月刊『オートバイ』&webオートバイの恒例企画「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」を今年も開催します! 1977年から続く、読者のみなさまの投票で今年のナンバーワン・バイクを決めるバイクの総選挙です。
この記事ではベテランテスター宮崎敬一郎氏のお気に入りモデルを紹介します。
※スタッフの推薦は「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」のランキングに影響はしません。また国産車だけでなく輸入車も含んでいます。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
この記事ではベテランテスター宮崎敬一郎氏のお気に入りモデルを紹介します。
※スタッフの推薦は「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」のランキングに影響はしません。また国産車だけでなく輸入車も含んでいます。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
宮崎敬一郎が選んだ2024年の推しバイク 第2位 カワサキ「Ninja ZX-6R」
街乗りもツーリングも楽しくこなす懐の深さ
たぶん、いま唯一生き残っている、ストリートでも楽しいハイポテンシャルなミドルSS。バイク界の希少種だが、選んだ理由はその走りの完成度の高さ。サーキットでも通用するシャシー、足まわり、パワーユニットを持ちながら、街中からコースでのスポーツライディングまで器用にこなす。非常に軽快で、その旋回性はレーシングマシンのようだ。
しかも、そのハンドリングにこれっぽちもクセがない。素直で誰にでも操れる扱いやすさがある。作動性のいい前後サスは路面の悪いストリート、峠道でも抜群のスタビリティーを発揮。しかも、SSだというのを忘れるほど快適な乗り心地まで発揮するのだ。
1万5000回転近くまで常用できるエンジンでありながら、極低回転から粘りと太いトルクがあり、パワードライバビリティの良さで、回すことにストレスを感じない。6速1800回転、35km/h以下でも滑らかに走り、自在に再加速までできる。
強前傾のライディングポジションと、回した時にコダマする排気音が戦闘的すぎるのがネックだが、快適な乗り心地と使い勝手の良さでツーリングまでこなす懐の深さだ。
カワサキ「Ninja ZX-6R」注目ポイント
カワサキ「Ninja ZX-6R」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2025×710×1105mm |
ホイールベース | 1400mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 830mm |
車両重量 | 199kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 636cc |
ボア×ストローク | 67.0×45.1mm |
圧縮比 | 12.9 |
最高出力 | 90kW(122PS)/13000rpm ラムエア加圧時:94kW(128PS)/13000rpm |
最大トルク | 69N・m(7.0kgf・m)/11000rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23.5° |
トレール量 | 101mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 16.2km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 156万2000円(消費税10%込) |