文:山ノ井敦司/写真:赤松 孝
ダートフリークのカスタム車「CRF250L ストリートモタード」
全国のストリートオフ・モタ好き必見! CRF250Lベースのフルカスタムマシン
ダートフリークが作り上げたマシンは、ホンダCRF250Lをベースとしたその名も「STREET MOTARD」。純正ではフロント21、リア18インチの足まわりを、前後17インチ化することで、オフからオンに、モタード仕様へと様変わりさせた。
ホンダでも純正で17インチホイールを履いた「CRF250M」を発売していたが、2017年2月に発表されたモデルで最後となっていた。そんなモタードロスな今、現行CRF250Lをベースに発表されたモタード仕様は、多くのストリートオフ・モタード好きの心を「おおっ!」と、ときめかさせたのではないだろうか!? 各部パーツはダートフリークがリリースするオリジナルブランドのパーツを装着し、街中でも映えるストリートカスタムとなっている。
最大のポイントはやはりこの足まわり。前後にZウィール製AR1モタードホイールキットを投入することで17インチ化して本格モタードスタイルに。AR1ホイールはDFクラフトによってフロントのリムをグレーに、リアはホワイトとし、スポークはハーフマットブラックにパウダーコートされた。オシャレの基本は足元から!!
オリジナルブランドのZETA製アドべンチャーアーマーハンドガードやコンプリートバー、アルミニウムスロットルチューブ、ピボットパーチCPレバーなどハンドル周りは自社ブランドでコンプリート。ミラーはデイトナから発売されるHIGHSIDER製ミラーで、オフ車にはあまり使われることのない削り出しのアイテムを合わせるというのがニクい仕上がり。
エンジンのクラッチやジェネレーターカバー類はリンクルワイルドブラックにすることで、独特な質感を表現。ガンコートをはじめパウダーコート、カシマコート(他にウェットブラスト、スポークホイール組み立て、シート張り替えなども受付中)などDFクラフトが誇るコーティング技術により1ランクも2ランクも上の仕上がりとなっている。
シュラウド内部にはフォグランプを装着することで、暗い夜道でも安心。フォグランプを取り付けるとアドベンチャーモデルのようになってしまうが、このマシンの場合はあえてパッと見では目立たない部分に装着することで、ストリート感を損なわないようにしている。コチラは開発中の商品。
座り心地にこだわって開発中のZETAブランドのシート。これまでモーションやファクトリーFXなどのシート表皮はリリースしていたが、コンプリートシートは初となる。張り替え加工しか選択肢がなかっただけに発売が楽しみなパーツのひとつだ。
リアフェンダー部にはグラブバーを装着することで、車体の取り回し時や荷物を載せる時に大活躍してくれる。テールランプはLED LINEテールホルダーに交換することでスタイリッシュな見た目に。ライトガードが標準装備されており、これまでにない仕上がりがポイント。小ぶりなウインカーも開発中のアイテムとなっていた。
オリジナルのDELTAブランドのマフラーはサイレンサーをブラックにすることで、目立ちすぎなくしている。これもDFクラフトによるガンコート加工。マフラー自体はスリップオンタイプだが、トルクヘッドパイプと合わせる事でフルエキゾーストとなる。
当時のカスタムではなく、現代の流行や新たなアイデアをしっかりと取り入れたマシンは今後のストリートカスタムシーンに大きな影響を与えるのではないだろうか!?
装着しているパーツは、DFクラフトによるパウダーコートの施工部分があまりにも多いため、気になる詳細・価格などは専用に作られたウェブページにてご確認を。その他、DFカスタムマシンギャラリーのページでは「CRF250RALLY ADV CONCEPT」、「CRF250 DUAL X」など、これまで製作したカスタムマシンも紹介中。オフ・モタ好きは要チェックだ!!
文:山ノ井敦司/写真:赤松 孝