まとめ:斎藤 ハルコ/写真:井上 演
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2024年7月号に掲載したものを一部編集して公開しています。
今回のゲストは女優・モデル、カメラマンとして活動する彩雪(ayase)さん!
本日のコーディネイト
ファッション好きであり、人気アパレルブランド『L.H.P』とのコラボウエアが販売中の彩雪さん。全身ブラックコーデはボリュームのあるトップスにタイトなボトムを合わせバランスを取っています。
彩雪(ayase)さんの目標・お悩み
私が携わった作品が誰かの心を動かすものになってほしい(目標)
リラックスすることが苦手…いつも考えすぎて睡眠の質も良くない(お悩み)
さまざまな表現活動に挑戦中のバイク好き女優が登場!
僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願い・目標に合う神社へとご案内するこの連載。第39回のゲストは、女優、モデルとして活躍すると同時に、フリーカメラマンとしても活動中の彩雪さんです!
元・高校の数学教師という異色の経歴を持つ彩雪さん。女優やモデルという表舞台に立つ仕事と、カメラマンという制作側の仕事を両立させながら、人気ブランドとのコラボウエアを発表したり、写真にまつわるコラムを連載したりと、幅広い表現活動に取り組んでいます。そうした活動の様子を美麗な写真と繊細な言葉でつづるSNSも大人気。インスタグラムのフォロワー数は33万人を超えるインフルエンサーでもあります。
そんな彩雪さんの愛車は、カラーリングをブラックで統一したカワサキ・ニンジャ400。バイクに乗り始めたのは約1年前ですが、プライベートはもちろん、仕事先への移動にも使っていて、ほぼ毎日のように乗っているそうです。
ですが、これまで都内~横浜まで出かけたのがいちばんの遠出で、また、普段は神社を訪れることはほとんどないとのこと。彩雪さんにとってはバイクでも、参拝でも、初めて知ることが多かったとお見受けする今回の旅を、いったいどんな感想で受け止めてくれたのでしょうか?
ツーリングの目的地は山梨県の差出磯大嶽山神社
和歌の聖地に鎮座する展望の社
平安時代の歌集『古今和歌集』をはじめ、鴨長明の『方丈記』、松尾芭蕉、与謝野晶子など40首以上の和歌に詠まれた山梨県でも有数の景勝地「差出の磯(さしでのいそ)」の山頂に建つ神社。
甲府盆地と富士山を一望できる境内からの景色は「関東の富士見百景」「山梨県歴史文化公演」に指定された“展望の社”であり、バイク駐車場には愛車との写真スポットを設定するなど、バイク参拝を歓迎してくれるライダーフレンドリーな神社でもあります。
\ 彩雪(ayase)さんだから /
おすすめの3つの理由
1.境内から眺める数々の和歌にも詠まれた絶景
→美しい自然を眺めて緊張を解きリラックス!
2.境内社の笛吹稲荷神社は商売繁盛の神様!
→いま頑張っている芸能のお仕事にも御神徳が
3.緑の中の赤い鳥居と雪を戴く富士山の組合せ
→豊かな自然の色彩と山頂の雪=彩雪に通ずる
考えすぎてしまう彩雪さんに神社でリラックスしてほしい!
現在の彩雪さんの目標は「私が携わった作品が誰かの心を動かすものになって欲しい」というもの。女優をはじめ、さまざま表現の仕事をしていくうえで「視野を広げたい」と、暇さえあれば本や映画から知識を得たり、いろいろな場所に行き、大勢の人と話す時間を大切にしているそうです。
そんな日々の姿からも、御本人のとても真面目な性格が伺えますが、実際「いつも考えすぎてしまい、リラックスが苦手」というのがお悩みでもある様子。そのために「睡眠の質も良くない」そうですが、さすがにそうした具体的な体のお悩みには、僕からは「病院に行ってください」とお伝えするしかできません(笑)。
ですが、〝リラックス〟〝視野を広げる〟というキーワードからすぐに思い浮かんだのが、甲府盆地と富士山を一望できる素晴らしい展望で知られる差出磯大嶽山神社でした。
そもそも彩雪さん、前述の通り「普段、ほとんど神社に行かない」ことを気にして、開運ツーリングのゲスト出演にとても緊張していたそうです。当日の朝も、ご挨拶のあと開口一番「私、神社のことを全然知らないんですがいいんですか?」と聞かれました。
もちろん大丈夫! 本来、神社は緊張や知識を強いる場所ではありません。神社ソムリエとしては、今回の参拝で、彩雪さんの神社への見方が変わったらとても嬉しいなと思います。
差出磯大嶽山神社は
御刻印が打てる神社です!
御刻印めぐりを目的としたライダーの参拝が急増中
専用の革製のお守りに、参拝の証とし各神社仏閣毎の刻印を打つ「御刻印」。参加する神社仏閣は年々増えており、新たなバイク旅の楽しみとして人気となっています。差出磯大嶽山神社は2024年4月から御刻印の参加神社となりました!