光るトップケースは安全でカッコ良い
SSTRとかのロングツーリング、特に帰路では走ってるうちに暗くなることも多いと思うんですよ。
やっぱり夜間というのは気を遣うので、他車両からの視認性を高めるためにも、ハイマウントストップランプがあればなー、と思ったりするわけで。
そこで、ふと思ったんですよ。こないだも釣りキャンプツーリングでGIVIを活用したんだけど、これっていかにも光りそうなビジュアルじゃないですか。
で、調べてみたらケースにもよるけれど(後述)、後付けのランプキットというオプションが存在するらしいんですよ。これを装着すればトップケースがハイマウントストップランプ付きトップケースになるって寸法。こんな感じ。
点灯位置が高いだけじゃなく、左右2カ所が光るので被視認性は大幅に向上してる。まっくらな峠道とかでも、後続車へのアピール能力が確実に高くなるはず。
ちなみにランプキットの追加は、カスタムとしても凄く面白いよ。光物なので効果も大きいし、配線の取り出しにこだわったりで工夫のし甲斐もあるし。作業として凄く楽しいので、カスタムをしてみたい人にはぜひオススメ。
GIVIはモノキーとモノロックの2シリーズがあるよ
GIVIの話をする上で絶対押さえておきたいのが「GIVIにはモノキーとモノロックの2種類がある」っていうとこ。
そう思ってついこないだ、違いについての記事を作ったので、そちらを参考にしてね。
ざっくりいうと、モノキーの方が強くて高い。モノロックはお手頃な分、積載重量や剛性では一歩譲るって感じ。
その中でも後付けランプキットが用意されてるのは、以下のケース。
モノキー | モノロック |
V56 | E470 |
V47 | B47 |
V46 | E450 |
E370 | |
B37 | |
E350 | |
E30 |
せっかくだからモノキー、モノロック両方のライトキット取り付けを解説したい。なのでデイトナさんに協力いただいて、モノキーのV47とモノロックB37に実際にライトキットを取り付けてみるよ。
光らせる前の注意点
モノキーを2個以上持ってるとか、モノロックを2個以上持ってるみたいな感じで、同一ベースで複数のケースを使いまわししているという人は注意が必要。
モノキー/モノロックいずれのケースにランプを追加する場合でも、ベースに凸状の端子がつくのよ。なので、ストップランプ接点を取り付けていないケースは装着できなくなるよ。
複数持ちのGIVIヘビーユーザーは気を付けてね。
モノキー(V47)を光らせてみる
まずはモノキーにランプキットを装着してみよう。以前、キャンプでも使ったV47。モノキーシリーズの中でも中間的なサイズ。ハンターカブならもっとでかいのでも装着できそうだけど、V47はカッコイイのよね。直線基調でシュッとした感じが凄く良い。
で、これにランプキットを装着すれば赤い部分が光るってわけですよ。内容物としてはLEDユニットと、ケース蓋側端子、ケース底側端子、ベース部分端子。
トップケース及びベース加工に必要なもの
必要なものはこれくらい。あと、打ち抜き用に程よい大きさのソケットがあると良さげ。
あと、点灯確認用にコンセントから12Vに変換するものがあると便利よ。
ハンマー
ドリル
4.5mmドリル刃
#1プラスドライバー
精密マイナスドライバー
丸棒やすり
ケース底側の加工
まずはケースの底側。今まで気にしてなかったけど、丸いモールドがあるのよ。
説明書によると、ここをハンマーでぶっ叩け、と。室内で作業を始めたので、ショックレスハンマーでコツコツたたくよ。
何度か叩いたら抜けた。切り口も結構綺麗。バリがちょっとあるけど、あえてやすりはかけないでおいた。緩くなったら困るからね。
ケースの底部分用の端子を穴にはめ込むよ。端子から出てる線を先にボックス内部に先に入れたら、そのままぐいっと端子をはめよう。
こんな感じでツライチになればオッケー。
念のため、爪がちゃんと掛かってるかを、内側から確認しておいてね。
そしたら、底にはめた端子の逆側にカバーを被せよう。
底部分のオープナー周辺に端子をはめるパーツがあるので、そこに差し込むよ。
これで底部分の作業は終了。
簡単だし、はめ込みの精度が高くて結構感動する。配線の長さも適切なので、ブラブラ遊んだりはしないけど、念のためテープとかで内壁にとめておくとより良さそう。
ケース蓋側の加工
蓋側は加工がいるよ。
まずはLEDユニットをインストールするために、レンズを外そう。V47の場合はこの二ヵ所のプラスネジをはずせばOK。ネジは小さめなのでプラスドライバーの#1が良さげ。
レンズを外したら、ネジ穴のすぐ横にあるポッチを基準に配線取り出し穴を開けよう。
穴径はΦ4.5mm。ゆうて樹脂なんで穴自体は簡単に開くよ。ドリルの回転が早いと、手が滑って周りにきずつけるかもなので、ゆっくり目の回転にした方が楽だった。
レンズ側から見るとこんな感じ。下のネジ穴左の穴が配線取り出し穴ね。
LEDユニット裏面の両面テープを外してー
配線をざっくりと穴に通しておいてー
ぺたっとな。そしたらレンズをプラスネジで再び取り付け用。その際に、プラスネジが配線を傷つけないよう注意してね。この作業を左右ともやっておこう。
LEDユニットから出てる配線をコネクターにまとめるよ。個人的に取り付けで一番大変だったのがここ。
穴が小さくて合計四本の配線を通すのがかなりしんどい。
まずはカバー的なパーツに四本の配線を通すんだけど、穴が小さくてかなりしんどい。ここが一番時間掛かった。
一番しんどいのが配線を穴に通すのだとしたら、二番目にしんどいのがここ。カプラーに配線を通してイモネジでとめる。スマホ老眼にはキツイ。
イモネジは2.3mmのマイナスドライバーがちょうど良い感じだった。
赤線と黒線をどっち側につけるかは説明書に書いてあるよ。ただ、仮に間違えてつけても、ベース端子の向きをまわせば対応出来るので、問題ないはず。
イモネジを緩めて通すより、イモネジを完全に外して作業した方が楽だった。
うまいこと固定出来たらカバーをつけよう。
底側と同様、端子をはめる台座みたいなのがあるので、そこに差し込むよ。
こんな感じ。
配線が通るガイドがあるので、そこを通すようにすると綺麗に納まるよ。外れないように留めておくとさらに安心。
これでケース側の作業は完了。ここで一度ふたを閉めて通電確認しておきたい。
こういうコンセントから12Vに変換するものがあるとなにかと便利よ。1000円くらい。
端子だけ見てもプラスかマイナスかわかんないので適当に。幸い、間違えても壊れることは無かった。
ピカーン。
これでモノキートップケースの加工は完了。線を通すのにイライラするけど、作業自体はすごくシンプル。
ベース側の加工
お次はモノキーベース側。こちらも丸い穴のモールドがあるので、ブチ抜こう。
さっきは家の中だったので、大人しめにショックレスハンマーを使ったけど、次は外に出てトンカチを使うよ。
裏のモールド位置を確認したら、表からドカンと。重いトンカチにしたので、簡単に穴空いた。バリがバリバリ。
さすがにバリが大きかったので、丸棒ヤスリで整形。
あとはベース用端子を下から差し込めば、ベース側の処理はほぼ完了。
あとはベースと車体の配線を繋ぐだけ。そのまえに、ベースにボックスを取り付けて通電確認しておこう。ちゃんと光るかの確認とともに、ベースから出てる線のどっちがプラスでどっちがマイナスかおぼえておこう。