ヤマハ「レイZR」欧州仕様・2024年モデルの特徴
車両重量はわずか99kg! しかも電動アシスト機能を装備
ヤマハ製のスクーターは世界中で人気を博す。NMAXやXMAX、TMAXなどのクラストップモデルは先進国を中心に多くの国と地域に普及している。ただ、ことエントリーモデルとなると、日本では発売されず、日本人にほとんど知られていない車種も多い。
欧州で新たに発表された「レイZR」は、街中の移動手段としての性能に特化した便利な一台だ。現地価格は未発表だが、2024年3月に発売予定で、リーズナブルであることもセールスポイントに挙げられている。つまりエントリーモデルにあたる。
しかし125ccのブルーコアエンジンには電動パワーアシスト機能を備え、アイドリングストップシステムも搭載。灯火類はLEDを採用している。
車両重量は現地で販売されているヤマハ製スクーターで最軽量の99kg。国内ラインナップ最軽量の「ジョグ125」(95kg)には劣るが、充分すぎるほど扱いやすいだろう。
ホイール径は前12・後10インチ。フロントはディスク、リアはドラムブレーキを装備。シート下収納スペースの容量は21Lで、ヘルメットもものによっては入るはず。セルスターターとともにキックスターターを備えているのが心強い。
この「レイZR」と名が付くモデルとして、インドには「レイZR 125 Fi」「レイZR ストリートラリー 125 Fi」があり、これらもハイブリッド仕様。見た目や仕様もそっくりで、今回のニュースはインド製スクーターの欧州版が登場しただけともいえる。ちなみにインド・デリーでの「レイZR 125 Fi」の車両価格は9万4830ルピー(≒17万4200円)だ。
ヤマハは「レイZR」の欧州での発表に際し、国内へ向けたアナウンスは何もしていないが、今後欧州でも浸透すれば、日本への正規導入もあり得るか!?
ヤマハ「レイZR」欧州仕様・2024年モデルのカラーバリエーション
アノダイズドレッド
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ヤマハ「レイZR」欧州仕様・2024年モデルの動画・写真
ヤマハ「レイZR」欧州仕様・2024年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 1880×685×1190mm |
ホイールベース | 1280mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 785mm |
車両重量 | 99kg |
エンジン形式 | 空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 125cc |
ボア×ストローク | 52.4×57.9mm |
圧縮比 | 10.2 |
最高出力 | 6.0kW/6500rpm |
最大トルク | 9.7N・m/5000rpm |
燃料タンク容量 | 5.2L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-12・110/90-10 |
まとめ:西野鉄兵