バイク乗りはそれぞれが『主人公』だ!
ライダーにはそれぞれドラマがあって、ひとりひとり、みんなが主人公!
そう考える我々『スズキのバイク!』編集部のスタッフが、スズキ乗りを時には待ち伏せ、時には追撃してインタビューを敢行するのが当企画『SUZUKI HEROES/スズキ ヒーローズ』です。
編集部スタッフに捕獲されたら運の尽き!? 根掘り葉掘り『好き!』の気持ちを聞かせてもらうまで我々は帰りません。そんな企画に快くご協力いただいた……
スズキを愛するライダーたちのエピソード、ご覧くださいませ!
雪の箱根で出会ったのは「カタナ」みたいな『SV650』⁉
すこし前の話になりますが、雨が続いた2月の終わりのこと。
ようやく晴れた一日を狙ってスズキオーナーを捕獲すべく箱根のツーリングスポットへ!
しかし、辺りは一面の銀世界……
うーん、綺麗なんだけど、ライダーが一人もおらん。
そうしてひとり絶望していた私の前に現れたのは「カタナ」……みたいだけど、様子が変だ……。
ええい、とにかく突撃だ!
近くで見てみると、あれ、これは……。
『SV650X』⁉
ということで今回インタビューに応えてくれたロングヘアの似合うお兄さんは、東京都からおこしの木下純さん。
愛車はS2コンセプトのカタナコンバージョンキット「TANTO(短刀)」を装着した『SV650X』です!
木下さんがこの『SV650X』に乗り始めたのは3年前から。
以前はレンタルバイクでツーリングを楽しんでいたそうですが、コロナシーズンでバイク欲が爆発!
ついには自分のバイクを購入してしまったそうです。
木下さんがこの『SV650X』を選んだ理由は「カタナ」仕様の外装!
もともと「カタナ」への憧れはあったけれど、現行でこの顔が手に入るなら良いな! と思い、たまたまカスタムされた中古車を見つけて購入したそうです。
それに、この『SV650X』に乗るために大型免許も取得したとか!
熱量が凄い!
レンタルで楽しんでいた中型バイクから大型バイクになり、はじめは怖いなと思ったけれど、スリムで取り回しの良い『SV650X』なので、すぐに怖さはなくなったそうです。
購入後はヨシムラマフラーを装着してシートもアンコ盛り。一部ペイントも施すなどカスタマイズも楽しんでいるみたい。
また、ワインディングを走るのが好きな木下さんですが、1週間野営するようなハードなキャンプツーリングもするんだとか!
積載に難アリだけど、難があってもできることを証明してしまったので、今後は北海道一周キャンプツーリングも挑戦したいそうです!
この日は友人2人とツーリングに来られていて、ちょっとでも晴れたら走りに出かける姿はバイク乗りの鏡? ですね!
……天気予報ろくに見ないで、雪山に突貫した私はただのマヌケですが……。
(下に続きます)
「カタナ」外装の『SV650』は「カタナミーティング」などに紛れ込んでいるのをちらほら見かけますが、公道で出会えるのはなかなかレア!
今回はインタビューに応えていただきありがとうございました!
北海道キャンプツーリング、是非挑戦してください!
【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】