写真:島村栄二
上質な仕上げのメッキ仕様「5th Limited Edition」
ホンダ車の中でも根強い人気を誇る特別なカラーグラフィックに「スペンサーカラー」と呼ばれるものがある。1980年代に輝いた伝説の天才、F・スペンサー氏がAMAスーパーバイク選手権を戦った際、愛機のCB750Fに施されていた、シルバー地にブルーのグラフィックのカラーリングのことで、CB1300SFやCB400SFなど、さまざまなモデルに採用された特別なカラーグラフィックだ。
そんな「スペンサーカラー」をオマージュした「FSカラー」を採用するのが、モンキー125をベースとしたレガーレのコンプリートカスタム、Z125モンキーFS。飽きの来ない、美しいフィニッシュが特徴で、デザインとペイントを手掛けているのはあのYFデザイン。1台1台丁寧に仕立てられる、こだわりの仕上がりが最大の魅力だ。
昨年、モンキー125誕生5周年を記念して登場したモデルがこの5th Limited Edition。メッキ仕上げのタンクとサイドカバーにスペンサーカラーのブルーグラフィックを施した、文字通りのスペシャルエディションだ。メッキの仕様は蒸着メッキ(78万1000円~)とクロームメッキ(82万5000円~)の2タイプが用意されている。
タンク上面には、チャンピオンステッカーを模した専用エンブレムとYFデザインのロゴがあしらわれる。サイドカバーも当然ながらメッキ仕上げ。今回の撮影車は蒸着メッキ仕上げだが、クロームメッキ仕様もラインアップ予定。どちらの仕様も、ごく少数が生産される限定モデルなので、気になる人はすぐに問い合わせた方がよさそうだ。
精悍な印象が際立つ新色のマットブラック
毎年さまざまな「FSカラー」を登場させているレガーレだが、2024年モデルは精悍さを前面に出したダークカスタムバージョンをリリース。今回はシリーズ初となるマットカラーを採用し、このマットブラックではオレンジに近いレッドのグラフィックが施されている。
スペンサーカラー風のグラフィックは鮮やかなレッドを採用。つや消し仕上げが精悍だ。タンク上にはブラックバージョンのステッカーとYFデザインのロゴがあしらわれる。
ハイパフォーマンスをイメージしたマットグレーも登場!
マットブラックと同時に登場したのがマットグレー。スポーティなイメージを追求し、あらゆるカラーを試した結果、メルセデスAMGに採用されている専用のマットグレーを使ってペイントが施されている。オプションでナイトロンのリアショックなども用意される。
タンクのバッジはウイングマークではなくマットブラックの「HONDA」ロゴに変更。タンク上のエンブレム風ステッカーはブラックバージョン。マットグレーのボディカラーとの相性も良く、上質さを引き立てている。
Z125 MONKEY FS 写真一覧
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