エンジンから車体のドレスアップまで、様々なカスタムパーツをリリースするスペシャルパーツ武川からホンダ・リトルカブ用のボアアップキットが登場。ここではキット、マシンの紹介から小ネタ、インプレッションまでをお届けする!!
文:山ノ井敦司/写真:曲渕真介

純正の約3.5倍!? 約11PS発揮する超パワーアップが見込めるボアアップキット!!

画像: SP武川 Rステージコンボキット106cc 26万4000円 ※リトルカブFI(AA01-4000001~)、スーパーカブ50FI(AA01-1700001~)

SP武川
Rステージコンボキット106cc
26万4000円
※リトルカブFI(AA01-4000001~)、スーパーカブ50FI(AA01-1700001~)

Rステージと言えばSP武川が誇るヘッドの1つで、最適なバルブ挟み角、大口径バルブ、燃焼室・ポート形状を採用し、ボアアップしたエンジンの性能をフルに発揮してくれる。

キット自体はボアだけでなく、クランクシャフトも交換することでストロークアップし排気量は106ccまでアップされる。Φ24ビッグスロットルボディはノーマルエアクリーナーボックスを取り外し、エアフィルターを装備。

今回のマシンではレッグシールドが変更されているが、純正の車体に無加工で取り付け可能となっている。インジェクションコントローラーもオリジナルのFIコン TYPE-eが同梱されており、純正ECUにカプラーオンで取り付け可能。エンジンパーツに合わせてセッティングされたマップが複数用意してあり、エンジンの仕様に合わせてPC、スマホを使って変更可能。

画像: 純正の約3.5倍!? 約11PS発揮する超パワーアップが見込めるボアアップキット!!

リトルカブの軽量な車体がよりパワーアップを実感させる!!

画像: リトルカブの軽量な車体がよりパワーアップを実感させる!!

上のパワーグラフの数値を見ると乗る前からその違いは明らか、実際に試乗すると走り出しから笑ってしまうほどの違いというか、もはや別のマシン、エンジンとなっている。トルクフルなエンジンは軽量な車体を前に、前にグイグイと進め、体が後ろに持っていかれるほど加速していく。乗り比べしたわけではないが、ぶっちゃけ純正のスーパーカブ110クラスより速い、パワフルな感覚さえ感じた。乗り続けると久しぶりに感じる軽量な車体が素晴らしい!! ヒラヒラと曲がり、アクセルを開ければグッと加速、オートバイの楽しさがフルに楽しめる車体となっていた。

しか〜し、気をつけなければいけないのが、ブレーキがドラムということ!! 調子に乗ってアクセルを開けまくると止まらない(笑)。シューは事前に交換、またはブレーキアームをより利きやすい位置に変更しておくことを強くおすすめする!!

リトルカブ用カスタムパーツも豊富にリリース

エンジンが見えるようにレッグシールドは変更されスッキリとさせ、各部のメッキパーツでドレスアップされた車体。前後フェンダーに装着されるガーニッシュは取り付けも超〜簡単なので、カスタムしたことがない、全くバイクいじれないという方でも取り付け可能だろう。

今回試乗した車体のベースはリトルカブFI(AA01)。1997年にカブシリーズのスタイリングはそのままに、前後に14インチホイールを採用し、カジュアルなイメージを与えるカラーリングで登場。14インチホイール以外にも705mmの低シート高、79kg(セル付 81kg)の軽量な車体も魅力。2007年にはFIとなり、最後となる車体が発売されていたのは2019、2020年頃まで。発売年数も長く、中古車も豊富なので、現行のカブシリーズ以外をお探しの方におすすめ。

純正のヘッドは四角いカバーとなっているが、フィンが用意される武川製のZスタイルヘッドカバーにすることで、馴染みのあるエンジンの見た目となっている。ボアアップに合わせオイルクーラーを装備。ボアアップしたことで高回転となり、発熱量がアップするので必須アイテムの1つ。その他、見た目的にも如何にもエンジンやってます!! 感も出せる。

画像: リトルカブ用カスタムパーツも豊富にリリース

マフラーはP-SHOOTERマフラーに交換。可愛らしい見た目ながらボアアップしたエンジンの性能をフルに発揮。キャブトンタイプの見た目がリトルカブとピッタリ。

ちょっと小ネタ。特別仕様だらけのリトルカブ

今回の内容とは少し関係ないが、リトルカブと言えば●●記念、●●スペシャルといった特別仕様の多さが特徴で、発売年となる1997年に最初の特別モデル(※写真無)が初めに登場し、1998年に50thアニバーサリースペシャル、2000年に2000年スペシャルモデル(スケルトン外装)、スペシャルカラー、2002年にもスペシャルカラー、2005年にリトルカブ・スペシャル、2008年にはスーパーカブ誕生50周年を記念したスペシャルモデル、2013年にはリトルカブ55周年スペシャル(レッドとブラックの2色)、2015年にはスーパーカブの立体商標登録を記念したスペシャルモデルと、他の車種では考えられないほど特別仕様の車体が発売されていた。ちなみに今回試乗した車体は2019年に発売されていた最終モデル。

画像: ちょっと小ネタ。特別仕様だらけのリトルカブ

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