文・写真:西野鉄兵
中村畳工店「武士~もののふ~」
創業1800年(!)という超老舗畳店が手掛ける畳シート
ありとあらゆるツーリング用品を扱うラフ&ロードのブースで発見したこのアイテム。青森県五戸町の中村畳工店が開発したソロキャンパー向けのミニ畳です。
地べたスタイルのキャンプを楽しみたい方に向けて開発されたとのこと。表面こそ防汚性を持たせるために化繊を使用していますが、内部にイグサが仕込まれていて、新品の畳の香りがほのかにします。
サイズは30×40×2.5cm。キャンプツーリングライダーが使うシートバッグの底面に入る設計にしたそう。連結も可能で2枚セットもラインナップ予定。
中村畳工店では、じきに発売されるようですが、ラフ&ロードとしては参考出品でまだ扱うかは確定していないそう。ただラフ&ロードはこういったクロウト好みの、刺さる人に思いっきり刺さるアイテムをこれまで幾度となく展開してきました。取り扱いに期待したい!
フェニックスライズ「劒トング」
開いて閉じるを繰り返すだけで心地いい、精度を極めた高級トング
ラフ&ロード・ブースでミニ畳の隣にあったこちらのトングもこだわりの逸品。フェニックスライズという青森県五戸町のアウトドア用品メーカーが製造しているアイテムです。その名も「劒(つるぎ)トング」。
実際にカチカチしてみると、その心地よさに驚かされました。紙一枚も自在に掴め、トングというよりピンセットを持っているかのよう。技術の高さの賜物、こういう突き詰めた製品はたまりませんね!
こちらはすでにラフ&ロードのオンラインストアでも購入可能です。100均でも手に入るトングにあえてこだわる、それが余裕のある粋な大人のキャンパーって感じでかっこいい!
ちなみにフェニックスライズの別の製品「戦闘鉄板~小鉄~」という極小鉄板も、参考出品として展示されていました。ウインナー1~2本や焼き肉1枚を載せるのにちょうどよさそうなサイズで、とっても可愛らしい。しかも鉄・ステンレス・アルミ・チタンと4種の素材をラインナップ。取っ手は脱着式で板はスタッキングも可能です。
予価はもっともも安いアルミ製が税込1900円。一番高価なチタン製は税込3600円。ソロキャンプでこれを使っていたら、絶対おしゃれ!
デイトナ「iペグハンマー NAGURI」
入荷待ち状態! 大ヒット中のペグハンマー
2024年1月の発売直後から人気を博し現在公式オンラインストアでは欠品中となっているデイトナの「iペグハンマー NAGURI」。
パッキングしやすい形状とサイズ、そしておしゃれなデザインが魅力です。打ち込むだけでなく、ペグを引き抜くフックもこだわりのつくり。これを持っていれば、グループキャンプでも「貸して、貸して」と引っ張りだこでしょう!
デイトナ「アルミ鍛造ペグ」
いまライダーに最適なペグはこれか!? 軽さと頑丈さを兼ね備えた“アルミ鍛造”
スノーピークの「ソリッドステーク」という名作ペグが登場した後、鍛造ペグが一大ブームとなりました。鍛造ペグはとにかく丈夫。テント付属のペグとは比にならないのはもちろん、石をも砕くんじゃないかとさえ思えます。
一般的に鍛造ペグというと、素材は鉄製。頑丈なかわりに重量もけっこうなものに。10本程度持つと、キャンプツーリングのアイテムのなかではかなり重いアイテムとなってしまいます。
デイトナが新たに発売したのはアルミ製の鍛造ペグです。ソロテントを押さえるのにちょうどいい200mmタイプだと1本約53g。持った瞬間「軽っ!」と声が出ました。実際に試せてはいませんが、強度が充分なら軽い方がいいのは当たり前。“アルミ鍛造”がこれからのトレンドになるかも!?
K3「マルチツーリングライト」
バッグにいつも入れておきたい便利なライト
「K3」は、ツーリングバッグやアウトドアグッズを展開する、バイク用品メーカー・キジマのブランドです。
マルチツーリングライトは、防水防塵仕様の充電式ランタン。USBの出力ポートが備わっており、ランタン側からスマートフォンに給電することもできます。搭載されるリチウムイオン電池は2000mAhのものと3000mAhのものが用意されています。
私も使用したことがあるのですが、無段階の調光機能が備わっているのが嬉しかった! キャンプのときは暖色の方が雰囲気が出ます。ただ手元で作業をしたいときは白色の方が見やすいですよね。キャンプをしない方もツーリングバッグに入れておくと、何かと役立つと思いますよ。
写真は別売のオプションパーツ「ランプシェード」を装着しています。このカサがまたおしゃれでいい!
文・写真:西野鉄兵