ブレーキペダルとシフトペダルを交換してみるよ
さて、今までついてた古いペダルを外して、リンクル塗装ペダルを取り付けてみるよ。
必要なもの
使う工具はこんな感じ。
ちょっと特殊なのはスナップリングプライヤーとスプリングフックとグリスくらいかな。あと、ピボットカバーのボルトがかなり固いので、力の入るハンドルもあると便利よ。
スナップリングプライヤーは、先端交換できるものを使ってるんだけど、交換ヘッドなくしたし、作業中にずれるとめんどくさいので、先端交換機能がないタイプのがオススメ。
19mmソケット
12mmソケット
10mmソケット
エクステンション
ラチェットハンドル
Tハンドル
スナップリングプライヤー
スプリングフック
ラジオペンチ
グリス
#2プラスドライバー
シフトペダル交換
シフトペダルから交換するために右サイドカバーを外すよ。
後側に隠れてるプラスネジを外してね。
あと、下側にあるプッシュリベットも外そう。
そしたらサイドカバーを外すよ。この爪部分が厄介なので、内装外しがあると便利。
次はブレーキペダルのスプリングを外すよ。スプリングは2カ所ついてるんだけど、スイングアーム側から見える細くて長いスプリングね。
スプリングフックがあれば、まあ余裕。
次はRピボットカバーを外すよ。19mmと12mmのソケットで外すんだけど、上の19mmが超固い。
ラチェットハンドルでは太刀打ちできなかったので、ここでTバーを使用。
下の12mmはラチェットハンドルで余裕。
そしたらこんな感じで外すことができるよ。キックペダルが邪魔なので、あらかじめ外しておいた方が作業は楽だったかも。
ブレーキペダルはピボットカバーにCリングっていうのかな、穴の開いたC型の金具で留められてる。ここでスナップリングが必要なのよね。
Cリングを外したら、その下についてるワッシャーも外して、なくさないように置いておこう。
次はブレーキペダル後端のロッドジョイントを外すよ。ここは割りピンなので、ペンチでまっすぐにすれば外せる。
割りピン外してシャフト部を抜くとこんな感じ。結構細かいパーツなので、失くさないようにね。
そしたらあとは外すだけ。ZETAのクレビス買っといてここで装着すればよかったな。
スプリングを外しつつ取外し完了。スプリングは特に問題なく外せちゃうので写真撮り忘れた。
さて。新しいブレーキペダルを取り付けよう。
まずは、ワッシャーをはめてCリングを装着。と、思ったらパウダーコートの厚みでCリングがうまくはまらない。
なるほど、DFクラフトのHPに「部品のはめ合い部分等のマスキングが必要な場合はマスキング指示をお願いします」って書いてあったわ。なるほどね、こういうとこにマスキング指示が必要なのね。
後の祭りなので、組み立てで干渉する部分の塗膜を削るよ、ヤスリで。黄色い部分ね。
金ヤスリでさくっと。塗膜割れたりしたら最悪だったけど、そんなこともなくすごくスムーズに削り取れた。塗膜に柔軟性のあるパウダーコートで助かった。
反対側はこんな感じ。
あらためて装着しなおし。ピボットカバーのブレーキペダル取り付けシャフト部を綺麗に掃除してグリスを塗っておくよ。
そうそう、上のシャフトにブレーキペダルを取り付ける際に、スプリングをはめ直しておいてね。実はこれを忘れて再度やり直ししてる。
スプリングをはめつつ、シャフトに通したら後端のロッドジョイントを装着。割りピンがダメージを追ってたら新品交換推奨。
そしたらシャフトにワッシャーをはめよう。ワッシャーも掃除したのでピカピカよ。
画像ではスプリングはまってないけど、これ失敗。スプリングはめておいた方が良いよ。
スナップリングプライヤーでCリングを装着。Cリングが溝の全周にきっちりはまってるか確認しておいてね。
この状態からスプリングはめようと思ったけど、かなり厳しかったのでこのあと再分解した。
キックペダルの隙間を通して車体にあてがったら、まずは下側を仮締め。
で、上側を仮締めしてバランスをみつつ上下とも本締め。
完成───。
ブレーキペダル交換
ブレーキペダル交換はカブ90でも慣れてるよ。
ペダルについてるボルトを10mmソケットで外して抜くだけだよね。
かなり狭くてアクセス厳しいので、ディープソケットにエクステンションかました。
ボルトは外れたけど、ステップが邪魔で抜けない。
ということはステップを外さないと。
ステップを外すには背面の6カ所のボルトを外す必要あり。カブ90ならステップはボルト4カ所で外れるけど、ハンターカブはアンダーガードついてるからね。
なんか思ってたより大変になってきた。
ボルトを一通り外してステップをずらしてやっとペダルの逃げが作れた。
わかりにくいけど、ステップがずらしてあるのよ。
あとは簡単。元々のステップを引っこ抜いて取り付けるだけ。
そうそう、塗装したペダルに先端のゴムつけないとね。
と、思ったらめちゃくちゃ大変だった。小さい上に厚みがあるからグリップ付ける時よりはるかに固い。
マイナスドライバーでこじったりしてたら塗装に傷ついた。いきなり傷物かよ、悲しい。
できあがり
いきなり傷物になって相当ショックだけど、遠く離れたらわからないはず。悲しい。
それはさておき、相当カッコ良くなっちゃったよ。黒で締まるし、表面の質感がすごく良い。
近づいてみるとこんな感じ。表面の粒が凄く立体感があって、質感最高。
ブレーキペダルはこんな感じ。
純正ペダルとは思えないくらいカッコ良くなってしまった。ステップも塗りたくなってきたな。
まとめ
いやこれかっこよすぎでしょ。というか、パウダーコートって3300円とかでできるのね。安すぎじゃないかな。色も豊富だし、自分の個性に合わせた色選びもできるし、ぜひやるべき。
レポート:若林浩志