文:太田安治/写真:南 孝幸
キジマ「スマートディスプレイSD01」テスト&レポート
マウント付きのフルセットで3万5200円!
ハンドル回りにホルダーとUSBソケットを固定してスマホを装着、というスタイルは半ば常識になってきた。多くはナビ画面を見るためだが、インカムとブルートゥース接続すればナビアプリの音声ガイドや音楽が聴けるうえに電話の発着信もでき、ライダーの利便性は一気に高まる。
とはいえ気になるのがスマホに与えるダメージ。高機能スマホは20万円前後の価格だから、落としたり、振動や熱、雨によるトラブルは絶対に避けたい。そこで人気急上昇中なのが『スマートモニター』や『ディスプレイオーディオ』と呼ばれるガジェット。使っているスマホの画面をほぼ再現でき、液晶パネルのタッチ操作、音声による操作も可能なことから、自動車用は据え置き型カーナビを駆逐する勢いで普及中。
さらにスマホ本体はジャケットのポケットやバッグ類に入れておけるという特徴を活かし、防水・防塵・耐震性能を備えたオートバイ用の製品も続々と登場している。
オートバイ用のハイエンドモデルはGPS連動ドライブレコーダーや駐車監視機能、タイヤの空気圧表示といった付加機能も充実していて、オプションパーツや取り付けマウントを含めると10万円程度になる製品もある。対してキジマのSD01はライダーが現実的に使う機能に絞った実用モデルといった作り。
保持力と耐久性に定評のあるアメリカ製「テックマウント」のハンドルバーマウントやバイザー付きホルダー付属ながら3万5200円という価格に抑えられていること、操作系がシンプルで直感的に使えることが特徴だ。