オートバイ女子部の梅本まどかが、日々のバイクライフで感じたことを月イチで綴るのが『梅日和』。愛車CB400SFとの出来事はもちろん、仕事やプライベートでのバイクとの関わりで感じたことを、なるべく飾らず、周囲の顔色を見ず、率直にお伝えしていく予定です。
2024年の初回となる今回は、寒空の中で走り続けた思い出です。

本年も梅日和更新していきますので宜しくお願い致します。

1月にしては暖かい日もありますが、朝晩は冷え込みますね! 年が明けてからもバタバタしていてご近所程度しかバイクに乗れていないのですが、先月は久しぶりに長距離走ることができました♪

京都へ行ったり、東京に行ったりと仕事を兼ねてですが久しぶりに沢山走れて幸せな時間でした。でも、やっぱり乗れる喜びと同じくらい冬に乗る事のリスクや大変さも感じたのです。

京都も東京も何故か日が落ちてからの走行。12月下旬だったので空が暗くなってからの気温の下がり方はわかっていはいたのですが、それでもやっぱり寒かった!!!

カイロを貼って準備万端でいったつもりでしたが、どうしても手が寒いんですよね。グリップヒーターをつけて温かさを感じながら走ろうと薄めのグローブで出発。じきに手の甲が冷たくなり、ここにもカイロを入れておいたのですが、あまりの冷たさに体感できなくなっていました。

以前、分厚いグローブをしたら操作がし辛いのに加えて、2時間ほど走るとだんだん指先が冷えてきてしまったので今回はグリップヒーターを頼ろうと選んだのです。夜中の寒さは1時間はどこを走るにも耐えられるのですが、2時間あたりが辛い。でも、目的地まであまり止まるのが好きじゃない私はずーっと葛藤していました。

ここで止まるのか?!暖をとるのか?!カイロを増やすのか?!ホントに止まってしまうのか?!しばらく悩み結局止まることを選び体を温めて再出発。この時はまた無敵な気がするのですが、1時間経った後が...。このループに陥っていました。

東京に行った時は夜中の3時半に名古屋を出て何度か止まり、スピードも出すと風が冷たいので80km/hから100km/h走行。トンネルが見えると自然と笑みが溢れ「暖かーい!!」と心の中で叫んでいました。実際に口にしたかったのですが、撮影のためジェットヘルメットなので、口元までマフラーで隠しほぼ喋れないし、冷たい風がはいる事が嫌なのでなるべく口を開けないようにしていました。笑

画像: こんな感じでネックウォーマーを鼻まであげてます。

こんな感じでネックウォーマーを鼻まであげてます。

「そんなに寒いなら夜中に走らなければいいのに」って自分でもツッコミたくなりましたが、6時半を過ぎた辺りからだんだんと日が昇り、気温が上がっていくのを感じた時"やっぱりバイクで走れてよかったなぁ"と感じたのです。

太陽が昇るじわじわと変わるあのグラデーション。景色はもちろん綺麗ですし、それを走りながら見られること。時には太陽に向かって進んだり。気温の温かさを体感していくあの感覚。暗い時間は耐えていたけど、あの明るくなっていく瞬間を感じられる幸せは耐えた甲斐があるなと感じました。でも帰ってからすぐ電熱グローブを買う検討をしちゃいましたけどね。

給油タイミングの葛藤ってありませんか?

そして、もう1つ先日葛藤した事があるのですが、みなさんはガソリンってどのタイミングで入れますか? 私は安い所があれば目盛りがあと2つくらいになると入れてしまいます。

愛車のCB400SF.SPEC3は満タンからメモリが1つ減るまでは長く、残り2から1に減るのがとっても早いのです。そこからの減り方もちょっと早めなのでメモリが2つになったくらいからガソリンを入れようと気にしていました。ちなみに高速道路で少しエコ走行を意識すれば300kmギリギリ走れた経験があります。

先日名古屋→京都間を往復する事があり、名古屋を出発する時に満タンに。目的地までは片道約130kmでした。京都でも少し走ったので帰る前にガソリンを入れるか凄く悩みました。メモリは半分あるかないか、重さもそんな感覚。この日も帰りは日が落ちて寒く、またグローブをはずしたりいろいろ面倒だなぁと思ってしまい、結局スタンドに寄るのはやめて帰宅してみることにしたのです。

画像: 帰るぞーと出発前。

帰るぞーと出発前。

どんどん減っていくメモリと寒さに一時は心が折れそうでしたが、ちょっと前方上に目線を上げると星が沢山見えてビックリ!!お天気が良くてよかったぁ。と心に沁みました。

星を見ながら走るのも久しぶりで「寒いけどこんなにキラキラしているのが見れてよかったかも♪」と急にテンションが上がり、楽しく走っているとあっという間に鈴鹿周辺に♪ もうあとちょっとだなと感じながらふとメモリを見るとあと2メモリしか残っていませんでした。この辺りから名港トリトンにかけて風が強くなるのですが、その風の強さとガソリンが減って車両が軽くなっていくのを感じどんどん不安になっていきました。三重県の長島スパーランドが見える辺りでインターを降りればガソリンスタンドがある事を以前調べて知っていました。むしろそこで入れなければもう自宅近くの高速を降りるまではチャンスがありません。

ほんと3分くらいの間ですが、ガソリンを入れて安心しながら帰るか、このまま不安だけど突破するか。これまた凄く葛藤したのです。たぶんそのまま入れなくてもガソリンが無くなるという事はなく、帰れたと思います。でも、軽すぎてこの風の強さに心が折れちゃうかもしれないし...。寒い中ガソリンを入れて少し遠回りするのか。悩んだあげく、湾岸長島インターで降りて給油する事にしました。

ガソリンを入れてから再び高速に乗るとさっきまでの風の強さが嘘のように全然怖くなくなり「スタンドに寄ってよかったー!」とルンルンに♪ 不安のまま走らず、ちゃんと安心を選んで良かったと思た瞬間でした。

ツーリングやご近所を走る時も明るい時間が多かったので、久しぶりに夜走る事で寒く辛い思いもあったけど、凄く綺麗な景色も見られていい思い出です。2024年もいろんなシチュエーションで愛車に乗り、沢山の景色を一緒に見たいと思いました☆+°

画像: 愛車とパシャリ♪

愛車とパシャリ♪

梅ちゃんの「カイロ貼り方マニュアル」は動画でどうぞ!

画像: 【ツーリング準備】全身に貼りまくり! 電熱ウエアを超えるカイロの貼り方マニュアル(寒い日バージョン) youtu.be

【ツーリング準備】全身に貼りまくり! 電熱ウエアを超えるカイロの貼り方マニュアル(寒い日バージョン)

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