
SUZUKI GAG
OWNER:浅見(61)

SUZUKI GAG
OWNER:浅見(61)
当時人気だったGSX-Rシリーズを彷彿させるスタイリングをそのままスケールダウンしたかのような姿で、1986年に登場したスズキギャグ。「誰でも気軽に楽しく乗れるミニプレジャーバイク」として発売された車体は、空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブエンジンを搭載し、前後10インチホイール、フロントにはディスクブレーキを装備。カラーリングもGSX-Rイメージの「レプリカ」、戦闘機のような「バトルプレーン」、真っ赤な車体が印象的な「ポップアート」、カウル全てがピンクという「ピンクス」と4色も用意されていた。



そんなギャグをベースにカタナレプリカを作りあげたマシンがコチラ。カウルは埼玉県にあるシックデザインが製作したカタナレプリカ外装、その名も「ギャガタナ」を装着。純正のタンクの上に被せるだけという手軽なキットだが、スクリーンやツートンカラーのシートなど細部までしっかりと作り込まれている。10年間乗り続けている車両だが、購入時はボロボロだったそうで、手間暇かけて自分でレストア。


エンジンは茨城県にあるオートボーイSSにお願いして、SP武川製のボアアップキットを組み込み、現在も調子良く走ってくれるそう。見慣れぬマフラーは自作品。当初は社外のマフラーが装着されていたそうだが、うるさすぎたとそうでオークションで激安で売られていたモンキー125の純正マフラーを購入し、自分で切った貼ったして装着したという。
文・写真:山ノ井敦司