日本でも古くから人気を誇るイタリアのブーツブランド・ガエルネ。新製品「パンテーラ ネオブラック」は、多くのユーザーがちょうどいいと感じらそうな仕様になっている。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

ガエルネ「パンテーラ ネオブラック」テスト&レポート

画像: GAERNE PANTERA NEO BLACK 税込価格:3万8500円 サイズ:26.0、26.5、27.0、27.5、28.0(cm) カラー:ブラック 販売元:ジャペックス

GAERNE
PANTERA NEO BLACK

税込価格:3万8500円
サイズ:26.0、26.5、27.0、27.5、28.0(cm)
カラー:ブラック
販売元:ジャペックス

日本のライダーのために作られた透湿防水のショートブーツ

『ガエルネ』はイタリアに本社を置く世界屈指のブーツメーカー。モトクロス、ロードの競技用ブーツで名を馳せ、そのノウハウを活かしたツーリングブーツも豊富に展開している。国内では『タフギア』と『パンテーラ』の両シリーズが人気モデルとなっている。

この『パンテーラ・ネオブラック』は、ツーリングライダーに支持されているパンテーラを進化させた製品。輸入発売元であるジャペックスとガエルネ本社との協力によって、日本人ライダーの足形、使い方に合わせた仕様を3年かけて作り上げた。

アッパーは通気性のあるマイクロファイバーに、圧倒的な防水・透湿機能を誇るゴアテックスという最強のコンビネーション。さらに最高峰MXブーツと同じバックルシステムを組み合わせ、フィット性と耐久性の高さを実現している。

ヘビーデューティーな作りだけに片側750g(26.5cm)と相応の重さがあるが、3mm単位で調整できるラチェットで足にフィットさせると重さは気にならず、むしろ甲から足首までしっかり守られているという安心感が高い。

加えて履き口前後の高さが絶妙に設定されているからペダルの操作性もいい。バックルによってグローブを着けたまま履き脱ぎできること、歩きやすさが確保されていることもツーリングシーンでは有利だ。

ガエルネ製品はイタリアの職人によって手作りされているが、日本国内にも修理工場があり、ソールやバックルの交換も依頼できる。日本人向けの足形設計に加え、アフターフォローが充実していることもヘビーユーザーが多い理由だろう。

画像: 同社の最高峰MXブーツと同じバックルを採用。グローブを着けたままでも履き脱ぎでき、ストラップ部のラチェット機構によって好みのフィット感が得られる。

同社の最高峰MXブーツと同じバックルを採用。グローブを着けたままでも履き脱ぎでき、ストラップ部のラチェット機構によって好みのフィット感が得られる。

画像: 前側に設けたマチで雨の侵入をシャットアウト。バックルを閉じた状態では内側に折り畳まれているが、バックルを外せば大きく開いて履き脱ぎがスムースに行える。

前側に設けたマチで雨の侵入をシャットアウト。バックルを閉じた状態では内側に折り畳まれているが、バックルを外せば大きく開いて履き脱ぎがスムースに行える。

内側と外側でトレッドパターンが異なるソールを採用。ステップに引っ掛かることがなく、未舗装路面で滑りにくいという、ツーリングブーツに相応しい工夫だ。日本人の足形に合わせてあるので普段のスニーカーより1サイズ上(26cmの人なら26.5cm)を選べばほとんどの人にマッチする。厚手の靴下を履く前提なら2サイズ上を選ぶといい。

画像: ゴアテックスによる高い防水透湿性能とタフな作りで着用シーンを問わない。豪雨の高速道路を1時間走っても浸水はまったくなかった。

ゴアテックスによる高い防水透湿性能とタフな作りで着用シーンを問わない。豪雨の高速道路を1時間走っても浸水はまったくなかった。

画像1: GORE-TEX採用! 雨に強いツーリング用ショートブーツ|ガエルネ「パンテーラ ネオブラック」着用レビュー

テスター太田安治の欲張りリクエスト

バックルシステムは精度が高く、微調整も効くが、履き脱ぎの際に上下2本のストラップをベースに抜き差しする手間が掛かる。バックルを起こしてテンションを抜くだけで履き脱ぎできれば便利。小柄なライダー用に厚底仕様があっても良さそう。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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