自分のCT125・ハンターカブ(JA55)だけかもしれないけど、カブシリーズにしては、低中速のトルクがちょいとお優しい感じなんですよね。乗りやすいともいえるけど、自分の中でのカブシリーズのイメージって、伸びはともかく低中速は強いって認識があるわけで。なのでちょっと物足りない。というわけで低中速から力の出るデルタマフラーにしてみたよ。

今回はマフラー交換

実はだいぶ前にJA55用デルタ バレル4-S MINIを装着してたんですよ。
あまりに具合が良くて興奮して、装着してすぐにヒートガードカスタムとか色々してたんですが、そもそもマフラー取り付けについてもあらためて触れておこうかと。

ハンターカブのマフラー交換自体は、たいていのマフラーで同じようにできると思うので、参考になれば幸い。

DELTA バレル4-S MINI

というわけで今回の主役。DELTA バレル4-S MINIサイレンサー
DELTAってオンロードの世界では聞きなじみが薄いかもしれないけど、オフロード界隈では定番のオフ車専用マフラーブランドなのよ。バレル管なんて呼ばれ方もするらしい。

自分が装着したのはこれ、JA55用。

ダートフリーク
DELTA バレル4-S MINIサイレンサー
CT125 '20-22(JA55) JMCA認定/公道走行可

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もちろんJA65用もあるよ。

ダートフリーク
DELTA バレル4-S MINIサイレンサー
CT125 '23-(JA65) JMCA認定/公道走行可

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マフラーといえばサウンドも大事なポイント。今どきはYouTubeでチェックできるのよね。良い時代になったもんです。

画像: デルタ バレル4-S MINIサイレンサー  CT125ハンターカブ `20  エキゾーストサウンド www.youtube.com

デルタ バレル4-S MINIサイレンサー  CT125ハンターカブ `20  エキゾーストサウンド

www.youtube.com

詳しいスペックなんかは公式サイトを確認してね。

で、このバレル管。装着してみたんだけど、マジでめちゃくちゃ良い。何が良いかって、低速のトルクが物凄く豊かになる。で、そのまま高回転まで気持ちよく伸びる。
社外マフラーって、高回転域の伸びに関してはどれも優秀だと思うんだけど、低回転のトルク感も向上するタイプって意外と少ない気がするんですよね。

パワーグラフを見てみると、3500rpmから4000rpmまでノーマルを超えるパワーを出してる。そこから6000pmまではノーマルをなぞるようなスムーズな上昇で、6000rpm以上ではノーマルをはるかに超える伸びの良さがあるように見える。

画像: DELTA バレル4-S MINI

ただ、自分の体感としては、低回転のトルク上昇はこのグラフよりもっとはるかに強い印象。
まじで最高に良い。

ちょっと感想が先走っちゃったけど、取り付け方法を見ていくよ。

JA55用バレル4-S MINIサイレンサーの取付に必要なもの

バレル4-S MINIサイレンサーにはガスケットが付属してないので、事前に用意しておこう。
ガスケットは2個入りだけど、カスタムでマフラーを外して作業をすることもあるので、余ることはないはず。

キタコ(KITACO) エキゾーストマフラーガスケット(XH-06) スーパーカブ110等 963-1000006

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必要な工具はこんな感じ。

  • #2プラススタビドライバー
  • 4mm六角棒レンチ
  • 5mm六角棒レンチ
  • 6mm六角棒レンチ
  • 12mmスパナ
  • 12mmメガネレンチ
  • 17mmメガネレンチ
  • 19mmスパナもしくはモンキーレンチ
  • スプリングフック
画像: JA55用バレル4-S MINIサイレンサーの取付に必要なもの

あと、プッシュリベットを外すためにシールピックツールとかあると便利よ。
こういうやつね。

(STRAIGHT/ストレート) オーリング シールピックツールセット 4ピース 12-881

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JA55純正マフラーの取外し

アンダーガードを外しておくと作業が楽だよ

まずはアンダーガードを外そう。
5mmの六角棒レンチで底面4カ所のボルトを外していくよ。

画像1: アンダーガードを外しておくと作業が楽だよ

こんな感じ。せっかくだからついでに内側を軽く掃除しておかなきゃ。

画像2: アンダーガードを外しておくと作業が楽だよ

右サイドカバーを外そう

次は右のサイドカバー。
純正マフラーは、リアサス受け部&右サイドカバーに隠れたボルトの2点で支えてるので、ここを外すのは必須。

右サイドカバーを外すには、後側にあるプラスネジと、さらにその下にあるプッシュリベットを外そう。
プラスネジはこの位置ね。

画像1: 右サイドカバーを外そう

#2のドライバーで外すんだけど、狭いのでスタビドライバーオススメ。

画像2: 右サイドカバーを外そう

プッシュリベットはこの位置。わかりにくい場所なのでお忘れなく。

画像3: 右サイドカバーを外そう

そしたら慎重にサイドカバーを外そう。特に上側の爪は折りやすいので気を付けてね。

画像4: 右サイドカバーを外そう

純正マフラーを外そう

エキゾーストパイプのフランジについてるナットを外すよ。

画像1: 純正マフラーを外そう

12mmのスパナなどで外していくよ。ちょっと緩めたら後は手で外せるはず。

画像2: 純正マフラーを外そう

次はサイレンサー側。一番後ろは、リアサスの上側に締結されてる。
リアサス上部から出てるアダプターボルト(二面幅19mm)を押さえつつ、12mmのメガネで袋ナットを外そう。

画像3: 純正マフラーを外そう

サイレンサー下側が、サイドカバーに隠れてた部分にボルト締結されてるので、これも12mmのメガネで外そう。

画像4: 純正マフラーを外そう

あとはマフラーを外すだけ。エキゾーストスタッドボルトにダメージがいかないよう、丁寧に外そう。マフラーが重いのでちょっとしんどいけど、丁寧にやればうまく外す方向が見つかるはず。

JA55用デルタ バレル4-S MINIサイレンサーの取付

バレル4-S MINIサイレンサーは、付属の専用マフラーステーを使うことで、サイレンサー側を2点で支えることができるのも特長。なので、まずは付属マフラーステーを取り付けていくよ。

マフラーステーの取付

リアサス上部のアダプターボルトを19mmのメガネで外そう。アダプターボルトという名前で、頭にボルトの付いたナットって感じ。

画像1: マフラーステーの取付

こんな感じ。ワッシャーも外しておこう。

画像2: マフラーステーの取付

これが付属の専用マフラーステー。サイレンサーを2点で保持できる優れもの。
色々活用できそうで、なにかと夢の広がるステーなのよ。

画像3: マフラーステーの取付

ステー真ん中の穴をリアアス上部のネジ部分に通したら、付属のボルトを使ってステー右側を仮締め。
5mmの六角棒レンチね。

画像4: マフラーステーの取付

中央の穴部分は付属の袋ナットを17mmのメガネで締結していくよ。
そしたら、ステー前側のボルトと中央部のナットを、バランス見つつ本締めしていこう。

画像5: マフラーステーの取付

マフラーの取付

ステーを装着出来たら、次はマフラー本体を取り付けていくよ。
新品のガスケットをシリンダーに取り付けるんだけど、古いガスケットが残ってないかを先に確認しておいてね。

画像1: マフラーの取付

バレル管のエキパイを、シリンダーにあてがおう。そしたらエキパイフランジをエキゾーストスタッドボルトにあてがって、純正エキパイフランジナットで仮締め。

画像2: マフラーの取付

次はサイレンサー側。まだサイレンサーとエキパイのスプリングはまだ付けなくて大丈夫。

画像3: マフラーの取付

こんな感じでカラーを介して付属のキャップボルトとナットで仮締め。
ナット側は二面幅12mm。ボルト側は6mmの六角棒レンチね。

画像4: マフラーの取付

ここでエキパイとサイレンサーをスプリングで取り付けるよ。スプリングフックがあればなんとかなるはず。

画像5: マフラーの取付

そしたら、マフラーが無理のない位置になるよう調整しつつ、エキパイ側とサイレンサー側を本締め。
特にエキパイ側はきっちりと合うように注意。
エキパイフランジナットの規定トルクは27Nmね。

これでマフラー本体の取付は完了。

画像6: マフラーの取付

最後にヒートガードを取り付けよう。ヒートガードを付属の耐熱ワッシャーで挟むようにしておくのが大事。
これを忘れるとヒートガードが熱くなるはず、たぶん。

画像7: マフラーの取付

4mmの六角棒レンチで取り付けていくよ。

画像8: マフラーの取付

ヒートガードを装着するとこんな感じ。

画像9: マフラーの取付

ヒートガードを取り付けたら、右サイドカバー、アンダーガードを付けなおして完成。

完成

無事に完成。見た目はこんな感じ。

画像1: 完成

ステンレスで見た目も凄く上品。

画像2: 完成

エキパイはステンレスでサイレンサーはアルミ。スマートなスタイルだけじゃなく軽さも魅力。
重量は3.14kgなので、純正の4.82kgから大きく軽量化できるよ。

画像3: 完成

純正よりも張り出しが抑えられるのもポイント。実にスマート。

画像4: 完成

走りについては、特に中低速トルクの向上が素晴らしい。
中低速セッティングのハイカムを付けたのかなってくらい、トルク感がアップするよ。

個人的にカブシリーズはトルクの強い走りが魅力だと思ってるので、ものすごく気に入ってる。

画像5: 完成

まとめ

トルク感のある走りに、高回転の伸び、そして軽さ。2点で支えることのできるマフラーステーなど、ほんと完成度の高いマフラーなので、初めてのマフラー選びにも超オススメ。
値段もハンターカブ用マフラーの中でも割とリーズナブルな方だし。

シンプルなスタイリングがカスタムジャンルを選ばず装着できるけど、イカツくしたかったらDRCのエキゾーストパイプガードを組み合わせると、相当ごつくなるよ。

画像: まとめ

レポート:若林浩志

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