プロトが正規輸入販売するナビゲーション・ガジェット「ビーライン モト」の進化版“2”が登場した。格段に実用性を高めている。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

ビーライン「ビーライン モト2」テスト&レポート

画像: BEELINE BEELINE MOTO II 税込価格:3万3880円 (ブラック)/3万7840円 (ガンメタグレー、シルバー) 本体サイズ:直径53mm×厚さ20.5mm 重量:40g(ガンメタグレー、シルバー 各60g) 販売元:プロト

BEELINE
BEELINE MOTO II

税込価格:3万3880円 (ブラック)/3万7840円 (ガンメタグレー、シルバー)
本体サイズ:直径53mm×厚さ20.5mm
重量:40g(ガンメタグレー、シルバー 各60g)
販売元:プロト

人気のシンプルナビがマップ表示を採用して実用性大幅アップ

ライダー用ナビゲーションはスマホ画面にナビアプリを表示させることが主流。これを踏まえてオートバイ側とスマホを無線接続してメーターパネル内にナビ画面などを表示する「スマホリンク機能」を備えた車種も増えてきた。ただしこの機能を備えているのは大型液晶メーターを採用した最近のモデルに限られる。

「ビーライン モト」は車種を問わず簡単に装着でき、必要充分な情報を提供してくれる小型スマートモニターで、19年に発売されて世界中に愛用者を増やしている。そしてよりオートバイでの使い勝手を高めて登場したのが「モト2」だ。

前モデルは曲がる方向の矢印表示がメインだったが、モト2はシンプルなマップも表示されるようになったことが最大の特徴。加えて曲がるポイントの約40m手前でLED点滅とビープ音で知らせてくれる機能も追加され、見落としが防げる。モニターは高輝度IPS液晶となり、表示域サイズも約2倍に拡大。簡易マップと曲がるポイントまでの距離、曲がる方向の矢印が一緒に表示されていてもゴチャ付いた感はなく、前モデルよりも断然判りやすくなった。

目的地検索や経由地の設定などはスマホ側アプリで簡単に行え、ルート案内は時間優先の「最速」、のんびりツーリング向きの「FUN」、前モデルと同じ矢印表示のみ3種類から選べる。

スマホはジャケットのポケットに入れておけばいいし、モト2本体はIP67の防塵防水構造なので振動や雨によるトラブルの心配も不要。新たなツーリングスタイルを提案してくれるガジェットだ。

画像: モニターが高輝度IPS液晶となり、日中の見やすさに加えて夜間やトンネンル内での視認性が大きく向上。案内ポイントの約40m手前になると本体上部のLEDが点滅する。

モニターが高輝度IPS液晶となり、日中の見やすさに加えて夜間やトンネンル内での視認性が大きく向上。案内ポイントの約40m手前になると本体上部のLEDが点滅する。

画像: 本体は直径53mm、重量40g(ガンメタグレー、シルバーは各60g)という超小型軽量仕様。マウントとの着脱は約45度ひねるだけなので、車両から離れるときはサッと外してポケットに入れておける。

本体は直径53mm、重量40g(ガンメタグレー、シルバーは各60g)という超小型軽量仕様。マウントとの着脱は約45度ひねるだけなので、車両から離れるときはサッと外してポケットに入れておける。

画像: 本体の厚さ20mmほど。充電は下部のUSB-C端子または本体裏面のポゴピン(バネ付き金属端子)経由で行う。連続使用時間は約14時間で、長距離ツーリングでもバッテリー切れの心配はないだろう。

本体の厚さ20mmほど。充電は下部のUSB-C端子または本体裏面のポゴピン(バネ付き金属端子)経由で行う。連続使用時間は約14時間で、長距離ツーリングでもバッテリー切れの心配はないだろう。

画像: 付属のマウントはゴムバンドでハンドルやミラーステー部に固定するだけ。本体の上下左右はクリック感の高いスイッチになっていて、表示や設定を切り替えられる。

付属のマウントはゴムバンドでハンドルやミラーステー部に固定するだけ。本体の上下左右はクリック感の高いスイッチになっていて、表示や設定を切り替えられる。

画像1: 「ビーライン モト2」使用レビュー|小型ナビガジェットが大幅に進化! マップ表示が可能になり使いやすさが向上

テスター太田安治の欲張りリクエスト

前モデルユーザーの要望を反映した設計だけに、使いやすさは飛躍的に向上した。LEDの点滅表示は想像以上に有効だが、流れの速い幹線道路だと40m手前での点滅は遅く感じる。点滅タイミングとビープ音量が調整できればより使いやすい。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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