スズキが過去にラインナップしていた“スポーツスクーター”をピックアップして紹介! 中にはエアロパーツや高性能サスペンションを搭載した本気度MAXなスクーターまで……?

スクーターでもスポーティーに楽しみたい!

画像1: スクーターでもスポーティーに楽しみたい!

大きなバイクで毎日通勤するのは大変だし、そろそろスクーターにしたい……。
でもバイクに乗るならスクーターで会ってもシャープでカッコよくスポーティーなものに乗りたい!

そう考えた時真っ先に浮かぶのはスズキの125ccスクーター『アヴェニス125』。

画像2: スクーターでもスポーティーに楽しみたい!

シャープでキレのある、まるでエアロパーツのような外装に加速性能を重視したエンジン出力設定など、扱い易さとスポーツ性能を兼ね備えた遊び心くすぐる原付二種スクーターです。

実際乗ってみても楽に楽しく通勤できる魅力的なバイクでした!

しかし!

過去のスズキのスクーターには“スポーティー”なだけに留まらず、“スポーツスクーター”と銘打って販売されたスクーターが幾つかありました。

今回はそんなスズキの「スポーツスクーター」たちを紹介!
エアロパーツまで盛り込まれた“ガチ”系から、あくまでスポーツテイストのスクーターまでをピックアップして紹介します!

スクーター初のディスクブレーキ搭載車! スズキ渾身のスポーツスクーター

最初はこのスクーター!

1984年に登場した原付一種スクーター『シュート』です!

画像: 1984 SUZUKI シュート

1984 SUZUKI シュート

うーん、まず個性的すぎる見た目から好きになってしまいそうですが『シュート』のすごいところはデザインだけではありません!

心臓部には最高出力6PSを発揮する2ストロークエンジンを搭載し、急加速や上り坂で自動的に減速比が大きくなる新開発のキックダウン機構付き変速方式が搭載されていました。

またその動力性能に見合う制動力と安定性を確保するためにフロントにスクーター初の油圧式ディスクブレーキ、テレスコピックフォークを採用。

現代であれば間違いなく125ccクラスの豪華さ……。間違いなくスズキ渾身の「スポーツスクーター」でした!

軽い! 速い! 美しい! スポーティーなライトスクーター

画像: 1984 SUZUKI ラブ・スリー

1984 SUZUKI ラブ・スリー

軽量スクーターとして人気を博した『ラブ』のモデルチェンジ版が1984年登場の『ラブ・スリー』

乾燥重量48kgの車体に6PSの2ストロークエンジンを搭載し、スタイリングも美しい仕上がりに。
正に軽い、速い、美しいを体現したライトウエイト・スポーティースクーターです。

ちなみに、定値走行値の燃費で91.1km/Lの低燃費だったとか。本当に2ストか……⁉

「ヨシムラ」や「F3」仕様もあった? 特別色がアツいスポーティースクーター

画像: 1985 SUZUKI カーナ

1985 SUZUKI カーナ

サイドからリアへ流れる「ギャラクシーライン」のデザインが特徴的な『カーナ』は1985年にリリース。

乾燥重量49kgの車体に6.5PSの2ストロークエンジンを搭載し、50ccスクーターではナンバーワンのパワーウェイトレシオを誇りました。

『ラブ』がベースなのか、こちらも定値走行燃費が91.1km/L。どちらにしろバケモン。

また、『カーナ』には「ヨシムラ」カラーやスポーティーな「F3」カラーといった特別色がラインナップされていました!

“R”にはエアロパーツ装着⁉ 名前の通りハイテンション過ぎるスポーツスクーター

画像: 1985 SUZUKI ハイ

1985 SUZUKI ハイ

リアのせりあがった斬新な“ハイヒップ・シェイプ”スタイルと車体に6.5PSの2ストロークエンジンを搭載し1985年に登場した『ハイ』は、滑らかな加速を実現する変速方式によりスポーツスクーターに相応しい走りを実現していました。

まぁ、ここまではいい。

問題は2年後に登場した『ハイR』。

画像: 1987 SUZUKI ハイR

1987 SUZUKI ハイR

なんかすんげぇぞっ⁉

フロントブリスターフェンダーにフロントカウル、アンダーカウル、リアスポイラーなど各所にスポーティーな要素がてんこ盛り!
加えて灯火類もヘッドランプにイエローバルブを搭載したりウインカーをスモークレンズにしたりと大暴れ。

フロントサスペンションもバネ式のものからボトムリンク式のアンチノーズダイブ仕様に変更され、扁平10インチタイヤを装着するなど、スポーツ走行にも対応した装備が盛り込まれていました。

……本気すぎやしないか⁉

画像: 1988 SUZUKI ハイアップ

1988 SUZUKI ハイアップ

しかしこちらは間髪入れず1988年に『ハイ』が『ハイアップ』に、『ハイR』が『ハイアップR』にモデルチェンジ。

スタイリングは大幅に刷新されどちらもスラリとしたデザインとなりましたが、スポーティーなのに変わりなし。

画像: 1988 SUZUKI ハイアップR

1988 SUZUKI ハイアップR

特に『ハイアップR』はスポイラーこそなくなったものの、エアインテークを装備するアンダーカウルが装着されたり、チャンバータイプのマフラーが搭載されたりとカッコよさ満点!

『ハイアップ』が6.5PSなのに対し『ハイアップR』は7.0PSと出力面でも強化が加えられフロントサスペンションもボトムリンク式を採用。

スポーティーなスタイリングやスペックだけ見ても、一度は乗ってみたいスポーツスクーターです!

高性能エンジン&装備で武装したスポーツモデル

1989年に登場したシティースクーター『セピア』のスポーツモデルとして翌年1989年にラインナップされたのが『セピアZZ(ズィーツー)』。

画像: 1990 SUZUKI セピアZZ

1990 SUZUKI セピアZZ

7PSを発揮する高性能50cc2ストロークエンジンに制動力の高いディスクブレーキ、扁平チューブレスタイヤを装備。

また、通常の『セピア』に対し『セピアZZ』は乗り心地が良くスポーティーな走りを味わえるボトムリンク式のサスペンションを採用していました。

さらに、リアスポイラーやチャンバータイプのマフラー等外観からもスポーティーさを演出。

画像: 1993 SUZUKI セピアZZ

1993 SUZUKI セピアZZ

1993年にモデルチェンジした2代目にもそのデザインは受け継がれていて、最高出力は7.2PSに向上。

装備にこだわりがあるアダルトユーザーに向けて『セピアRS』も設定されていたみたいだけど、一体どんな装備が搭載されていたんだ⁉

スタイルと走行性能を追求したスポーツスクーター

画像: 2000 SUZUKI ZZ

2000 SUZUKI ZZ

2000年に登場した『ZZ(ズィーツー)』は名前からもわかる通り、『セピアZZ』のスポーティーなスタイリングを継承したスポーツスクーターですが、その戦闘力は更に向上しています!

スポイラーをはじめとしたエアロパーツが搭載されているのをはじめ、最高出力も7.2PSと『セピアZZ』の2代目と同様ですが、足まわりにはボトムリンクサスペンションではなくショーワ製の高性能テレスコピックサスペンションを装着!

神々しいゴールドの正立フォークが原付スクーターとは思えない……。

また、扁平タイヤを装着したホイールは走行性能を追求し10インチから12インチに拡大されています。

高出力エンジンとハイグレードな装備で固めたスポーツスクーター!
これは、ストリートだけで満足できるのか……⁉

(下に続きます)

いかがでしたか?

初めて知った方も、懐かしいと思われた方もちょっとスポーティーなスクーターに憧れませんか⁉

今回ご紹介したのはハイパワーが自慢の2ストロークの50ccばかりですが、このご時世でパワーと快適性を求めるなら、ツーリングも楽しめる125ccがオススメ!

そこでやっぱり思い浮かべるのは『アヴェニス125』!

カッコよくてスポーティーな走りを楽しめるスクーターをお探しの方、おすすめですよ!

【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】

『アヴェニス125』の記事は他にも!

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