Mio「マイビュー M820WD」テスト&レポート

画像: Mio MiVue M820WD 税込価格:4万8400円 販売元:デイトナ セット内容は本体、フロント/リアカメラ、カメラ用1.8m延長ケーブル、GPSアンテナ内蔵多機能コントローラー、12V電源ケーブル、結束バンド。基本的に前後カメラとコントロール用スイッチは別売のステーを使って取り付ける。

Mio MiVue M820WD

税込価格:4万8400円
販売元:デイトナ

セット内容は本体、フロント/リアカメラ、カメラ用1.8m延長ケーブル、GPSアンテナ内蔵多機能コントローラー、12V電源ケーブル、結束バンド。基本的に前後カメラとコントロール用スイッチは別売のステーを使って取り付ける。

前後同時録画+GPSデータ記録のオートバイ専用ドラレコが大幅進化

あおり運転問題を端緒に2020年6月から妨害運転罪が厳罰化され、ドラレコの装着率は急上昇。オートバイは一人乗車が多いので事故やトラブルの際に同乗者の証言が得られず、不利な状況に置かれやすいが、ドラレコ映像は警察や裁判所に証拠として提出できるので、自己防衛策として装着するライダーが増えている。

もう一つ、違う角度から普及を後押ししているのが「旅の記録」。音声入りの動画が撮れるだけではなく、GPS機能を備えた製品なら正確な時刻と位置、走行速度を記録し、スマホの画面上で地図と重ねて表示できる。あてもなく走り回っても後から走行ルートを確認でき、ここぞという場所での動画、静止画を残しておくという楽しみもある。

テストしたM820WDはドライブレコーダー、PDA、業務用サーバーなどで世界的な企業として知られている台湾・マイタック社の製品。開発スタッフから話を聞く機会があったが、オートバイ用に拘り抜いた設計と、長時間の実走を含む耐久テストの過酷さに感心させられた。
 
その表れが昼夜を問わず鮮明な画像が撮れるソニー製センサー採用の前後カメラ、耐震性能と防水性能を徹底追求した本体ユニット、といったハード面の進化に加え、タイムラプスや駐車監視といった付加機能の充実。新たな動画ファイル形式とコーデックを採用したデータサイズの縮小化、本体からスマホまでのWi-Fi経由によるファイル転送速度の速さと併せ、個人的に3年近く使ってきた前モデルのM760Dと比べても使い勝手は大きくブラッシュアップされている。

発売元のデイトナはレブルやGB専用を含めた各種のカメラマウントを用意しているので装着作業自体は難しくないが、車種によってはカメラからの配線を目立たないようにするため、外装類の脱着が必要になり、メインスイッチと連動させるためにはアクセサリー電源との接続が必須ということは頭に入れておこう。

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Mio「マイビュー M820WD」

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画像: 実際のツーリングで昼間、夜間、雨降りの中までテストしたが、どれも鮮明な動画が撮れた。上の画像下側には年月日と秒単位の時刻、移動速度、緯度/経度が表示されている。

実際のツーリングで昼間、夜間、雨降りの中までテストしたが、どれも鮮明な動画が撮れた。上の画像下側には年月日と秒単位の時刻、移動速度、緯度/経度が表示されている。

画像: ワイドな画角により、3車線道路でも左右の車両まで写る。同一画面のグーグルマップ上で位置を確認できるのも便利。

ワイドな画角により、3車線道路でも左右の車両まで写る。同一画面のグーグルマップ上で位置を確認できるのも便利。

画像: 動画ファイルは分割保存される。初期設定値は1ファイル1分間だが、2分間、3分間にも変更可能。サムネイルを表示できるので目当ての動画を探しやすい。

動画ファイルは分割保存される。初期設定値は1ファイル1分間だが、2分間、3分間にも変更可能。サムネイルを表示できるので目当ての動画を探しやすい。

画像: LEDパイロットランプが見やすく、静止画を撮るときなどに押すスイッチも操作しやすいよう、コントロールボックスはクラッチホルダーに装着するデイトナ製のステー(1320円)を使って手元に装着した。

LEDパイロットランプが見やすく、静止画を撮るときなどに押すスイッチも操作しやすいよう、コントロールボックスはクラッチホルダーに装着するデイトナ製のステー(1320円)を使って手元に装着した。

画像: リアカメラはデイトナのナンバープレートクランプステー(1870円)を使用して固定した。車種によってはステーを使わず、リアフェンダーなどに直接貼り付け固定することもできる。

リアカメラはデイトナのナンバープレートクランプステー(1870円)を使用して固定した。車種によってはステーを使わず、リアフェンダーなどに直接貼り付け固定することもできる。

画像: 前後の画像はリアルタイムで見られ、カメラの左右方向、回転方向、仰角の位置調整が確実に行える。

前後の画像はリアルタイムで見られ、カメラの左右方向、回転方向、仰角の位置調整が確実に行える。

画像: 本体ユニットのサイズは66mm×64mm×22.6mm。IP67規格の防水構造なので、取り付け場所の自由度が高い。

本体ユニットのサイズは66mm×64mm×22.6mm。IP67規格の防水構造なので、取り付け場所の自由度が高い。

画像: モトグッチV7レーサーのシート下にはETCユニットと並べて収められた。

モトグッチV7レーサーのシート下にはETCユニットと並べて収められた。

平嶋夏海の使用レビュー

初めてのドラレコ、愛車に装着して感動しました!

自分のYouTube動画用にGoProとインスタ360を使っていますが、ドラレコを付けるのは初めてです。映像は想像以上に解像度が高くて自分の周辺を走っている車のナンバーが昼でも夜でもクッキリ読み取れ、音もクリアに録れます。これならモトブログの素材にもしやすいですね。タイムラプス機能は実際に走ったツーリングルートを短時間で見直せるので、何時何分頃にどこを走っていたかを見つけやすく、グーグルマップ上で位置情報が見られるのも楽しいです。

本体に録画したデータをスマホに転送するスピードも速いので、休憩中にスマホで再生してみんなで盛り上がれます! 今回、「自分のモトグッツィだから自分で付ける!」つもりでしたが、フロントカメラの配線を隠すために燃料タンクを外したり、アクセサリー電源配線にギボシ端子を付ける作業は編集部の方達にお手伝いしてもらわないと無理でした。自信がなければ用品量販店やオートバイショップにお願いした方が、キレイに確実に付くと思います。

文:太田安治/写真:南 孝幸、盛長幸夫/モデル:平嶋夏海

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