近僕と一緒によくSUPをやっているショウ選手に後ろから突かれています。でも実はナグモ選手が築いてくれたリードがたっぷりあって、一周リードしているんです。

PHOTO:アベタカミツ
画像: こんな下り坂もなんのその。(一周目はだいぶビビってました) PHOTO:アベタカミツ

こんな下り坂もなんのその。(一周目はだいぶビビってました)

PHOTO:アベタカミツ
画像: X字丸太。フォームがダサすぎて泣けます……。 PHOTO:アベタカミツ

X字丸太。フォームがダサすぎて泣けます……。

PHOTO:アベタカミツ

ライトビーは走破性が高いし、スピードも十分。ヒルクライムも普通に登れちゃいました。前半を走ったナグモ選手がトップのチームとバッテリー交換のタイミングをズラして逆転する作戦をとったものの、最後の一周でまたまたセーフモードに入ってしまい、ペースダウン。それでもなんとかナグモ選手の作ってくれたリードを守り切ってチーム耐久は2位入賞!

チーム耐久は前半10分くらいしか撮影できておりませんが、写真あります!

画像: SUR-RON XC男子

SUR-RON XC男子

画像: SUR-RON XC女子

SUR-RON XC女子

画像: SUR-RON XC年代別

SUR-RON XC年代別

画像: Ultra TT

Ultra TT

画像: サーロン日本一決定戦

サーロン日本一決定戦

画像: チーム耐久 PHOTO:ショウ選手

チーム耐久

PHOTO:ショウ選手

豪華な景品もサーロンカップの魅力! 各コンテンツの入賞者にはポータブル電源などが授与されました。

画像2: 仲間と力を合わせて勝利を目指せ チーム耐久レース

さらに参加者全員でじゃんけん大会も。

画像3: 仲間と力を合わせて勝利を目指せ チーム耐久レース

最後はみんなで集合写真。サーロンカップは今年も笑顔、笑顔、笑顔。最初から最後までひたすら楽しいイベントでした! 僕が思う電動バイクの魅力はなんと言っても「気楽にバイク遊びができる」こと。オイルやガソリンがなくて、騒音もない、さらにシフトチェンジが要らないので、スクーターに乗れる人なら誰でも操作できちゃう間口の広さ。それでいてコースによってはモトクロッサーにも負けないくらい速い! 来年は自分のウルトラビーで参加したいですね〜!

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