文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海
ヘンリービギンズ「シートバッグ DH-731」テスト&レポート
高さ可変機構でフルフェイスヘルメットも収納可能
車体に取り付ける際の制約が少なく、タンクバッグに代わる定番アイテムとなったのがシートバッグ。身の回りの小物を収める小ぶりなものから、テントやシュラフといったキャンプ道具一式が収まる大容量タイプまで多種多様だが、今回は通勤通学や1〜2泊のツーリングに適した中容量タイプの製品を試してみた。
シートへの装着は至って簡単。シートを外して付属の『イージーリングベルト』を広げ、再びシートを装着してからバッグ側4箇所のバックルで留めればガッチリ固定される。
取り付けベルトがテールカウルやグラブバーに擦れて傷付けることがなく、バッグ側のバックルがサイドポケット裏に隠れる構造と、後部が絞られている台形デザインがタンデムシート形状にフィットすることで見た目もスッキリしている。
13L容量は一泊分の着替えやレインウエアを入れても余裕があり、フラットなバッグ底面でA4版ノートPCも無理なく収まる。さらにファスナーを開くと高さが31cmに増え、フルフェイスヘルメットも収納可能。容量が2倍の26Lになるので、インナージャケットやオーバーパンツといった意外にかさばるウエアの出し入れもしやすい。
素早く荷物にアクセスできる3つの外部ポケット、カラビナを付けやすいパルステープと併せ、ツーリングでも抜群に使いやすい製品だ。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
13L/26L容量に荷物を詰め込むと結構な重さになるので、ツーリング先でバイクから離れて移動する際にデイパックのように背負えると楽。簡易な物でいいからショルダーハーネスを付けて欲しい。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海