25年間乗り続けられるモンキーは、多くのバイク乗りが憧れるカワサキZ2をイメージしたスタイルにカスタム。今ではかなり減ってしまったが、4ミニ全盛期と言われる時代にはモンキーをはじめとしたミニバイク用にはレプリカ外装キットなるものが数多くリリースされており、Z2をはじめ、ZRX、CB、RC211V、ドゥカティなど様々なレプリカ外装キットがあった。ちなみにKSRにはニンジャ、APEにもZ2、FXなども発売されていた。
ちなみにオーナーのまぁさんは、このモンキー以外にもZ400FXにFZR250、モンキー(6インチ仕様)、ダックス、モトコンポ、GAG、クレージュタクト、ペリカンジョグ、ジョグアプリオなど、複数台所有。コツコツと自分でカスタム・レストアを楽しんでいる。
最もポイントとなるマフラーは大昔に購入しておいたZ2の本物を切った貼ったし装着(オーナー自作)。しっかりと4本から排気するようになっているのもポイント。純正の8インチホイールでは小さすぎるため、ホンダCRF50F用の10インチスポークホイールにしたことでレプリカ度がアップ。
Z2の特徴でも砲弾型のメーターはレプリカタイプをチョイス。インジケーター部分には純正のキーをうまく埋め込んだ。ちなみに全体写真で映っているフロントフェンダーはKH用で真ん中で一旦カットし10インチホイールに合わせてうまく取り付けられた。
搭載されるエンジンは念願かなって購入したキタコ製DOHCボアアップキットで124cc化(以前は同じくキタコ製で108ccだった)。ジェネレーターカバーには「DOHC」が刻印されたカバーを装着。クラッチはカバーこそノーマルだが、強化タイプが投入される。
テールランプやリアフェンダーも本物を使用。車体に対して少し大きなサイズとなっているが、このファニーさがミニバイクベースでレプリカカスタムをする時のポイントでもある。
文・写真:山ノ井敦司