ダカールラリーを4度制したレジェンドの名を冠した1台

画像: MV AGUSTA LXP Oriori 総排気量:931cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:850/870mm 車両重量:224kg

MV AGUSTA LXP Oriori

総排気量:931cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:850/870mm
車両重量:224kg

2022年にアドベンチャーコンセプトの「ラッキーエクスプローラー9.5」を発表していたMVアグスタですが、今回その発展版というべきモデルを500台限定で市販することになりました。その名も「LXPオリオリ」。ダカールラリーを4度制したレジェンドライダーの名前を冠したモデルです。

画像: ダカールラリーを4度制したレジェンドの名を冠した1台

エディ・オリオリ氏は1988年にホンダで、1990年と1994年にはMVアグスタの前身であるカジバで、そして1996年にはヤマハでダカールラリーの二輪部門を制したレジェンド。3つのメーカーで優勝を果たしたライダーは、現在もオリオリ氏だけという偉大なライダーです。この「LXPオリオリ」は、かつてカジバに栄光をもたらしたレジェンドをオマージュしたモデルなのです。

画像: LUCKY EXPLORER 9.5 2022年

LUCKY EXPLORER 9.5
2022年

このマシンの母体となったのが、2022年に発表されたコンセプトモデル「ラッキーエクスプローラー9.5」。残念ながら市販とはいきませんでしたが、今回のLXPを見ると、スタイリングも似ていますし、技術的にもこのマシンのものを発展させたものが採用されていることが分かります。

画像: CAGIVA ELEPHANT900

CAGIVA ELEPHANT900

ここで言う「ラッキーエクスプローラー」とは、カジバがダカールラリーに参戦した当時のメインスポンサーの名称。タバコブランドの「ラッキーストライク」が、当時たばこ広告が禁止になったのを受けて、ロゴイメージはそのままに名称を変えたものです。

画像: CAGIVA ELEPHANT900 IE 1991年

CAGIVA ELEPHANT900 IE
1991年

ドゥカティ製のLツインエンジンを搭載したカジバ・エレファントで、1990年に見事ダカールラリーの二輪部門をオリオリ氏が制したのを記念して、翌1991年には「ラッキーエクスプローラー」カラーのエレファント900IEも発売されています。

931ccの3気筒エンジンを搭載、足まわりも豪華!

画像1: 931ccの3気筒エンジンを搭載、足まわりも豪華!
画像2: 931ccの3気筒エンジンを搭載、足まわりも豪華!

搭載されるエンジンは2022年のコンセプトに採用されていたものの流れをくむ、新開発の931cc3気筒DOHCユニット。124HPのパワーと10.4kg-mのトルクを発揮する強力なユニットで、これをスチール製ダブルクレードルフレームに搭載しています。

画像3: 931ccの3気筒エンジンを搭載、足まわりも豪華!
画像4: 931ccの3気筒エンジンを搭載、足まわりも豪華!

サスペンションは前後ともザックス製のフルアジャスタブルで、フロントフォークは48mm径という太めのもの。ホイールトラベル量は前後ともに210mmで、オフロード走行も十分にこなせるもの。フロントのブレーキキャリパーはブレンボ製のStylemaと、足まわりのパーツは非常に豪華です。

電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

画像1: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!
画像2: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

フロントとリアの灯火類はオールLEDで、DRL(デイタイムランニングライト)も標準装備。デザインは2022年のラッキーエクスプローラーコンセプトのものを継承しています。

画像3: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!
画像4: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

ちなみに、フロントガードバー、LEDフォグランプ、左39L、右32L容量のアルミパニアケースはなんと標準装備!アドベンチャーに必要な装備はしっかり備わっています。

画像5: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

そしてタンク上にはオリオリ氏のサイン入り!タンデムステップステーには限定500台を示すシリアルプレートも装着されていて、スペシャル感満載です!

画像6: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

7インチの大型カラーTFTモニターを採用、ツーリング、アーバン、オフロードとカスタムの4種のライディングモードを搭載するほか、トラクションコントロールはロード5段階、オフロード2段階、レインの計8段階を用意。リフトコントロールやエンジンブレーキコントロールも備え、電子制御ライダーアシストは最先端のものがおごられています。

画像7: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!
画像8: 電子制御も充実、オリオリ氏のサインも入る!

さらに!別売の「DEDICATED KIT」も用意。これはテルミニョーニ製のチタンエキゾースト、専用ボディカバーに、オリオリ氏のサインも入った、アクリルスタンド風の証明プレートが専用の木箱に入れられたスペシャルキット。オーナーの所有感を大いに高めてくれます。

限定500台ということで、日本での入手は非常に困難と思われますが、今後の展開に注目したいところです。さらなる詳細は12月1日発売の月刊『オートバイ』1月号でご紹介しますので、そちらもお楽しみに!

LXP Orioriの主なスペック

全長×全幅×全高2360×980×NAmm
ホイールベース1610mm
最低地上高230mm
シート高850/870mm
車両重量224kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量931cc
ボア×ストローク81×60.2mm
圧縮比13.4
最高出力91kW(124HP)/10000rpm
最大トルク102N・m(10.4kg-m)/7000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角NA
トレール量118mm
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ265mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)90/90-21・150/70B18

MV AGUSTA 公式サイト

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